2020年11月21日に発売予定のVジャンプ1月号に付属するカード「氷結界の随身」の詳細が発表されました。
同日発売のストラクチャーデッキ-凍獄の氷結界-と連動した新規カードとなっています。
そこで今回は「氷結界の随身」の効果の考察などをしていきたいと思います。
目次
「氷結界の随身」の効果考察!
【お知らせ】
Vジャンプ1月特大号付録『OCG』カード「氷結界の随身」の効果をVジャンプレイ公式ニュースで公開中!!https://t.co/RoGelwqv6a— 【公式】YU-GI-OH.jp (@yu_gi_oh_jp) November 6, 2020
効果モンスター
星2/水属性/戦士族/攻 500/守 300
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードをリリースして発動できる。
手札からレベル5以上の「氷結界」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する場合、
自分フィールドのレベル3以上の水属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのレベルを2つ下げ、このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
レベル2の水属性・戦士族であり、攻撃力は500守備力は300になっています。
ステータスが低く戦士族であることから様々なサポートカードの恩恵を受けられます。
1つ目の効果は自身をリリースすること手札からレベル5以上の「氷結界」モンスター1体を特殊召喚できるというものです。
「氷結界」テーマには高レベルモンスターもおり、この効果では最上級モンスターも特殊召喚出来るため一定の制圧効果を持つ「氷結界の交霊師」や「氷結界」専用の「二重召喚」効果を持つ「氷結界の虎将 グルナード」と併せるのが望ましいです。
最上級「氷結界」モンスターが手札で腐るのを防ぐことが出来ますし、特殊召喚したモンスター次第では更なる展開を狙うことも可能です。
しかしこのカードで特殊召喚するために最上級「氷結界」モンスターを複数採用することは事故率の上昇にも繋がりかねないので、採用枚数は慎重に検討する必要があります。
「氷結界」モンスターは全て「氷結界の紋章」によってサーチ可能であることからも、最上級モンスターを積みすぎないようにすれば事故率はある程度下げられるでしょう。
2つ目の効果は自分フィールドのレベル3以上の水属性モンスター1体のレベルを2下げることで自己蘇生できるというものです。
比較的シンプルな展開効果でありリンク召喚などの各種召喚方法の素材を並べるために有用な効果ですが、この効果はこのカードが墓地へ送られたターンは発動できないという遅さには要注意です。
レベルの合計を変えずにモンスターを増やせる点に注目すれば、「氷結界の龍 トリシューラ」や「氷結界の還零龍 トリシューラ」といった3体以上のシンクロ素材を要するシンクロモンスターへも繋げやすいです。
自己蘇生したこのカードはフィールドから離れた場合に除外されてしまいますが、レベル4水属性モンスターのレベルを2下げて自己蘇生したこのカードとランク2エクシーズを狙えば除外を回避して次のターン以降に使い回すことも狙えます。
この効果でレベルを下げるのは「氷結界」モンスターに限定されておらずレベル3以上の水属性であれば良いため、「氷結界」以外のモンスターを採用する場合はその点にも注目すると戦略の幅が広がるでしょう。
「氷結界の随身」と相性の良いカードは?
「氷結界の修験者」
レベル4「氷結界」モンスターであり、攻撃力1900以上のモンスターとの戦闘では破壊されない効果を持ちます。
事前に墓地へ送っておいた「氷結界の随身」と併せることで前述したようにランク2エクシーズモンスターを狙えます。
このカードはレベルが4であるため他の水属性レベル4モンスターと併せて「バハムート・シャーク」等のランク4エクシーズも狙えるため、エクシーズ召喚を活用することにも注目した「氷結界」デッキでは使いやすいです。
また「氷結界の随身」と同じく戦士族であるため、「氷結界の紋章」だけでなく「増援」でもサーチ出来るというのは利点となります。
「深海姫プリマドーナ」
レベル7のシンクロチューナーであり、除外されている相手のカードを手札に戻すことで下級水属性モンスター1体をサーチ・リクルートが出来ます。
このカードでチューナー以外のレベル4水属性モンスターをリクルートし、事前に墓地へ送っておいた「氷結界の随身」を自己蘇生させれば「氷結界の還零龍 トリシューラ」のシンクロ召喚が狙えます。
「深海姫プリマドーナ」の効果を使うには相手のカードを除外しておく必要がありますが、「深海のディーヴァ」と「黄紡ぼうデュオニギス」を併せれば手札消費1枚から必要な条件を整えつつシンクロ召喚を狙えるのでお勧めです。
「のどかな埋葬」
デッキからモンスター1体を墓地へ送る通常罠カードです。
「氷結界の随身」は墓地へ送られたターンには自己蘇生効果を使えないため、このカードで相手ターン中に「氷結界の随身」を墓地に送っておくというのも一つの手です。
汎用墓地肥やしカードとしては「おろかな埋葬」がありますが、あちらは「氷結界の伝道師」等で蘇生するモンスターを墓地へ送るために使いたいので、即効性が高くない「氷結界の随身」の墓地肥やし手段ととは使い分けることが可能でしょう。
「氷結界の随身」の採用の有無・枚数や評価は?まとめ!
まず総合的な評価として、「氷結界の随身」は自己蘇生効果の即効性の低さがネックになりやすいという欠点はあるものの間違いなく「氷結界」デッキの強化に繋がる性能を持ったカードと言えます。
「氷結界の随身」の採用に関してですが、採用すること自体は推奨できるものの即効性の低さもあって必ずしもフル投入が望ましいというわけではありません。
デッキ構築にも寄りますが、前述した「深海のディーヴァ」から「深海姫プリマドーナ」を経由して「氷結界の還零龍 トリシューラ」へ繋げる運用やランク2エクシーズを出す運用をしたい場合でも、「氷結界の随身」は2枚も採用すれば十分機能するかと思います。
ストラクチャーデッキ-凍獄の氷結界-の購入を考えている人は、同日発売のVジャンプ1月号のも一緒に購入することを検討してみてはいかがでしょうか。
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