2019年2月23日に発売予定のデッキビルドパック、インフェニティ・チェイサーズでは新規テーマ3種類が登場します。
今回は2019年1月29日の現時点で一番多く情報が公開されているテーマの「呪眼」について書いていきます。
現在判明しているカードを使ったデッキの組み方や未判明の「呪眼」カードの予想もします。
新テーマの「呪眼」デッキの現時点での組み方は?予想も兼ねて提案してみた!
装備魔法 「呪眼」モンスターにのみ装備可能。 このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):装備モンスターは戦闘及び相手の効果では破壊されず、相手の効果の対象にならない。 (2):自分が装備モンスターの効果またはこのカード以外の「呪眼」魔法・罠カードを発動する度に発動する。 装備モンスターの攻撃力は500アップし、自分は500LPを失う。 (3):このカードが墓地に存在する場合、1000LPを払い、 自分の墓地から「セレンの呪眼」以外の「呪眼」魔法・罠カード1枚を除外して発動できる。 このカードを自分フィールドにセットする。
まず「呪眼」テーマの主な特徴ですが、「呪眼」モンスターは「セレンの呪眼」を装備しているときに固有の効果を得られ、「セレンの呪眼」以外の「呪眼」魔法・罠カードは自分フィールドに「セレンの呪眼」が存在するときに追加効果が発動します。
これらから分かる通り「セレンの呪眼」の存在がこのテーマの中心にあり、中心とすべきカードが決まっているという意味ではデッキコンセプトがはっきりしています。
問題の「セレンの呪眼」がどんな効果かというと、装備した「呪眼」モンスターに相手の効果の対象にならず戦闘・効果で破壊されないという耐性付与。
条件を満たす度に発動する強制効果で装備モンスターの攻撃力を500上げて自分は500ライフを失います。
このカードが墓地に存在する場合に1000ライフを払い墓地の「セレンの呪眼」以外の「呪眼」魔法・罠カードを除外することで自分フィールドにセットできます。
最も重要な「セレンの呪眼」の力を使いこなすにはライフコストが必要になることも踏まえると、このテーマの説明である代償を伴う強力な力というのも納得です。
主なデッキの組み方ですが、まず何よりは「セレンの呪眼」を手札に引き込むことが肝心です。
「呪眼の死徒 サリエル」の召喚時の効果でサーチするのが最も簡単ですので、「呪眼の死徒 サリエル」自体はフィールド魔法の「呪眼領閾-パレイドリア-」で間接的にサーチできるので複数枚積むのはもちろんですが、「テラ・フォーミング」等のサーチカードを採用すれば安定性が増します。
「セレンの呪眼」を引き込む方法としては「呪眼の眷属 バジリウス」の効果でデッキから墓地へ送ったあと「呪眼の死徒 メドゥサ」でサルベージするという手もあります。
「呪眼の死途 サリエル」に「セレンの呪眼」を装備できれば強力な耐性とフリーチェーンで除去効果(特殊召喚されたモンスター限定ですが)を持つモンスターになるためかなり強力です。
加えて言えば「呪眼の死途 サリエル」の効果もしくは「呪眼」魔法・罠カードを2回発動すれば1000ライフを失う代わりに攻撃力が2600になりますので「呪眼の王 ザラキエル」の連続攻撃に必要なリンク素材になれます。
そこで気になるのは「サイクロン」等によって「セレンの呪眼」が除去されないかということです。
破壊されて墓地へ送られただけなら「セレンの呪眼」の効果でセットしなおせますが、「コズミック・サイクロン」等の除外が天敵になります。
モンスターに対しては「セレンの呪眼」を装備した「呪眼の死徒サリエル」で妨害が可能であり、魔法・罠カードに対してはカウンター罠カードの「断罪の呪眼」という専用の対策手段があるので、「セレンの呪眼」が既に手札にある場合等には「断罪の呪眼」を優先してサーチするようにした方が良いかと思います。
一応除外されても「静冠の呪眼」の効果で墓地に戻すことは可能ではありますが、手間がかかるので新たな「セレンの呪眼」をサーチする方が早い気もします。
すでにかなりの量のカードが判明している「呪眼」テーマですが、カード番号から推測するに未判明のカードが1もしくは2種類あります。
その内1種類は番号で言えば「呪眼の死徒 メドゥサ」と「呪眼の眷属 バジリウス」の間なのでモンスターカードだと予想できますが、「呪眼」魔法・罠カードのイラストにそれらしき存在が見当たらないのが気になります。
性能だけで言えば「呪眼の王 ザラキエル」に繋げやすい自己特殊召喚効果持ちの攻撃力2100もしくは2600のモンスターか、手札誘発効果で「セレンの呪眼」を守れるようなモンスターだとデッキ全体の強化になると思います。
「呪眼」デッキと相性の良いカードは?
「強欲で謙虚な壺」
発動ターンは特殊召喚出来ない代わりに、デッキの上のカード3枚の中から1枚を手札に加えられる通常魔法カードです。
「呪眼」テーマは展開力が高くはないので、盤面的にリンク召喚を狙えないのであれば特殊召喚することを完全に諦めてキーカードを引き込むことに専念したほうがデッキの回転は良くなります。
メインデッキのモンスター次第ではありますが、純構築ならエクストラデッキの枠もそれなりに空くので「強欲で金満な壺」をドローソースにするのも良いでしょう。
「ヘルウェイ・パトロール」
墓地から自身を除外することで手札の攻撃力2000以下の悪魔族モンスターを特殊召喚できる効果を持つ下級モンスターです。
現状判明しているメインデッキの「呪眼」モンスターは全て攻撃力2000以下なので「呪眼の王 ザラキエル」をリンク召喚するための展開力を補填できます。
まとめ
今の所は賛否両論な様子の「呪眼」テーマですが、私個人としてはやや癖がありながらもコンセプトがはっきりしている分使いやすいデッキだと思います。
「呪眼の死徒サリエル」と「セレンの呪眼」の組み合わせが優秀なので他のデッキに出張させるという方法もありますし、もちろん純構築でデッキを回すのも面白いでしょう。
未判明のカードの詳細が気になるところではありますが、デッキを作るにはスーパーレア以上のカードの種類が多いので、相場価格に寄るもののある程度の出費が必要になるかもしれません。