2019年9月14日に発売予定のエクストラパック2019に収録される「一点着地」の詳細が判明しました。
今回は「一点着地」について考えていき、その性能を評価したいと思います。
目次
エクストラパック2019に収録される「一点着地」の考察と考案
未知なる数多のカードがキミを待つ❗️
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2つの効果を持つ永続魔法カードになります。
1つ目の効果はカード名ターン1指定で自分または相手の手札から自分フィールドにモンスター1体のみが特殊召喚された場合に発動でき、自分は1枚ドローするというもの。
2つ目は自分のターン中に1の効果でドローしていない場合そのターンのエンドフェイズにこのカードを墓地へ送るという効果です。
1の効果についてですが、「サイバー・ドラゴン」や「ゴブリンドバーグ」等で自分の手札からモンスター1体を特殊召喚する召喚条件や効果を持つカードを使うことで問題なく条件を満たせます。
相手の手札から自分フィールドに特殊召喚されても発動できるため、「壊獣」や「トーチ・ゴーレム」を使われた際にも発動が出来ます。
あくまで手札から1体のみの特殊召喚が条件ですので、ペンデュラム召喚で手札から複数体を出してしまったら発動できない点には注意しましょう。
2の効果は自分のターン中に1の効果を使っていない場合に自壊(破壊ではなく墓地へ送られる)する効果です。
この効果があることによって、このカードを維持するためには少なくとも自分のターンには手札からモンスターを特殊召喚する必要があります。
自分のターンに手札のモンスターを特殊召喚するということ自体はそこまで難しくないものの、このカードを何ターンも維持するとなるとある程度採用するデッキを選ぶことになるでしょう。
ドローソースとしては使いきりで良いのであれば「成金ゴブリン」や「チキンレース」、デッキ次第では各種の「~な壺」と名の付く魔法カードの方が使いやすいです。
アドバンテージを稼ぐためには「一点着地」のドロー効果を数ターンにわたって継続的に使うことが必要となります。
2の効果によって自壊してしまわないように自分のターンには1の効果を使えることが最低条件であり、それに加えて相手ターン中にも1の効果を使えればドローソースとしてはかなり優秀です。
当然ではありますがデッキ相性などから「一点着地」のドロー効果を毎ターンのように使用できる場合、相手もそれをみすみす見逃すはずもないので頼り切りにはならないようにした方が良いでしょう。
「一点着地」と相性の良いデッキやカードは?
「ドラゴンメイド」デッキ
下級「ドラゴンメイド」モンスターと最上級「ドラゴンメイド」モンスターをバトルフェイズ時に入れ替えさせるという特徴を持ったテーマデッキです。
下級「ドラゴンメイド」から最上級「ドラゴンメイド」にする場合は手札・墓地から出せるため蘇生であるケースもありますが、最上級「ドラゴンメイド」から下級「ドラゴンメイド」にする場合は手札からの特殊召喚になるため「一点着地」の効果が使用できます。
この「ドラゴンメイド」モンスターの入れ替わり効果は相手ターン中でも使えるため、「一点着地」によって相手ターンを含めた毎ターンのドローが期待できるため相性が良いです。
ここで気を付けて欲しいのが、「ドラゴンメイド」の入れ替わり効果がバトルフェイズ開始時もしくは終了時に発動できる効果であることです。
「一点着地」で継続してドローソースにできること自体は強力ですが、バトルフェイズにドローが行われるため一部の手札誘発効果でもない限りドローしたカードを使用もしくはセットするのは早くてもメインフェイズ2になる点には注意しましょう。
「一点着地」の効果を使うのが自分のターンがほとんどにはなりますが「空牙団」や「U.A.」、「コード・トーカー」デッキ等も手札からモンスター1体のみを特殊召喚するカードが多いため無理なく採用出来ます。
中でも「ジャックナイツ」は「一点着地」を使うことでカードの存在する縦列を増やしつつドローに繋げられるためテーマとしての動きもしやすくなったりと相性が良いです。
またコチラでは「一点着地」と相性の良い2つのテーマデッキレシピを紹介しております!
相手ターン中に特殊召喚ができる手札誘発モンスター
具体的に挙げると「バトルフェーダー」「ジュラゲド」「SRメンコート」「工作列車シグナルレッド」等、昨今では採用率も高めの「幻創龍ファンタズメイ」も含まれます。
「一点着地」のドローソース効果を自分のターンに使って維持することは前提として、相手ターン中にドロー効果を使うために併用したいカードです。
条件を満たすことで相手ターン中でも手札から特殊召喚ができ、相手の墓地肥やしを妨害することも出来る「応戦するG」も選択肢の一つとして有りです。
「一点着地」の評価は?まとめ
永続魔法のドローソースという点で似ている「補給部隊」と比べると、ドローするための条件や2の効果もあるのでどんなデッキでも使えるかと言われると微妙ではあります。
「一点着地」は継続したドローソースに出来るかが肝要であり、多少採用できるデッキは選ぶものの相性が良いデッキやカードを使っているのであれば優秀なドローソースカードして機能する、というのが総合的な評価になります。