2020年5月21日に発売予定のVジャンプ7月号に付属される「百年竜」の詳細が判明しました。
アニメ遊戯王DMでは「時の魔術師」の特殊効果を「ベビードラゴン」に使い千年の時を進ませることで現れるのが「千年竜」でした。
それに対して今回の「百年竜」は名前からも察せられるように「ベビードラゴン」の百年後の姿を意識したデザインだと思われます。
今回はそんな「千年竜」のリメイクカードとも言える「百年竜」について紹介していきます。
目次
「千年竜」がリメイク!?「百年竜」の効果考察!
そうか魔導師の全体破壊を百年竜の効果で魔導師を守る感じか
城之内くん!!! pic.twitter.com/Lk3ks02whK
— がすた (@gasutasuta8810) May 11, 2020
レベル4の風属性・ドラゴン族モンスターで、攻撃力は1800・守備力は1000です。
「ベビードラゴン」と比べるとレベルと攻守が準アタッカー級に上がっている反面、恩恵を受けられるサポートカードはこちらの方が少ないです。
「ベビードラゴン」も「千年竜」も持ち得なかったモンスター効果をこのカードは2つ持っています。
1つ目の効果は自分フィールドのカードの数だけ自身のレベルと攻撃力を上げる起動効果です。
自身も含まれるため最低でもレベル5の攻撃力1900になることが出来ます。
まず攻撃力上昇ですが、倍率は100と小さいものの元の攻撃力が高めであるため下級モンスターとしては一つのハードルでもある攻撃力2000以上になることもそう難しくありません。
レベルの上昇は各種召喚方法に繋げていく上で役に立ちます。
効果を使わなければレベル4として、効果を使うことで高レベルとして各種召喚方法の素材にしていけます。
しかし、問題点としてはレベル上昇値が自分フィールドのカード枚数に左右されるため、好きなレベルに上げられるかどうかの安定性が高くないことです。
2つ目の効果は墓地へ送られた場合にエクストラデッキから特殊召喚された自分のモンスターに1度限りの戦闘・効果破壊耐性を付与できます。
このカードを融合・シンクロ・エクシーズ・リンク召喚の素材にすれば一連の流れとして耐性を付与できます。
どこから墓地へ送られても発動出来るため、デッキからの墓地肥やしはもちろんエクシーズ素材として取り除かれた場合にも効果を発動できます。
耐性はそのモンスターが表側表示で存在する限り1度だけですが、エースや切り札の場持ちの向上としては使いやすい有用な効果と言えます。
「百年竜」と相性の良いテーマデッキとカードを紹介!!
「ローズ・ドラゴン」デッキ
「ローズ・ドラゴン」モンスターと植物族モンスターを混成させたシンクロ召喚軸のビートダウンデッキです。
「ローズ・ドラゴン」モンスターはドラゴン族で統一されているため「百年竜」とシナジーがありますし、「百年竜」のレベル上昇効果を使えば「百年竜」+レベル1チューナーの2体からデッキのエースである「ブラック・ローズ・ドラゴン」のシンクロ召喚を狙えます。
また「百年竜」の耐性効果を「ブラック・ローズ・ドラゴン」に付与することで、一掃効果を使用しても「ブラック・ローズ・ドラゴン」はフィールドに残りダイレクトアタックを狙うことが出来ます。
当サイトでは「ローズドラゴン」のデッキレシピの紹介も行っております!
「混沌の戦士 カオス・ソルジャー」
カード名の異なるモンスター3体で出せるリンク3モンスターであり、レベル7以上のモンスターを素材にすることで対象耐性と効果破壊耐性を得られます。
リンク召喚の素材として「百年竜」+カード名の異なるモンスター2体を並べることで、「百年竜」はレベル上昇効果によってレベル7以上となれます。
特殊召喚や妥協召喚できるレベル7以上のモンスターを素材に使う事が多いですが、「百年竜」ならレベル7以上になれる下級モンスターとして素材に貢献できます。
また「百年竜」を素材としたことで「混沌の戦士 カオス・ソルジャー」が持ち得ない戦闘耐性も一度だけ獲得出来るため更に場持ちが上がります。
「百年竜」の評価は?まとめ!
レベルの上昇&攻撃力強化ができ、墓地へ送られた場合の耐性付与効果もあるため下級モンスターとしてはアタッカーとしても各種召喚方法の素材としても使いやすいカード、というのが総合的な評価になります。
レベル上昇の安定性があまり高くないのは難点ではありますが、幅広いレベルやランクを採用しているシンクロやエクシーズデッキなら比較的使いやすいでしょうし耐性付与効果も活きてくるかと思われます。
「ベビードラゴン」の百年後の姿が「百年竜」千年後の姿が「千年竜」であるなら、「ベビードラゴン」は百年後には効果を習得していたが千年後には忘れていた(「千年竜」は外見からしても老衰しているのでボケたのかも?)というネタ的な意味でも面白さがあるカードだと思います。