2019年11月9日に発売予定のデュエリストパック-レジェンドデュエリスト編6-にて、「HERO」テーマの強化として収録される新規カード「E・HERO リキッドマン」の情報が判明しました。
今回はその「E・HERO リキッドマン」について考察や評価をしていきます。
目次
「E・HERO リキッドマン」の考案と考察!!
発売まで、いよいよあと5⃣日❗️
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効果モンスター 星4/水属性/戦士族/攻1400/守1300
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した時、 「E・HERO リキッドマン」以外の自分の墓地の レベル4以下の「HERO」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。
(2):このカードが「HERO」融合モンスターの融合召喚の素材になり、 墓地へ送られた場合または除外された場合に発動できる。 自分はデッキから2枚ドローし、その後手札を1枚選んで捨てる。
レベル4の水属性・戦士族であり、攻撃力は1400守備力は1300です。
2つの効果を持っており、このカード名の効果は1ターンに1度いずれか1つしか使用できません。
1つ目は自身の召喚成功時にこのカードと同名カード以外のレベル4以下の「HERO」モンスター1体を自分の墓地から特殊召喚できる効果です。
2つ目はこのカードが「HERO」融合モンスターの融合召喚の素材として墓地へ送られた場合または除外された場合に発動でき、自分は2枚ドローし手札を1枚捨てるという効果です。
まずステータスですが「E・HERO」や「HERO」サポートカードの恩恵を受けられるのは当然のこととして、攻守も1500を下回る程度であり高すぎるというわけではないので攻守参照のサーチ・リクルートも行うことが可能です。
また種類が多くはなかった水属性「E・HERO」モンスターであるため「E・HERO アブソルートZero」の融合素材として有用であったり水属性サポートカードも使用できます。
1の効果ですが、自身の召喚時に墓地の下級「HERO」モンスターを蘇生できるというものです。表示形式指定や効果無効などの制約も無いため「E・HERO エアーマン」等の特殊召喚成功時に発動する効果を持つ「HERO」モンスターを蘇生することで更なるアドバンテージ獲得に繋がります。
範囲も「HERO」モンスターと広いのは魅力的です。
蘇生したモンスターと自身でフィールド融合も狙えますし、リンク召喚やエクシーズ召喚も可能なためエクストラデッキ次第では様々な状況に対応することが出来ます。
2の効果は融合召喚の素材として墓地に送られたまたは除外された場合に2枚ドローし手札を1枚捨てる効果です。
実質1枚のアドバンテージなので、融合召喚の消費を補うことが出来る点は優秀です。
除外にも対応しているため「ミラクル・フュージョン」で墓地から融合素材にした場合にも発動でき、仮に融合素材を墓地からのみ選んだのであれば、「E・HERO リキッドマン」のこの効果で「ミラクル・フュージョン」1枚という手札消費分は完全に補填できることになります。
「HERO」デッキであれば有効に活用できる優秀な効果を持っているこのカードですが、運用する上で気を付けなければいけない点もあります。
それはこのカードの効果は1ターンに1度いずれか1つしか使用できないことです。
この制約があることによって「E・HERO リキッドマン」の1の効果で墓地の「E・HERO ブレイズマン」を蘇生しその効果により「融合」をサーチ→
「E・HERO リキッドマン」と「E・HERO ブレイズマン」を使って融合召喚して「E・HERO リキッドマン」の2の効果を使用、といった運用法は不可能になります。
もちろん2の効果を使えないで良いのであれば上記のような運用で融合素材にすること自体は問題なく出来ます。
なんとなくの認識しかないと実際に使った際にうっかりしてしまうこともあり得るので、1ターンに1度いずれか1つしか使えないことはしっかり覚えておくと良いでしょう。
「E・HERO リキッドマン」と相性の良いカードを紹介!!
「V・HERO ヴァイオン」
「E・HERO リキッドマン」の1の効果でこのカードを蘇生した際に墓地肥やし効果を使うことで、「ミラクル・フュージョン」で使いたい融合素材を墓地に用意しておくことが出来ます。
また「V・HERO ヴァイオン」を召喚してその効果によって「E・HERO リキッドマン」を墓地に送り、「ミラクル・フュージョン」で「E・HERO リキッドマン」を素材にすることで2の効果を狙うという運用も出来ます。
「V・HERO ヴァイオン」自体が「HERO」デッキに汎用的に採用できる優秀なカードであるため無理なく組み合わせられます。
「E・HERO アブソルートZero」
「E・HERO リキッドマン」は融合素材のどちらの指定にも対応しているため、必然的に融合召喚が狙いやすくなります。
エース級のステータスをしており、フィールドから離れた際に相手モンスターを一掃する強力な除去効果を持っています。
重要な点として、「E・HERO アブソルートZero」は他の属性融合の「E・HERO」モンスターと違い素材指定が「HERO」モンスター+水属性モンスターと緩いです。
そのため「V・HERO」+「E・HERO リキッドマン」や「D-HERO」+「E・HERO リキッドマン」でも出せたりと、「E・HERO リキッドマン」自体が他の「HERO」デッキにも採用しやすいことも含めて「ミラクル・フュージョン」等とセットで採用することも視野に入ります。
「E・HERO サンライザー」
融合・効果モンスター 星7/光属性/戦士族/攻2500/守1200 属性が異なる「HERO」モンスター×2 このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。 デッキから「ミラクル・フュージョン」1枚を手札に加える。
(2):自分フィールドのモンスターの攻撃力は、 自分フィールドのモンスターの属性の種類×200アップする。
(3):このカード以外の自分の「HERO」モンスターが戦闘を行う攻撃宣言時に、 フィールドのカード1枚を対象として発動できる。 そのカードを破壊する。
同時収録されることからも元からそのようにデザインされているのだと思われますが、「E・HERO リキッドマン」と非常に相性が良い融合モンスターです。
まずこのカードの融合素材が属性の異なる「HERO」モンスター2体と緩いですし、特殊召喚成功時に「ミラクル・フュージョン」をサーチすることができます。
水属性の「HERO」モンスターは多くないため「E・HERO リキッドマン」は融合素材として有用ですし、すでに「E・HERO リキッドマン」の1の効果を使っていないのであれば2の効果で手札補充を行えます。
それに加えて「E・HERO サンライザー」の効果でサーチした「ミラクル・フュージョン」があるので、次のターン以降に発動して「E・HERO リキッドマン」を素材にすることで再び「E・HERO リキッドマン」の2の効果を使ってアドバンテージを稼げます。
「E・HERO リキッドマン」の評価は?まとめ!
2つの効果はどちらも優秀でありこれから先「E・HERO エアーマン」等に続く「HERO」デッキ汎用カードとしての活躍が見込めるカード、というのが評価になります。
1ターンに1度いずれか1つしか使用できないという使用制限によって強すぎない程度にバランスが取れていると思うので、そういった意味でも良強化と言えるでしょう。