2019年1月12日発売予定のブースターパック、ダーク・ネオストームに「星向鳥」が収録することが判明しました。
何かのテーマカードということでもなさそうなので、最近のパックにたびたび収録されているノーマルレア以外の汎用カードかと思われます。
「星向鳥」の効果の考案と考察
効果モンスター 星4/風属性/鳥獣族/攻1000/守1500 (1):このカードはメインモンスターゾーンに存在する限り、 その位置によって以下の効果を得る。 ●左端:このカードのレベルは4つ上がる。 ●右端:このカードのレベルは3つ上がる。 ●中央:このカードのレベルは2つ上がる。 ●それ以外:このカードのレベルは1つ上がる。
ユニークなイラストのカードですが、まずは細かいステータスについて考察していきたいと思います。
レベル4風属性・鳥獣族モンスターで、攻撃力は1000で守備力は1500です。
自身のいるメインモンスターゾーンの位置によって違う効果を得る永続効果を持ちます。左端ではレベルが4上がり、右端ではレベルが3上がり、中央ではレベルが2上がり、それ以外ではレベルが1上がります。
元々のレベルは4ですが、効果によってフィールドに出た時点でレベルは5~8に変わるので効果が無効にされない限りレベル4として扱われるのはデッキ・手札・墓地でのことになります。
高すぎない攻守と風属性・鳥獣族というステータスも相まってある程度のサポートカードの恩恵を受けられる点も注目出来ます。
メインモンスターゾーンの位置によってレベルが5~8に変化するというかなり珍しいタイプのレベル変更効果を持っています。
このカードを使う以上はレベル変化に期待しての運用が基本になりますので、自分がどのレベルにしたいのかをよく考えてそのモンスターゾーンを空けておく必要があります。リンクモンスターが主流な昨今ではモンスターの位置は重要な要素なので、リンクモンスターを使用する場合にはリンク先の確保だけでなくこのカードのレベルの変動値も気にして運用すると良いでしょう。
このカードの主な運用方法としては、レベルを参照する効果やシンクロやエクシーズ召喚などのレベルが重要になってくる召喚方法と相性が良さそうです。
シンクロ召喚で言えば、チューナーのレベルによってこのカードのレベルを調節してその状況に適したシンクロモンスターへ繋げることが可能です。
エクシーズ召喚で言えば、ある程度エクストラデッキのランクの幅がある場合に限られるもののもう片方のエクシーズ素材と同じレベルになるようにこのカードを適した位置に出しましょう。
リンク召喚で言えば、「混沌の戦士 カオス・ソルジャー」に耐性効果を付与するためにレベル7以上にした「星向鳥」を素材にしたり、同パック収録の「星神器デミウルギア」のリンク素材としてレベル5以上にした「星向鳥」を素材にするといった運用が出来ます。
「星向鳥」と相性が良く、採用出来そうなデッキは?
「BF」デッキ
言わずと知れた闇属性・鳥獣族で統一されたシンクロデッキです。
鳥獣族という共通ステータスから「スワローズ・ネスト」によって「星向鳥」をデッキから特殊召喚することが出来ます。
またシンクロ召喚する都合上レベルの調整効果は有り難く、高レベルのシンクロモンスターへ繋げやすくなります。
一部の「BF」シンクロモンスターはシンクロ素材に「BF」モンスターを指定するものがありますが、レベルが高く強力な効果を持つ「BF-フルアーマード・ウィング」は「BF」チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上で出せるため「星向鳥」から繋げやすい筆頭候補でもあります。
「RR」デッキ
こちらも知名度の高い闇族・鳥獣族で統一されたエクシーズデッキです。
「BF」と同じく「スワローズ・ネスト」から「星向鳥」を呼び出せるため相性が良く、ランクアップするという特徴からも多様なランクのエクシーズモンスターを採用しているデッキでもあります。
ランク6以上をランクアップなしに出すことは少ないですが、2種類の除去効果と直接攻撃が可能なランク5の「RR-ブレイズ・ファルコン」へ繋げやすくなります。
高レベル儀式デッキ
レべル7,8以上の儀式モンスターを主軸にした儀式デッキです。
「星向鳥」はフィールドに出した時点でレベルが最大8になりますので、「星向鳥」のみで儀式素材の確保が狙えます。
また元々のレベルは4であるため事故率が低い点も魅力的です。
風属性で攻撃力が低いことを鑑みると「ドラゴンフライ」などでデッキから特殊召喚することことも可能です。
「星向鳥」は色々なデッキに使えそう?
元々のレベルが4でありながらもフィールドに出ると5~8になるという効果は、レベルを参照する多くのデッキでの採用が検討できるかと思います。
カード位置によるレベル変更という、使い方によってはメリットにもデメリットにもなる効果はユニークでありながらもコンボの幅にも想像が膨らみます。