2019年5月2日に発売予定の海外版ダーク・ネオストームにて、海外先行で収録されるカードの情報が判明しました。
誤訳があるかもしれませんが、今回はその内の1枚である「Muddy Mudragon」について考えていきます。
目次
海外先行カードであるシンクロモンスター「Muddy Mudragon」の考察と考案!
シンクロ・効果モンスター
レベル6/闇属性/ドラゴン族天使族/ATK500/DEF2200
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードは、融合モンスターカードにカード名が記された融合素材モンスター1体の代わりにできる。その際、他の融合素材モンスターは正規のものでなければならない。
②:融合モンスターカードによって決められた、このカードを含む融合素材モンスターを自分フィールドから墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
「日本語訳」
レベル6の闇属性・ドラゴン族シンクロモンスターで、攻撃力は500守備力は2200です。
召喚条件はチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上になっています。
2つの効果を持っており、1つ目はこのカードは融合モンスターにカード名が記された融合素材モンスター1体の代わりにでき、その際他の融合素材モンスターは正規の物でなければならないというもの。
2つ目は融合モンスターカードによって決められたこのカードを含む融合素材を自分フィールドから墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚するというものです。
汎用素材で出せるレベル6シンクロモンスターであり、属性・種族からサポートカードも豊富に存在します。
比較的簡単に出せるシンクロモンスターではあるものの、2の効果との都合を考えると性能を活かすにはある程度以上の展開力が必要です。

1の効果は「沼地の魔神王」等と同じ融合素材代用効果です。
効果にもある通り融合素材としてこのカードを代用させたい場合、その融合モンスターは融合素材にカード名を指定しているモンスターがいる必要があります。
具体例を挙げると、出したい融合モンスターが「超魔導剣士 ブラック・パラディン」の場合は融合素材にカード名が記されている「ブラック・マジシャン」か「バスター・ブレイダー」の代わりとして融合素材代用モンスターを融合素材に使えます。
それに対し「オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン」を出したい場合、融合素材は「オッドアイズ」モンスターとペンデュラムモンスターになっているのでカード名が記されておらず、「オッドアイズ」モンスターでもペンデュラムモンスターでもない融合素材代用モンスターを融合素材に使用することは出来ません。
2の効果は自身を含めて自分フィールドから素材を選んで融合召喚するという効果です。
当然融合召喚するにはこのカードに加えて融合素材モンスターが自分フィールドに存在する必要があります。
自分フィールド限定ではありますが1の効果も併せれば様々な融合モンスターを融合召喚出来ます。
誤解してしまうかもしれませんが、1と2の効果は別に存在するのでこのカードを融合素材とする場合は必ずしも素材代用効果を使わなければいけないというわけではありません。

ですので「スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン」等、ステータス上このカードが融合素材となれる場合は2の効果で問題なく融合召喚出来ます。
「Muddy Mudragon」と相性の良いカードやデッキを紹介!
ジャンクドッペルデッキ
「ジャンク・シンクロン」や「ドッペル・ウォリアー」を駆使したシンクロデッキです。
このデッキではレベル6シンクロが容易であり、展開力もあるので「Muddy Mudragon」を出しつつ融合素材をフィールドに並べることが出来ます。
運用法の具体例を挙げると、「ジャンク・シンクロン」を召喚して墓地の「ドッペル・ウォリアー」を蘇生→
2体で「アクセル・シンクロン」をシンクロ召喚して「ドッペル・トークン」2体生成→
「アクセル・シンクロン」と「ドッペル・トークン」1体で「Muddy Mudragon」をシンクロ召喚→
「Muddy Mudragon」の効果で「ドッペル・トークン」と自身を融合素材に「波動竜騎士 ドラゴエクィテス」を融合召喚が出来ます。
「サイバース・クロック・ドラゴン」
融合素材が「クロック・ワイバーン」+リンクモンスター1体以上の融合モンスターであり、自己強化効果と他のモンスターを守る効果条件を満たすことで魔法カードをサーチできる効果を持っています。
「クロック・ワイバーン」の代用として「Muddy Mudragon」を使えますので、自分フィールドにリンクモンスター1体以上と「Muddy Mudragon」が並べば融合召喚が狙えます。
チューナーをリクルートできる「水晶機巧-ハリファイバー」と組み合わせるのが一番やりやすいでしょう。
こちらも具体例を挙げると、「サイバース・ガジェット」を召喚して墓地の「幻獣機オライオン」を蘇生→
2体で「水晶機巧-ハリファイバー」をリンク召喚し素材にした2体の効果で「ガジェット・トークン」と「幻獣機トークン」を生成→「水晶機巧-ハリファイバー」の効果でデッキからレベル3チューナーをリクルートして「幻獣機トークン」と併せて「Muddy Mudragon」をシンクロ召喚→
「ガジェット・トークン」を素材にリンク1モンスターをリンク召喚→「Muddy Mudragon」の効果で自身とリンクモンスター2体で「サイバース・クロック・ドラゴン」を融合召喚出来ます。
このコンボで出した「サイバース・クロック・ドラゴン」ならデッキの上からカードを3枚墓地へ送ることで攻撃力5500とかなりの高火力となれますし、その後を考えて「水晶機巧-ハリファイバー」を融合素材に選ばないという選択肢もあります。
「Muddy Mudragon」の評価は?まとめ
融合素材代用効果と融合効果の両方を持っているため、融合召喚を強力にサポートできます。
とはいえこのカード自体がシンクロモンスターであるため、レベル6シンクロモンスターが出せて尚且つ融合召喚も狙えるデッキでなければ性能を十全に活かせることは難しいでしょう。
今回紹介したようにシンクロやリンクを主軸としたデッキに出したい融合モンスターとセットでこのカードをピン挿しすることも可能ではあります。
このカードの効果自体はシンクロ召喚に限定されていないため、一度出してからは蘇生することで1デュエル中に複数回融合召喚を狙うことも出来ます。
総評としては、性能を100%活かすにはデッキを選ぶもののシンクロからの融合という運用は今後のテーマやコンボの発見次第では十分化ける可能性がある、となります。