2019年9月28日に発売予定のストラクチャーデッキR-ウォリアーズ・ストライク-のパッケージモンスターである「ゴッドフェニックス・ギア・フリード」の詳細が判明しました。
そこで今回は「フェニックス・ギア・フリード」のリメイクモンスターである「ゴッドフェニックス・ギア・フリード」について考えていきます。
新たに転生した「ゴッドフェニックス・ギア・フリード」の考察と考案
✨【9/28(土)発売 ストラクチャーデッキR – ウォリアーズ・ストライク -】✨に『ゴッドフェニックス・ギア・フリード』が収録❗️ pic.twitter.com/Isvwliw65L
— 【公式】遊戯王OCG (@YuGiOh_OCG_INFO) July 21, 2019
レベル9の炎属性・戦士族で、攻撃力は3000守備力は2200です。
3つの効果を持っており、このカード名の効果はそれぞれ1ターンに1度しか発動できません。
1つ目は自分のフィールド・墓地から装備魔法カード1枚を除外することで自身を手札から特殊召喚できる効果。
2つ目は自身が攻撃するダメージステップ開始時にフィールドの表側表示モンスター1体を選び攻撃力500アップの装備カード扱いとしてこのカードに装備する(1体のみ装備可能)効果。
3つ目はモンスターの効果が発動した時に自分フィールドの装備カード1枚を墓地へ送って発動でき、その発動を無効にして破壊する効果です。
レベルが高いですが戦士族なので恩恵を受けられるサポートカードは一定数以上あります。
1の効果は装備魔法カード1枚を除外することで自己特殊召喚ができる効果です。
損失のことを考えると極力墓地の装備魔法カードを除外したい所です。
装備魔法カードが1枚あればそれでいいため、非常に緩い条件で自己特殊召喚ができます。
基本的にこの効果を使ってフィールドに出すことになりますが、特殊召喚モンスターではないので墓地肥やしからの蘇生なども問題なく出来ます。
2の効果はフィールドのモンスター1体を装備カート扱いとして自身に装備する効果です。
タイミングはダメージステップ開始時とやや限定されていますが、それ故に防がれにくいダメージステップ時に発動できる対象を取らず破壊を介さない除去効果ですので除去性能は非常に高いです。
装備することによってこのカードの攻撃力は3500となるので相手の切り札級のモンスターを火力で超すことも狙えます。攻撃できなければ当然この効果は使えないので、相手の「威嚇する咆哮」や自分の「ソウル・チャージ」には気を付けましょう。
3の効果は装備カード1枚を墓地へ送ることで効果モンスターの発動を無効にし破壊できる効果です。
自分のターン中に2の効果で装備したカードをコストに使うことも出来るのでよく噛み合っています。もちろん他の装備魔法カードをコストに出来るので「黒いペンダント」等と併せるのも良いでしょう。
この効果を使える状況で相手が不用意にモンスター効果を使ってくることはまず無いですが、モンスター効果がメインの最近の遊戯王では牽制として充分に機能します。カウンター罠カード等をセットして二段構えにするというのも良いでしょう。
「ゴッドフェニックス・ギア・フリード」と相性の良いカードは?
「妖精伝姫-シンデレラ」
1ターンに1度手札から魔法カードを捨てて発動でき、自分の手札・デッキ・墓地から装備魔法カード1枚を選んで自身に装備する効果を持っています。この効果で装備した装備魔法カードはエンドフェイズに手札に戻ります。
手札の魔法カードというコストはやや重いものの、除外以外から装備魔法カードを自信に装備できる点はかなり優秀です。
「ゴッドフェニックス・ギア・フリード」の自己特殊召喚効果を使うために必要な装備魔法をデッキからもフィールドに出せるため相性が良いです。
「ゴッドフェニックス・ギア・フリード」の自己特殊召喚をするなら装備魔法は墓地で良いので、このカードに「ワンダー・ワンド」を装備しその効果により2枚ドローで手札の補充を図るのも良いでしょう。
「聖騎士の追想 イゾルデ」
戦士族モンスター2体で出せるリンク2モンスターであり、リンク召喚時に戦士族モンスターをサーチする効果とデッキの装備魔法カードを墓地へ送ることで対応したレベルの戦士族モンスターをリクルートする効果を持ちます。
リンク素材とこのカード自身が戦士族であるため、「ゴッドフェニックス・ギア・フリード」を含めた戦士族デッキであるストラクチャーデッキR-ウォリアーズ・ストライク-とは種族シナジーがあります。
1の効果で「ゴッドフェニックス・ギア・フリード」をサーチすることも可能であり、制約の都合でそのターン中に「ゴッドフェニックス・ギア・フリード」を使うことは出来ませんが容易にサーチできるため使いやすく次のターンへの布石となります。
2の効果では「ゴッドフェニックス・ギア・フリード」の自己特殊召喚効果に必要な装備魔法を墓地肥やししつつ戦士族モンスターをリクルートが出来ます。
1の効果で「ゴッドフェニックス・ギア・フリード」をサーチした場合、相手ターンの間このカードを棒立ちさせるのは危険なので2の効果でリクルートした戦士族と一緒にリンク3モンスターの素材にすると良いでしょう。
比較的高い攻撃力と戦闘耐性を持つ「天威の龍拳聖」がおすすめで、リクルートしたのが戦士族通常モンスターであれば除去効果も狙えます。
「ゴッドフェニックス・ギア・フリード」の採用枚数と評価は?
1の効果により装備魔法カードさえあれば自己特殊召喚が容易ですので、装備魔法カードを複数枚採用しつつ前述したような装備魔法カードを引き込む手段を確保しているなら「ゴッドフェニックス・ギア・フリード」を2枚以上採用するのは素引きしやすくするという点でも有りです。
その際「ゴッドフェニックス・ギア・フリード」の効果は3つともカード名ターン1制限がある点には気を付けましょう。
容易な自己特殊召喚、性能の高い除去効果&自己強化、モンスター効果へのカウンターと至れり尽くせりとも言える噛み合った優秀な効果を持っています。前述もしたように装備魔法カードとの兼ね合いを考えなくてはならないものの単体としての性能が非常に高いカード、というのが総合的な評価です。