Vジャンプ(2019年5月号開始)一年間購読特典で登場するカード3種類の詳細が判明しました。今回はその内の1枚である「EMミス・ディレクター」について考えていきたいと思います。
目次
漫画版で遊矢が使っていた「EMミス・ディレクター」の考察と考案!
チューナー・効果モンスター
星6/闇属性/魔法使い族/攻 0/守2000このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「オッドアイズ」モンスターが存在する限り、
相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。(2):このカードがモンスターゾーンに守備表示で存在する限り、
自分の「オッドアイズ」モンスターは戦闘では破壊されず、
その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。(3):自分の墓地のレベル1モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを効果を無効にして特殊召喚し、
そのモンスターとこのカードのみを素材としてS召喚する。
レベル6の闇属性・魔法使い族チューナーで、攻撃力は0守備力は2000です。
3つの効果を持っており、1つ目は自分フィールドに「オッドアイズ」モンスターが存在する場合に自身は攻撃対象にならない効果。
2つ目は自身が守備表示で存在する限り自分の「オッドアイズ」モンスターは戦闘で破壊されなくなりその戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる効果。
3つ目は自分の墓地のレベル1モンスター1体を蘇生してそのモンスターと自身のみを使ってシンクロ召喚をする効果です。
レベルは高いものの攻撃力は低く「EM」モンスターであるためサポートカードは多いです。
1の効果ですが、自身を攻撃対象にさせなくするこうかです。攻撃力が0であることや守備力も突破がそう難しくないことを考えるとありがたい効果です。
自分フィールドに「オッドアイズ」モンスターがいる必要はありますが2の効果もあるため場持ちはそれなりに期待できます。
2の効果は「オッドアイズ」モンスターへの戦闘耐性付与とその戦闘ダメージを0に出来るため、このカードがいれば自分フィールドの「オッドアイズ」モンスターは戦闘では倒せなくなります。
場持ちが良くなるためステータスが低い「オッドアイズ」モンスターを守ったり相手ターン中に効果を発動できる「オッドアイズ」モンスターを守ったりできます。
自身が守備表示で存在する場合に適用される永続効果ですので、アドバンス召喚では難しい点は気を付けましょう。
3の効果は起動効果で墓地のレベル1モンスターを蘇生してシンクロ召喚ができます。
レベル7では様々な汎用シンクロモンスターが存在するため状況に応じたモンスターをシンクロ召喚することが出来ます。
「オッドアイズ」で言えば「オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン」がありますし、他にも具体例を挙げるなら「クリアウィング・シンクロ・ドラゴン」や「ブラック・ローズ・ドラゴン」等が有用です。
「EMミス・ディレクター」と相性の良いカードは?
「オッドアイズ・ペルソナ・ドラゴン」
フリーチェーンでエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターの効果をターン終了時まで無効にする効果を持ちます。
リンクモンスターが主流の現在でも妨害性能としては優秀であるため、「EMミス・ディレクター」と並べることでこのカードの場持ちも良く出来ます。
また「EMミス・ディレクター」は効果への耐性は付与できないため、除去効果を持つエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターの効果をこのカードで無効にすれば突破されにくくなります。
相手の妨害を出来るモンスターの場持ちを良くするという点では、更に対応力が高い「オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン」も相性が良いです。
「カクリヨノチザクラ」
自分及び相手の墓地から1枚ずつ魔法・罠カードを除外することで手札から自己特殊召喚できる効果、自身をリリースすることで自分または相手の墓地の融合・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスター1体を除外し、そのモンスターとは種類が異なるモンスター1体を蘇生する効果を持ちます。
「EMミス・ディレクター」を採用する「オッドアイズ」デッキでは融合・シンクロ・エクシーズ・リンク(ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラムを含めた場合)モンスターと多種類のモンスターを扱うため蘇生効果を活かせます。
このカード自体のレベルが1であるため「EMミス・ディレクター」の蘇生先としても有用である点が相性が良いです。
「EMミス・ディレクター」の蘇生先として使いやすいレベル1モンスターとしては、「速攻のかかし」等も挙げられます。
「EMミス・ディレクター」は「EM」デッキに採用する!?評価は?
「EMミス・ディレクター」は「オッドアイズ」モンスターと組み合わせることで真価を発揮する上に、「EM」モンスターの中ではレベルが高めなことやデッキに採用するペンデュラムモンスターの割合が高いと3の効果も使えないため「EM」デッキへの採用優先度は低いと思われます。
とはいえ「オッドアイズ」デッキでも相性の良いレベル1モンスターを採用しなければ3の効果を使い難いためデッキ構成と検討する必要があります。
このカードのレベルが6でありペンデュラム召喚でフィールドに出すことが基本となるにしても、このカード自体がペンデュラムモンスターで無いため事故要因にもなりかねません。
いっそのこと1と2の効果を諦めて3の効果のみに期待して魔法使い族デッキに採用するという選択も有りではあります。
性能を十全に活かすには意識したデッキ構成が必要であり既存の「オッドアイズ」デッキでもただ採用するだけでは運用が難しいであろう、というのが全体の評価です。