2020年4月18日に発売予定の基本パックであるライズ・オブ・ザ・デュエリストに「混沌魔龍 カオス・ルーラー」なるカードが収録されることが判明しました。
そこで今回は新たな「カオス」モンスターとなる「混沌魔龍 カオス・ルーラー」についての考察をしていきます。
「混沌魔龍 カオス・ルーラー」の効果考察!
発売まで、あと8⃣日❗️
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— 【公式】遊戯王OCG (@YuGiOh_OCG_INFO) April 10, 2020
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。
自分のデッキの上からカードを5枚めくる。
その中から光・闇属性モンスター1体を選んで手札に加える事ができる。
残りのカードは墓地へ送る。
(2):このカード以外の光・闇属性モンスターを1体ずつ、
自分の手札・墓地から除外して発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
レベル8の闇属性・ドラゴン族シンクロモンスターであり、属性・種族だけでなくシンクロモンスターである点などからも多くのサポートカードの恩恵を受けられます。
攻撃力は3000守備力は2500とエース級にあるので火力面での活躍も期待できます。
素材はチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上と汎用ですので、シンクロ召喚すること自体はレベル8のシンクロモンスターを出せるデッキなら問題なく可能です。
1つ目の効果ですが、シンクロ召喚成功時にデッキトップのカード5枚をめくってその中から光・闇属性モンスター1体を手札に加えて残りのカードは墓地に送るという物です。
シンクロ召喚成功時しか使えずデッキトップ操作をしておかないと好きなカードを手札に加えることは出来ませんが、4~5枚の墓地肥やしが出来るという利点もあります。
墓地で効果を発動したり墓地にあるカードを利用するカードが多い昨今では、墓地アドバンテージはその後の展開においても大きな価値があります。
ですので最大5枚の墓地肥やしが出来るこのカードは素材とレベルも含めて汎用性のある墓地肥やし手段としても期待できます。
2つ目の効果はこのカード以外の手札・墓地の光属性と闇属性モンスターを1体ずつ除外することで墓地の自身を蘇生できるという物です。
既存の「カオス」モンスター同様に光属性と闇属性モンスターを除外することによる自己特殊召喚であり、当然ではありますが光属性と闇属性の両方をデッキに採用しなければこの効果を使うことは出来ません。
コストは出来るだけ墓地からの方が消耗が少なくなるでしょう。
このカードのシンクロ素材や1の効果で光属性と闇属性のモンスターを墓地に送っておけばコストの確保もそう難しくはありません。
除外を利用するデッキでなければアドバンテージの損失になってしまいますが、デュエル中盤やデュエル終盤では総合打点向上などでも頼れます。
自己蘇生したこのカードはバニラ同然でありフィールドから離れた場合に除外されてしまいますが、シンプルに高いステータスを利用したい場合やレベル8のシンクロモンスターである点を活かしてランク8エクシーズ(例によってエクシーズ素材にすれば除外されないためコストさえ用意できれば複数回の自己蘇生も視野に入る)や更なる高レベルのシンクロ召喚やアクセルシンクロに繋げたりといった使い方も出来ます。
「混沌魔龍 カオス・ルーラー」と相性の良いデッキやカードを紹介!
「カオス」デッキ
「カオス・ソルジャー -開闢の使者-」等の光属性と闇属性モンスターを除外することで特殊召喚できる「カオス」モンスターを主軸としたテーマデッキです。
「混沌魔龍 カオス・ルーラー」のどちらの効果も噛み合っており、「カオス」デッキでは汎用性のあるチューナーを採用することも珍しくないのでシンクロ召喚もそう難しくありません。
元より「混沌魔龍 カオス・ルーラー」自体が他の「カオス」モンスターと同じように光属性と闇属性に関連する効果を持っているため問題なく併せられます。
シンクロデッキ
括りが広いですが、闇属性と光属性を使っていてシンクロ召喚を主軸としているデッキなら「混沌魔龍 カオス・ルーラー」との相性は良いです。
「混沌魔龍 カオス・ルーラー」が汎用レベル8シンクロモンスターということもそうですが、展開力が必要なシンクロデッキにおいて墓地を利用することは肝要であるため1の効果による墓地肥やしはシンプルに有難いです。
汎用性の高い「ジェット・シンクロン」や「幻獣機オライオン」等は墓地で効果を発揮するカードですので墓地に送られたならその後の展開に大きく貢献できるでしょう。
仮に「ジャンクドッペル」デッキであれば、デッキのキーパーツとなる「ジャンク・シンクロン」と「ドッペル・ウォリアー」は共に闇属性ですのでそこに「エフェクト・ヴェーラー」や「幽鬼うさぎ」等の汎用光属性モンスターも併せれば「混沌魔龍 カオス・ルーラー」の自己蘇生も狙えます。
「ライトロード」デッキ
「ライトロード」デッキとは非常に相性が良く、レベル8シンクロが狙いやすい上に闇属性の「トワイライトロード」もいますので、シナジーは抜群です。
多くは語らなくとも、エクストラデッキの枠を多少割いてでも「混沌魔龍 カオス・ルーラー」を入れたいデッキと言えます。
「セフィラの神託」
「セフィラ」モンスターを素材にシンクロ召喚に成功した場合、デッキのモンスター1体をデッキトップに置ける効果があるフィールド魔法カードです。
このカード発動下で「セフィラ」モンスターを素材に「混沌魔龍 カオス・ルーラー」をシンクロ召喚することで、デッキトップに実質的にデッキから任意のモンスター1体を含めて墓地肥やしが出来たりデッキトップに置くのが光属性か闇属性のモンスターであれば1体のサーチ+4枚の墓地肥やしが出来ます。
「セフィラ」デッキでの運用が主になりますが、「混沌魔龍 カオス・ルーラー」の1の効果による墓地肥やし兼サーチ効果を最大限利用できるでしょう。
「混沌魔龍 カオス・ルーラー」の評価は?まとめ!
1の効果は実質「針虫の巣窟」と同様の使い方が出来るので、墓地肥やし効果のみを目的にシンクロ召喚を狙うのも有りです。
いざという時に自己蘇生できる高ステータスモンスターが墓地にいるといないとでは安心感が違うので、1の効果を含めデュエル序盤で使っていきたい優秀な汎用レベル8シンクロモンスター。という評価が出来ます。
強力なカードも多い汎用レベル8シンクロモンスターですが、「混沌魔龍 カオス・ルーラー」は墓地肥やしと自己蘇生という他には無い運用が出来るので今後も多くの活用法を見出していけるかと思います。