基本パック、ライジング・ランペイジに「救魔の奇石」という永続罠カードが収録されました。
カードイラストは「救魔の標」と関連していますが、効果には関連性がない「救魔の奇石」について考えていきます。
目次
「求魔の奇石」の考察と考案!!
カード名ターン1で発動できる永続罠カードです。
自分フィールドの表側表示モンスター1体または自分の墓地のモンスター1体を除外してこのカードを発動でき、発動後このカードを除外したモンスターの元々のレベルと同じレベルを持つ通常モンスター(光属性・魔法使い族・攻守0)となりモンスターゾーンに特殊召喚します。
このカードは罠カードとしても扱います。
コストで除外したモンスターと同じレベルの罠モンスターを特殊召喚できるという効果になっています。
レベルを必要としていますので、レベルを持たないエクシーズモンスターやリンクモンスターをコストとして除外することは出来ません。
除外したモンスターに応じたレベルになる罠モンスターということを出せるというのがこのカードの最大の特長になります。
トークンではないためエクシーズ素材に使うことが可能です。
コストとして除外するのは自分フィールドからも選べますが、除外することがメリットにならない状況であれば基本的には墓地のモンスターを除外して使った方が良いでしょう。
罠モンスターとなったこのカードは光属性・魔法使い族ですので、その点を活かした使い方をするというのもありだと思います。
「救魔の奇石」と相性の良いカードやデッキは?
ランク8エクシーズデッキ
ランク8のエクシーズモンスターをエクシーズ召喚することを主軸としたデッキであり、代表的なものとしては「ギャラクシー」や「ギミック・パペット」等が挙げられます。
2019年5月5日現在ではレベル8の罠モンスターは存在しませんので、「救魔の奇石」で墓地のレベル8モンスターを除外することでエクシーズ素材の供給として役に立ちます。
ただし「救魔の奇石」は罠カードであるため発動するまでに1ターンかかることを考えると、自己特殊召喚が可能なレベル8モンスターを採用したほうが速いという場合も考えられます。
とはいえ、「救魔の奇石」はフリーチェーンで発動できますので、エクシーズ素材として用意したモンスターが相手の除去効果の対象に取られた場合にサクリファイスエスケープとして使うこともできることは覚えておくと良いでしょう。
「フォーチュンレディ」デッキ
魔法使い族統一テーマであり、除外されたカードを扱う手段も豊富に存在するテーマデッキです。
墓地のモンスターも除外できる「救魔の奇石」は「フォーチュンレディ」モンスターを除外する手段として活用できます。
除外した「フォーチュンレディ」モンスターは「フォーチュンレディ・リワインド」で帰還させるとモンスターの展開としても役に立ちます。
「救魔の奇石」と「フォーチュンレディ・リワインド」の2枚を合わせて使えば同じレベルのモンスターが2体並ぶことになりますので、エクシーズ召喚を狙うことも出来るでしょう。
また当サイトでは「フォーチュン・レディ」デッキの紹介も行なっております
当サイトの「フォーチュン・レディ」デッキレシピ に「救魔の奇石」を1枚入れてみると面白いかと思います!
「精神操作」
相手フィールドのモンスター1体を対象とし、そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得ます。
この効果でコントロールを得たモンスターは攻撃宣言できずリリースも出来ないという効果の通常魔法カードです。
コントロールを奪ったモンスターは各種召喚方法の素材にしてしまうというのが主な使い方として有名ですが、「救魔の奇石」のコストとして除外してしまうという手もあります。
除外することで相手はそのモンスターを後で墓地利用するということも出来なくなります。
ただし前述もしましたが、コストとして除外できるのはレベルを持つモンスターだけですのでエクシーズ・リンクモンスターはコストに使えない点は覚えておきましょう。
「救魔の奇石」の評価は?
既に罠モンスターは数多くの種類が存在しています。それらと比べるとコストとして除外したモンスターと同じレベルになることが最大の違いではありますが、このカードだからこそできるという使い道は多くないように思います。
加えて言えば、高速化している昨今では発動までにターンがかかる上にモンスター1体を出すことしかできない罠モンスターは採用優先度が低いカードでもあります。
総合した評価をしますと、レベルが定まっていない罠モンスターという特徴がありますがそれを活かすのは難しいというものになります。
もちろん私が思いついていないだけで、「救魔の奇石」を使った優秀なコンボはあるかもしれないので考えてみるのも良いと思います。