基本パック、ライジング・ランペイジに収録された新規テーマ「天威」には背景ストーリーがあり、そのあらすじがVジャンプ(2019年5月号)にて明らかになりました。
今回はそんな「天威」テーマのストーリーについて考えていきたいと思います。
「天威」のストーリーについての考察と考案!
まずはVジャンプに掲載されていた「天威」のストーリーをおさらいしていきます。
世界各地に存在する龍脈の地に宿る気がその性質に応じ様々な姿の龍の形となったものが「天威龍」であり、この力を借り操る術を駆使する流派が天威流です。
自然エネルギーである気の流れのことを龍脈と呼び、龍脈が集まったことによって活性化した地のことを龍脈の地と呼びます。
龍脈の地から気を引き出し操る天威流を極めるために鍛錬を積んでいた師弟でしたが、その道中に師匠が闇の気に囚われてしまい、「天威の鬼神」になると武力によって覇道を成す「天威無双」を唱える。
彼の弟子である「天威の拳僧」と「天威の龍仙女」は師を止めようとするも説得は通じずに師弟は決裂することになります。
かくして師の暴走を止めるべく姉弟弟子を含めた天威流を操る者たちの戦いが幕を開けます。
龍の姿をした気の力である「天威龍」やその「天威龍」の力を借りる流派であるため共通ステータスが幻竜族であるという点は納得しやすい設定かと思います。
Vジャンプの「天威の鬼神」の説明では「天威龍-ヴィシュダ」の力を課題に取り込んでしまった結果鬼神となってしまったとあります。
攻守から見ても「天威の鬼神」の力は弟子二人に対して圧倒的であり、師弟の力の差を表しているようにも感じます。
「天威無崩の地」では「天威の拳僧」の修行風景が描かれており、「虚ろなる龍輪」では洞窟に籠っていた師匠が「天威龍-ヴィシュダ」の力を取り込み過ぎた結果「天威の鬼神」となってしまう瞬間のイラストだと思われます。
「天威無双の拳」では鬼神と化した師が天威無双を唱え、弟子二人と敵対している様子が分かります。
「天威龍」はその地に応じた属性となっているようで、名前はインド哲学の思想であるチャクラに対応する名前の物があります。
チャクラは計7つあるとされているので、現状登場している「天威龍」が5種類であることも考えると今後の「天威」カードの登場もある程度予想することが可能です。
とはいえ遊戯王の属性は主に6種類ですので、その点の噛み合わせも考えるとあと2種類の「天威龍」が登場するかは断言できないところです。
現状では既存ストーリーとの関連性は感じられず、独立した新ストーリーのようにも見えます。とはいえ今後のカードやそのイラスト次第では既存ストーリーとの関係が察せられるかもしれません。
今後の「天威」のストーリー展開を予想!
ストーリー自体は闇堕ちしてしまった師を止めるために弟子二人が協力して成長していくという王道な物となっているようです。
これまでの遊戯王の背景ストーリーを考えると紅一点である「天威の龍仙女」の生死はかなり危うく感じますが、いったいどうなるのかその点も見どころだと思います。
順当に行けば「天威の拳僧」が強く逞しく成長して師を止めるということが予想できますが、実際のカードを見てみれば現状の力の差は明白です。
今後どのように強くなっていくのかがこの物語の中心だと思いますので、色々想像することが出来ます。
核となるストーリー自体が王道であるため、今後ある程度長く続くのならどのように話が膨らむかも気になるところです。
最近の遊戯王の背景ストーリと言えば「星遺物」がありますが、今回のパックでそちらのストーリーが完結したか分からないため「天威」が長編ストーリーになる可能性は低いような気もします。
私個人の予想としては遊戯王の背景ストーリーではあるあるの悲劇(「天威の龍仙女」の死亡か?)がありつつも精神的にも能力的にも成長した「天威の拳僧」が「天威の鬼神」である師を打ち倒すということになるのではないかと思います。
予想が当たるにせよ外れるにせよ、次の基本パックにも収録されそうではありますので背景ストーリにも注目して新情報に期待したいです。