2019年3月20日に発売予定のザ・ヴァリュアブル・ブック21の付録カード2枚の詳細が判明しました。今回注目するのは「コード・トーカー」リンクモンスターである「コード・トーカー・インヴァート」です。性能についての考察などをし、相性の良いカード等を考えていきます。
「コード・トーカー・インヴァート」の考察と考案!
リンク・効果モンスター リンク2/光属性/サイバース族/ATK1300【左/右】
サイバースモンスター2体以上 このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
1:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。手札からサイバース族モンスター1体をこのカードのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。
リンク2の光属性・サイバース族モンスターにして攻撃力は1300です。
リンク先は左と右になります。
召喚条件はサイバース族モンスター2体となっています。
自身のリンク召喚時に発動でき、手札のサイバース族モンスター1体をこのカードのリンク先に特殊召喚するというカード名ターン1で使用できる効果を持っています。
リンク2の「コード・トーカー」モンスターはこのカードで2体目になっており、攻撃力は同じもののリンク先や属性が違い、なおかつ展開効果を持つ点が大きな利点となり得ます。
召喚条件はサイバース族モンスター2体ですので、「ドラコネット」等で特殊召喚したサイバース族通常モンスターやサイバース族トークンも素材として利用が可能ということは覚えておくと良いでしょう。
リンク先と効果の都合上、よっぽど展開力に欠ける手札でもなければエクストラモンスターゾーンへのリンク召喚は出来る限り避けたいモンスターだと思われます。
効果を使うためにはリンク召喚時にこのカードのリンク先が空いている必要はありますが、手札から特殊召喚できるサイバース族モンスターにはレベルなどの指定が無いためその後の展開へと繋げやすいです。
似た運用が出来る「トロイメア・ゴブリン」や「ファイアウォール・ドラゴン」が禁止カードになった今、リンク素材と特殊召喚できるモンスターがサイバース族という指定がありつつも特殊召喚は自身のリンク召喚時のみというタイミングの限定があることにより優秀な展開効果を持つことが出来ているとも言えるでしょう。
現在では「コード・トーカー」モンスターのサポートカードは豊富になっているので、それらサポートカードの恩恵を受けられる2種類目のリンク2「コード・トーカー」モンスターでもあります。
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「コード・トーカー・インヴァート」と相性の良いカードは?
「フォーマッド・スキッパー」
エクストラデッキのリンクモンスター1体と同じカード名・種族・属性になる効果、リンク素材として墓地へ送られた時にレベル5以上のサイバース族モンスターをサーチする効果を持っています。
「コード・トーカー・インヴァート」と同じく光属性・サイバース族モンスターであるため、後述する「サイバネット・コーデック」のサーチ候補にもなります。
カード名を得られるため「閃刀姫」や「トロイメア・マーメイド」、「オルフェゴール」等の別テーマであり、リンク素材にカード名の指定があるリンクモンスターの素材として運用できる点が優秀です。
このカードの効果でサーチするモンスターとしては自己特殊召喚効果を持つ「デグレネード・バスター」や「サイバース・ホワイトハット」が挙げられます。
「レディ・デバッカー」
召喚・特殊召喚成功時にデッキからレベル3以下のサイバース族モンスターをサーチする効果を持つ下級モンスターです。
「コード・トーカー・インヴァート」の効果で特殊召喚してもサーチ効果が発動するため、手札から「コード・トーカー」モンスターのリンク素材になれるサポートモンスター各種の中からサーチすれば更に「コード・トーカー」リンクモンスターを展開できます。
それだけではなく、「コード・トーカー・インヴァート」と同じく光属性であるため後述する「サイバネット・コーデック」でサーチすることも可能です。
「サイバネット・コーデック」
「コード・トーカー」モンスターがエクストラデッキから特殊召喚された場合にそのモンスターと同じ属性のサイバース族モンスター1体をサーチできる効果を持つ永続魔法カードです。
「コード・トーカー」主軸デッキにおいてはデッキ回転力の要とも言えるカードで、このカードを発動してから「コード・トーカー・インヴァート」をリンク召喚すれば光属性・サイバース族モンスターをサーチできます。
具体的な運用方法としては、このカードの発動下でメインモンスターゾーンにリンク先を確保してそこに「コード・トーカー・インヴァート」をリンク召喚します。
この時「コード・トーカー・インヴァート」と「サイバネット・コーデック」の効果でチェーンを組みます。
「コード・トーカー・インヴァート」の効果をチェーン1、「サイバネット・コーデック」の効果をチェーン2にすることで先に効果処理がされる「サイバネット・コーデック」によってサーチしたモンスターを「コード・トーカー・インヴァート」のリンク先に特殊召喚することが可能になります。この時サーチしたモンスターによって展開ルートが多種多様にあるので色々考えてみると面白いです。
とはいえ「サイバネット・コーデック」の効果使用後は、そのターン中エクストラデッキからはサイバース族モンスターしか特殊召喚出来ないという制約がある点には気を付けましょう。
「コード・トーカー・インヴァート」はサイバース族強化に貢献する?
他のサイバース族との組み合わせは選択肢が多いので一概には言えませんが、「コード・トーカー」を主軸にしたサイバース族デッキが強化されるのは間違いなさそうです。
「コード・トーカー」主軸デッキにおいては、前述した「サイバネット・コーデック」等もあってリンク2であり光属性の「コード・トーカー」モンスターであるというだけで少なくないメリットが生まれます。またリンク先が左右に向いている「コード・トーカー」モンスターは「パワーコード・トーカー」と「エクスコード・トーカー」の2体でどちらもリンク3だったこともあり、「コード・トーカー・インヴァート」を組み合わせることで新たな展開ルートやコンボがいくつも生まれるでしょう。