2021年12月4日に発売予定のストラクチャーデッキ-アルバ・ストライク-にて「氷剣竜ミラジェイド」が収録されることが判明しました。
そこで今回は「氷剣竜ミラジェイド」の効果を考察し、相性の良いカードなどについて紹介していきたいと思います。
「氷剣竜ミラジェイド」の効果考察!
融合・効果モンスター
星8/闇属性/幻竜族/攻3000/守2500
「アルバスの落胤」+融合・S・X・リンクモンスター
(1):「氷剣竜ミラジェイド」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):自分・相手ターンに1度、「アルバスの落胤」を融合素材とする融合モンスター1体をEXデッキから墓地へ送って発動できる。
フィールドのモンスター1体を選んで除外する。
次のターン、このカードはこの効果を使用できない。
(3):融合召喚したこのカードが相手によってフィールドから離れた場合に発動できる。
このターンのエンドフェイズに相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
「氷剣竜ミラジェイド」は闇属性・幻竜族のレベル8融合モンスターであり、攻撃力は3000守備力は2500になっています。
素材指定は
「アルバスの落胤」+融合・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスター
となっています。
融合・シンクロ・エクシーズ・リンクのいずれかを扱うデッキは数多く存在するため、「アルバスの落胤」が持つ自身と相手フィールドのモンスターを融合素材にして融合召喚する効果を使えば様々な相手モンスターを融合素材として除去しつつ「氷剣竜ミラジェイド」の融合召喚が狙えます。
1つ目の効果は、「氷剣竜ミラジェイド」は自分フィールドに1体しか存在できないというものです。
この効果により同名モンスターを自分フィールドに複数体並べることは出来ません。
融合素材の都合上「アルバスの落胤」を主軸としているデッキではこのカードの融合召喚は容易ですが、2の効果目当てに「氷剣竜ミラジェイド」を複数体並べたり、自分フィールドの「氷剣竜ミラジェイド」を2体目の「氷剣竜ミラジェイド」の融合素材にしたりといったことは出来ない点には要注意です。
2つ目の効果は、自分・相手ターンに1度「アルバスの落胤」を融合素材とするモンスター1体をエクストラデッキから墓地へ送ることで、フィールドのモンスター1体を選んで除外するというものです。
「アルバスの落胤」を融合素材とするモンスターの中には『このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる』効果を持つものもいるため、それらを優先的にコストにすることで除去をしつつもアドバンテージを稼ぐという動きが推奨されます。
対象を取らない除外効果という除去性能の高さに加えて、フリーチェーンで発動できることから制圧力としても活用できます。
注意点として、この効果は1度使用すると次のターン使用できなくなるという制約を持つので、毎ターン使うことは出来ません。
カード名指定があるわけではないので、効果使用後のこのカードを何らかの方法でフィールドから離れさせてその後新たに「氷剣竜ミラジェイド」を出せば再びこの効果を使えます。
3つ目の効果は、融合召喚した自身が相手によってフィールドから離れた場合に、このターンのエンドフェイズに相手フィールドのモンスターを全て破壊するというものです。
条件は相手によってフィールドから離れた場合なので受動的ではありますが、自爆特攻をすれば能動的に使うことも可能です。
フィールドから離れた場合という広い括りであるため、戦闘破壊や効果破壊はもちろん除外や墓地へ送るといった除去をされた場合にも使えるのは優秀です。
タイミングはそのターンのエンドフェイズとやや遅いため、このカードを除去した後で相手が効果破壊耐性を持ったモンスターを出してこの効果での破壊を免れるということも考えられます。
その際2の効果を同じターン中に使えていたなら、コストにした「灰燼竜バスタード」等の効果でエンドフェイズにリクルートした「アルバスの落胤」で効果破壊耐性を持つ相手モンスターを融合素材として除去することも可能です。
元々の攻守の高さや2の効果もあるため、対象を取らないモンスター一掃破壊効果は牽制として十分に機能してくれるでしょう
「氷剣竜ミラジェイド」と相性の良いカードを紹介!
融合素材代用モンスター
遊戯王OCG 沼地の魔神王 ノーマル SPFE-JP040 遊☆戯☆王ARC-V [フュージョン・エンフォーサーズ]
「沼地の魔神王」のように『融合モンスターカードにカード名が記された融合素材モンスター1体の代わりに出来る』という効果を持ったモンスターの総称です。
「氷剣竜ミラジェイド」の融合素材は比較的簡単に出せるリンクモンスターでも良いため、融合素材代用モンスターを「アルバスの落胤」の代わりにすることで融合召喚を行う様々なデッキに採用することが可能になります。
また相手フィールドのモンスターを融合素材に出来る「超融合」と融合素材代用モンスターを併せれば、相手フィールドの融合・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスターを素材として除去しつつ「氷剣竜ミラジェイド」の融合召喚が出来るため優秀です。
「ストライカー・ドラゴン」
遊戯王 VJMP-JP165 ストライカー・ドラゴン【ウルトラレア】 2019年 Vジャンプ8月特大号 付録
レベル4以下のドラゴン族モンスター1体を素材にリンク召喚できるリンク1モンスターです。
「アルバスの落胤」1体を素材にして出せるリンクモンスターであるという点が重要であり、このカードのリンク召喚後に「白の烙印」や「赫の烙印」等を使うことで自分のモンスターのみを融合素材に使って「氷剣竜ミラジェイド」を融合召喚していけます。
またこのカードのリンク召喚成功時にサーチできる「リボルブート・セクター」は「アルバスの落胤」の効果を使用するための手札コストに当てるという使い方も可能ではあります。
「烙印竜アルビオン」
遊戯王 LIOV-JP033 烙印竜アルビオン (日本語版 ウルトラレア) ライトニング・オーバードライブ
「アルバスの落胤」を融合素材に指定している融合モンスターの内の1体であり、融合召喚成功時に融合効果を持っています。
このカードの融合効果では墓地のモンスターも融合素材に出来るため、素材として使用した「アルバスの落胤」とあらかじめフィールドや墓地に用意しておいた融合・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスターを素材に「氷剣竜ミラジェイド」の融合召喚ができます。
「烙印竜アルビオン」と「氷剣竜ミラジェイド」が並んだ後は、「氷剣竜ミラジェイド」の2の効果を使ったりランク8エクシーズを使うことで有利な盤面を構築していけます。
「氷剣竜ミラジェイド」の2の効果でコストに「灰燼竜バスタード」を選んだなら「教導の聖女エクレシア」から「教導の騎士フルルドリス」を用意できますし、このターン中に「烙印竜アルビオン」を墓地へ送って「烙印凶鳴」をセットすれば次の相手ターンに墓地へ送った「氷剣竜ミラジェイド」を蘇生して再び2の効果を使うことも狙えるでしょう。
「氷剣竜ミラジェイド」の融合モンスターとしての評価は?まとめ!
「氷剣竜ミラジェイド」は素材指定の緩さから「アルバスの落胤」の効果で相手モンスターを素材に使いやすく、それに加えてフリーチェーンの除去効果や道連れ的に使える一掃効果も持つことから非常に優秀な融合モンスターであると評価できます。
工夫無しでは「氷剣竜ミラジェイド」の2の効果を使えるのは2ターンに1度というのも、出しやすさなどを考えれば十分許容できる調整になっているように感じますし、だからこそ工夫のしがいもあると思います。
効果の優秀さもさることながら、「アルバスの落胤」を融合素材に指定している融合モンスターの中では元々の攻撃力が最高値ということもあるので、「アルバスの落胤」を主軸としたデッキでは大いに活躍してくれることでしょう。