ザ・ヴァリュアブルブック22の付属カードの詳細情報が公式から発表されました。
今回はその内の1枚である「電脳堺獣-鷲々」について考えていきたいと思います。
目次
「電脳堺獣-鷲々」の効果を考察!
電脳堺!?!?新しいカテゴリですか!?
種族属性が同じのレベル3のチューナーもいるシンクロエクシーズ軸…?普通にレベル3帯の汎用じゃんな…
電脳獣-鷲々つよ…強くない?墓地に2体いるなら耐性ってすごい除去しにくい~!
電脳堺龍-龍々名前も姿も可愛いね、破械には使えなさそうで残念 >RT— 紫庵 (@Sian7934S) February 11, 2020
シンクロ・効果モンスター
星6/風属性/サイキック族/攻2400/守1700
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):元々の種族・属性が同じでカード名が異なるモンスターが自分の墓地に2体以上存在する限り、
フィールドのこのカードは戦闘・効果では破壊されない。(2):元々の種族・属性が同じでカード名が異なるモンスター2体を自分の墓地から除外し、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを墓地へ送る。
風属性・サイキック族のレベル6シンクロモンスターであり、攻撃力は2400 守備力は1700です。
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上という汎用素材でシンクロ召喚が可能です。
1つ目の効果ですが、元々の種族・属性が同じでカード名の異なるモンスターが自分の墓地に2体以上存在する限り破壊耐性を得られるというものです。
汎用素材であることを含めて種族・属性が統一されているシンクロテーマであれば条件を満たすのは容易ですので、汎用レベル6シンクロモンスターとしては攻撃力もありつつ破壊耐性をあるため場持ちが良いです。
このカードのシンクロ素材として種族・属性が同じ出張セットを使うことでも条件を満たすことが出来ます。
2つ目の効果ですが、元々の種族・属性が同じでカード名が異なるモンスター2体を自分の墓地から除外することでフィールドのカード1枚を対象にして墓地へ送るというものです。
除外コストはあるものの対象に取る破壊を介さない除去であるため、対象耐性が無いモンスターであれば大抵の場合は除去が可能です。
墓地次第ではこちらの効果を使うと1つ目の耐性効果が消えてしまうこともあり得る点には気を付けましょう。
手札消費無しで性能の高い除去効果が使えるのは大きな利点ではありますが、墓地アドバンテージの損失は無視できるものではないので何を除外コストにするか慎重に考えてから使った方が良いです。
1の効果による場持ちの良さと低くないステータスから様子見として使うことも出来ますし、2の効果で厄介な相手のカードを除去するためにコンボの途中でこのカードを経由するという使い方も出来ます。
ちなみに汎用素材で出せるレベル6のサイキック族モンスターであるため、更にレベル3チューナーを合わせれば「ハイパーサイコガンナー」をシンクロ召喚することもできます。
「電脳堺獣-鷲々」と相性の良いカードとデッキを紹介!
「サイコウィールダー」
自分フィールドにレベル3モンスターが存在すれば手札から自己特殊召喚ができるレベル3チューナーであり、シンクロ素材として墓地へ送られた場合に除去効果も発動できます。
レベル3のチューナー以外のモンスターを出してこのカードを特殊召喚することで容易に「電脳堺獣-鷲々」のシンクロ素材を揃えられます。
「サイコウィールダー」のシンクロ素材となった場合の効果と「電脳堺獣-鷲々」の2の効果で計2枚の除去も可能であり、種族が同じサイキック族である点もシナジーがあります。
ただし「電脳堺獣-鷲々」の効果を使うためには自分の墓地に属性・種族が同じでカード名が異なるモンスターが必要になるため、レベル3モンスターを大目に使う属性・種族統一テーマデッキに「サイコウィールダー」を出張させたり、「サイコウィールダー」と種族・属性が同じであり自己特殊召喚効果により腐りにくく効果の相性にも期待できる「サイコトラッカー」と併せると良いでしょう。
「スピードロイド」デッキ
風属性・機械族で統一されている「スピードロイド」モンスターを主軸としたシンクロテーマデッキです。
高い展開力とデッキ回転力が特長であり、優秀な効果ゆえにそのターン中風属性モンスターしか特殊召喚できなくなったりそのターン中風属性モンスターしか効果を使えなくなったりという制約がつくカードもあります。
「電脳堺獣-鷲々」は風属性であるため「スピードロイド」デッキでのシンクロ召喚先としては有用ですし、シンクロ素材とした「スピードロイド」モンスターは属性・種族が統一されているため「電脳堺獣-鷲々」の効果も問題なく使えます。
出しやすさや効果の使いやすさという点では「電脳堺獣-鷲々」と相性が良いですが、墓地からモンスターを蘇生したりもする「スピードロイド」デッキでは「電脳堺獣-鷲々」の2の効果は強力でありながらも使いどころが難しいので盤面や戦況をよく考える必要があるでしょう。
当サイトでは新規カードが加わった「スピードロイド」デッキレシピを紹介しております!
「不知火」デッキ
炎属性・アンデット族で統一されている「不知火」モンスターを主軸としたシンクロテーマデッキです。
「不知火の隠者」「不知火の宮司」「妖刀-不知火」等を使うことでレベル6シンクロを狙うことはそう難しくないため、「電脳堺獣-鷲々」のシンクロ召喚も出来ます。
チューナー以外の「不知火」モンスターは除外された場合に発動出来る効果を持っているため、「電脳堺獣-鷲々」の2の効果で除外した場合「電脳堺獣-鷲々」の効果による除去とは別に除外された「不知火」モンスターの効果によってメリットを生むことが出来ます。
「電脳堺獣-鷲々」のシンクロ召喚が可能で2の効果を使いやすいという点ではかなり相性が良いですが、「不知火の武部」のように優秀な効果の代わりにそのターン中アンデット族モンスターしか特殊召喚できなくなるという制約を持つモンスターもいるため、「電脳堺獣-鷲々」をシンクロ召喚する際には制約の有無を気にしなくてはならないでしょう。
「電脳堺獣-鷲々」の評価は?まとめ!!
相性の良いカードやデッキを紹介させていただきましたが、前述もした通り「電脳堺獣-鷲々」はその特性から種族と属性が同じモンスターを使いレベル6シンクロが可能であれば問題なく使えるので「BF」等のテーマデッキにも採用できますし「スピードロイド」出張セットと併せるのも有りです。
以上のことから使い勝手の良い汎用性のあるレベル6シンクロモンスターと評価出来ますので、自分が持っているどのデッキに採用したらいいかなどを考えてみると面白いかと思います。