2021年7月17日に発売予定の基本パック バースト・オブ・デスティニーに「擬態する人喰い虫」が収録されることが判明しました。
名前やカードイラストからも分かる通り「擬態する人喰い虫」は初期の遊戯王カードとしても有名な「人喰い虫」のリメイクカードです。
登場当時は貴重な除去効果持ちの下級モンスターであったことから大会環境でも重宝されていました。
そこで今回は「擬態する人喰い虫」の効果を考察し、相性の良いカード等を紹介していきます。
目次
「擬態する人喰い虫」の効果考察!
収録カード公開‼️
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リバース・効果モンスター
星4/地属性/昆虫族/攻 450/守 600
(1):このカードがリバースした場合、フィールドのモンスター1体を対象として発動する。
そのモンスターを破壊し、その元々の攻撃力分このカードの攻撃力をアップする。
その後、このカードの種族を破壊したモンスターの元々の種族と同じにできる。
(2):フィールドのこのカードは、戦闘では破壊されず、
このカードと同じ種族のモンスターの効果でも破壊されない。
レベル4・地属性・昆虫族のリバースモンスターであり、攻撃力は450守備力は600です。
リメイク元の「人喰い虫」と比較すると、レベルが2上がり攻守は同じになっています。
属性・種族だけでなく、攻守が低いことやリバースモンスターであることから恩恵を受けられるサポートカードは一定数以上あります。
1つ目の効果ですが、リバースした場合にフィールドのモンスター1体を対象にとって破壊しそのモンスターの元々の攻撃力分このカードの攻撃力を上げる
というもので、その後自身の種族を破壊したモンスターと同じ種族に変えることも出来ます。
除去だけに留まらず、自己強化と任意での種族変更も可能であるため、2の耐性効果も合わさって破壊したモンスターや相手のデッキ次第では高い打点と破壊耐性を持つモンスターとして機能させられます。
除去手段自体は対象を取る破壊効果ですので相手の耐性に防がれやすいものの、このカードを能動的にリバースする手段と併せれば簡単に使える除去カードとしても活用できるでしょう。
種族を変更するかどうかは任意で選べますが、2の効果も含めると相手のデッキが昆虫族デッキでないのであれば種族を変えておいて損はないでしょう。
2つ目の効果ですが、戦闘破壊耐性と自身と同じ種族のモンスターに対する効果破壊耐性です。
戦闘耐性を持つため、セットしたこのカードが相手に攻撃されることで1の効果を使う場合でもフィールドに残れます。
相手が種族を統一しているデッキなら1の効果で種族を変えることにより、モンスター効果での破壊に対しても耐性を得られます。
あくまでモンスター効果での破壊への耐性ですので、魔法・罠カードや破壊以外の除去は効く点には注意です。
相手の攻撃でリバースを図る場合、仮に耐性効果を持つモンスター等を使われて1の効果による除去が出来なかったとしても、この戦闘耐性効果があることでその攻撃は防げるため壁としての役割は十分にこなせると言えます。
過去「人喰い虫」は戦士族と誤記されていたことがあり、エラーカードとしても有名です。
「擬態する人喰い虫」の種族変更効果は、「人喰い虫」がエラーカードになった過去と動物や虫の生態である擬態をかけたネーミングと効果なのではないかと思われます。
「擬態する人喰い虫」と相性の良いカードは?
「応戦するG」「ゴキポール」
どちらも昆虫族のサーチャーであり、どちらの効果でも「擬態する人喰い虫」はサーチすることが可能です。
「応戦するG」と「ゴキポール」はどちらも各種召喚方法の素材に使った場合でもタイミングを逃さず使えるためサーチャーとしても優秀ですし、「ゴキポール」で「応戦するG」をサーチすることも可能なためデッキを圧縮していくことも出来ます。
また「応戦するG」は汎用性の高い「増殖するG」のサーチも出来るため、状況に応じて変えていけます。
当然ですが「擬態する人喰い虫」をサーチしたことは相手に知られるため、自分のターンに能動的にリバース効果を使ったり敢えてモンスターをセットして相手に警戒させることを利用したりといった工夫をすると良いでしょう。
「浅すぎた墓穴」
お互いのプレイヤーはそれぞれの墓地からモンスター1体を裏側守備表示で蘇生する効果を持つ通常魔法カードです。
「擬態する人喰い虫」を裏側守備表示で蘇生しつつ、「擬態する人喰い虫」のリバース効果で除去候補となるモンスターを出させられるため相性が良いです。
裏側守備表示であれば耐性効果は関係ないため、「擬態する人喰い虫」で除去して自己強化と種族変更をすることが狙えます。
上記の運用をするためには、後述する「星遺物の傀儡」のような能動的にリバースする手段との併用が必要になります。
同じく裏側守備表示でモンスターを蘇生する「バースト・リバース」は通常罠カードであるため相手の攻撃時などにも使えますが、2000という小さくないライフコストがある点は要注意です。
「星遺物の傀儡」
自分フィールドの裏側守備表示モンスター1体を表側攻撃表示または表側守備表示に出来る永続罠カードです。
「擬態する人喰い虫」のリバース効果を能動的に使えるだけでなく、反転召喚と違い表側守備表示にも出来るため除去したモンスターの攻撃力が高くなかった場合でも壁として使えます。
罠カードである故に発動が遅れてしまいますが、永続罠カードとして継続的に効果を使える点が魅力的ですので、「擬態する人喰い虫」だけでなく他にもリバースモンスターを採用しているデッキでならその真価を発揮できるでしょう。
「ジャンクスリープ」
相手の召喚・特殊召喚をトリガーに自分の裏側守備表示モンスターを全て表側攻撃表示にする効果、お互いのエンドフェイズに自分フィールドのモンスターを全て裏側守備表示モンスターにする効果を持つ永続罠カードです。
トリガーが相手依存ではあるものの、召喚・特殊召喚をほとんどしないデッキは極めて稀ですので問題はありません。
「擬態する人喰い虫」であればリバース時の除去効果で、相手が召喚・特殊召喚したモンスターを破壊していけるため展開を妨害していけます。
加えてエンドフェイズには再び裏側守備表示に出来るため「擬態する人喰い虫」のリバース効果を繰り返し使うことも狙えます。
「擬態する人喰い虫」の評価は?まとめ!
リメイク元の「人喰い虫」と比べると、除去に追加して自己強化や種族変更ができるようになっているだけでなく耐性効果もあるため、ほとんどの面で上位互換になっていると評価できます。
これまでは「クローラー・スパイン」が「人喰い虫」の上位互換として存在していましたが、「擬態する人喰い虫」は自己強化や耐性によって除去効果に+αした利点を持っているためリメイクとして成功しているのではないかと思います。
上記で紹介したカードは昆虫族やリバースモンスターを活用するデッキでなら無理なく採用できるので、それらと合わせて「擬態する人喰い虫」の採用を検討するのも面白いでしょう。
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