海外版遊戯王の新たなリミットレギュレーションが2019年1月28日から適用されます。
中でも今回は制限カードにスポットを当て、規制されたカードや緩和されたカードについて理由とともに考察していきたいと思います。
海外の制限カード、2019年1月28日のリストについての考察と考案!
「影霊衣の術士 シュリット」
「影霊衣」モンスターを儀式召喚する際に必要なレベル分として素材にでき、リリースされた場合にサーチ効果を使えるモンスターです。
一時期環境で猛威を振るっていた「影霊衣」デッキにとっては必須カードでしたが、日本では規制により環境から遠ざかったために2018年7月1日には制限解除していたカードでもあります。
日本では一度も禁止カードにはなっていませんでしたが、海外の方が厳しかったためにこのカードはやっと禁止カードから緩和されて制限カードになりました。
当サイトで組んだ「影霊衣」デッキの紹介をコチラの記事では行っております。
現在は緩和されたカードも多く緩和されたカードは枚数を増量することでデッキを大幅に強化できます。
「ダーク・グレファー」
手札からレベル5以上の闇属性モンスターを捨てることで自身を特殊召喚する効果と手札から闇属性モンスターを捨てることでデッキから闇属性モンスターを墓地へ送る効果を持つモンスターです。
2つの効果で墓地肥やしができるという点が注目され、闇属性統一の海外先行テーマである「Danger!」デッキに採用されていました。
今回規制によって制限カードになった理由としては「Danger!」との相性の良さだと思われます。
「混沌帝龍-終焉の使者-」
カオスモンスター特有の召喚条件とライフコストを払うことでお互いの手札・フィールドのカードを全て墓地へ送り効果ダメージを与える効果を持ちます。
日本では効果テキストを変更することで4年も前に制限復帰してそれから間もなく制限解除されましたが、海外ではずっと禁止カードのままでした。
2018年11月にようやく効果テキスト変更後のこのカードが海外でも発売し、そのおかげでこうして制限カードに緩和されました。
「ブリリアント・フュージョン」
デッキから素材を墓地へ送ることで「ジェムナイト」融合モンスターを融合召喚できる永続魔法カードです。
このカードと「ジェムナイト・セラフィ」をセットで出張させることが多く、環境における出張性の高さの影響なのか制限カードに規制されました。
「半魔導帯域」
お互いのメインフェイズ1の間にフィールドのモンスターはそれぞれ相手の効果から耐性を得られるフィールド魔法カードです。
「幽鬼うさぎ」に「エフェクト・ヴェーラー」といった妨害がされなくなるという点が最大の魅力でもあり、高速化した最近の環境では相手の妨害を抑えられるということはそれだけで強力なため今回制限カードになりました。
「スケープ・ゴート」
トークンを4体生成する速攻魔法カードです。
制限は重いもののリンク召喚によってトークンの価値が上がった最近の環境では、このカードを相手ターンに発動してトークン4体を生成しておけば十分逆転が可能な状況があるほどにもなっています。
日本では準制限カードですが、海外ではリンク召喚との兼ね合いを重く見たのか制限カードになりました。
「一撃必殺!居合ドロー」
複雑な効果を持ちますが、上手くいけば一気に8000以上のダメージを与えることも出来る通常魔法カードです。
効果ダメージを当たるためには同名カードが必要であり、今回制限カードになったことによりこのカードを使ってデュエルに勝つことは実質的にほぼ不可能となりました。
この他にも日本の制限改訂に追随する形で「デビル・フランケン」「エルシャドール・ネフィリム」が緩和、「封印の黄金櫃」が規制されて制限カードになりました。
今回の海外の制限カードの中で印象に残ったのは?
一番驚いたと同時に疑問に思ったのが「一撃必殺!居合ドロー」の制限カード化です。
このカードを使って確実に勝つためには専用のデッキ構築が必要でありながらも確実性がそんなに高くはないであろうと思われ、日本ではそこまで注目されていませんでしたが海外においてはそうでもありませんでした。
「Danger!」テーマのアドバンテージを稼ぐ能力の高さや、「ブラック・ガーデン」で相手フィールドにトークンを生成したり「鎖龍蛇-スカルデット」によるデッキボトム操作を使うことで先攻1ターン目で相手のライフを0に出来ます。
「一撃必殺!居合ドロー」とデッキボトム操作がなぜ関係しているのかというと、恐ろしいことに展開力とアドバンテージを稼ぐことに特化させた「Danger!」デッキでは先攻1ターン目にしてコンボによってはデッキの枚数が数枚にすることが可能なのです。
その状態でデッキボトムが操作すればデッキのカードを好きな順番に並べることと同義ですので、確実に大量の効果ダメージが狙えるというわけです。特化させていなくとも成功すればワンキル、失敗してもデッキと墓地のカード交換が出来るため「Danger!」デッキとの相性が良い点が脅威となり制限カードになったのでしょう。
今回の海外制限カードは日本にも影響ありそう?
緩和に関しては日本の方が先にしていたカードが多かったため何の影響もないでしょうが、規制の方は気になるカードがちらほらとあります。
中でも「半魔導帯域」や「ブリリアント・フュージョン」は現在の高速化した環境において、日本でも脅威になりうるかもしれないカードですので今後規制される可能性が多少はあります。
とはいえ、他のリミットレギュレーションや「Danger!」の存在など日本と海外では使用できるカードに違いが存在するため、禁止カードではなく制限カードであればそこまで気にする必要はないかもしれません。
ブリリアントフュージョンは出張以前に純ジェムナイトが先行ワンキルデッキで結果を出していた側面が強いです
またデビフラ緩和によってdangerがデッキの底まで引いて脳開発とセットでボムフェネ連打でFTKするデッキが開発され、何故デビフラを返したのかと悲鳴の声が上がっています
(海外ではボムフェネは無制限)
https://m.youtube.com/watch?v=a-A5ozMDRQY
コメントありがとうございます。
そうですね、「ブリリアントフュージョン」に関しては純構築での1キル力も非常に高かったですね。
あくまで個人的な見解ですが、「ブリリアントフュージョン」に関しては日本でも今後の登場テーマ次第では規制が入ってもおかしくないだけに今後の動きに個人的には注目しております。
確かに今回の海外での制限の影響は「danger」の影響を強く受けているだけあって、デビフラの緩和は不味かったですね(大汗)
情報提供、感謝致します。