Vジャンプ2022年7月号の応募者全員サービスである「PHARAONIC LEGEND PACK」には3枚のカードが収録され、その中に永続罠カードをサーチすることのできる「ファラオニック・アドベント」が収録されます。
今回はそんな「ファラオニック・アドベント」の効果考察や永続罠カードのサーチ効果についての評価をしていきますので、Vジャンプ2022年7月号の応募者全員サービスを応募しようか迷っている方は、是非参考にしていただければと思います。
「ファラオニック・アドベント」効果考察!
5/20(金)発売❗️
【Vジャンプ7月特大号】━━━━━━━━━━━
応募者全員大サービス‼️
◤ ◢
収録カード
『ファラオニック・アドベント』
━━━━━━━━━━━━✅Vジャンプ公式HPhttps://t.co/fMj2llHIfG
発売まであと15日 pic.twitter.com/pob84Ve56t— 【公式】遊戯王OCG (@YuGiOh_OCG_INFO) May 5, 2022
効果モンスター
星8/闇属性/魔法使い族/攻2000/守2000
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードの攻撃力は、お互いのフィールド・墓地の永続罠カードの数×300アップする。
(3):自分フィールドの天使族・悪魔族・爬虫類族モンスター1体をリリースして発動できる。
デッキから永続罠カード1枚を手札に加える。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。
レベル8・闇属性・魔法使い族・攻撃力2000・守備力2000の上級モンスターで効果が3つあります。
1つ目は自分フィールドのモンスター1体をリリースして、このカードを手札から特殊召喚できる効果。
2つ目はこのカードの攻撃力は、お互いのフィールド・墓地の永続罠カードの数×300アップする効果。
3つ目は自分フィールドの天使族・悪魔族・爬虫類族モンスター1体をリリースして発動する効果で、デッキから永続罠カード1枚をサーチする効果で、この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できなくなる効果。
です。
まず、1つ目の効果の自己特殊召喚効果ですが、自分フィールドのモンスターを1体リリースするだけで、特殊召喚と比較的に緩い条件で特殊召喚することが出来ます。
自身もレベル8と高く、このカードの3つ目の効果を使わないとしても、緩い条件でレベル8モンスターを特殊召喚できる点は優秀であり、ランク8をエクシーズ召喚したり、高レベルのシンクロモンスターをシンクロ召喚するために、このモンスターの特殊召喚を狙うだけでも価値があります。
また、2つ目の効果ですが、お互いのフィールド。墓地の永続罠カードの数✖︎300攻撃力のアップする効果ですが、上昇値自体は少ないものの、永続罠カードを大量に採用しているデッキであれば、フィールド・墓地に永続罠カードが3〜4枚合わせてある場面もそこまで珍しくありません。
無理に狙わなくとも、中盤〜後半であれば、最低でも900以上の攻撃力上昇はあり得ますので、このカードの攻撃力は十分に上級モンスターと匹敵するレベルに達しているでしょう。
後述でも紹介しますが、永続罠カードを大量に採用しているテーマデッキであれば、「名推理」や「モンスターゲート」で大量に永続罠カードを墓地に送ることで、このカードの攻撃力を大幅に上昇されることも可能です。
3つ目の効果ですが、自分フィールドの天使族・悪魔族・爬虫類族モンスター1体をリリースして発動する効果で、デッキから永続罠カード1枚をサーチする効果は、数少ない永続罠カードをサーチできる効果で、特殊召喚が出来なくなるデメリットあるものの、強力な制限カードである「虚無空間」やモンスター効果を無効化する「スキルドレイン」などがサーチできる点は、言わずとも便利な効果を言えます。
リリースのコストにするモンスタ〜は天使族・悪魔族・爬虫類族モンスターのいずれかで、永続罠カードを使うテーマかつ天使族・悪魔族・爬虫類族モンスターのテーマであれば、特殊召喚条件の緩さから、このカードの採用を検討してみてもいいでしょう。
また、3つ目の効果の発動後は、特殊召喚が出来なくなりますが、展開し終わった後にこのカードの効果を使えば問題はありません。
どの道、永続罠カードは一旦セットしてからではないと使えないので、十分に目を瞑れる範囲のデメリットと言えるでしょう。
「ファラオニック・アドベント」と相性の良いテーマ・カードを紹介!
「溟界」デッキ
光属性・闇属性の爬虫類族テーマで、墓地肥やしと蘇生を駆使することでモンスターを展開し、「溟界神-オグドアビス」を筆頭にした高レベル「溟界」モンスターやエクストラデッキの強力なモンスターでビートダウンで勝利を目指すテーマデッキとなっております。
爬虫類族テーマなので、「ファラオニック・アドベント」の3つ目の効果を発動するためのコストになれる上に、後述解説します「闇黒世界-シャドウ・ディストピア-」を採用する構築も可能なため、コストに困ることがありません。
また、「ファラオニック・アドベント」のレベルが8なので、レベル8である「溟界の黄昏-カース」と合わせることでランク8エクシーズモンスターをエクシーズ召喚することが可能です。
「溟界」デッキには「溟界の虚」が永続罠カードですが、それ以外にも「虚無空間」や汎用性の高い「幻影霧剣」などを採用することで、サーチ先や対応力を上昇させることが出来ます。
当サイトでは「溟界」テーマデッキの紹介も行っております↓
「闇黒世界-シャドウ・ディストピア-」
遊戯王/第10期/ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-/SR06-JP022 闇黒世界-シャドウ・ディストピア-【スーパーレア】
自分・相手のエンドフェイズ時にこのカードが表側表示に存在する状態でリリースされたモンスターの数まで、ターンプレイヤーのフィールドに「シャドウトークン」(悪魔族・闇・星3・攻守1000)を可能な限り、守備表示で特殊召喚する効果を持ちます。
このカードを主軸としたデッキ構築であれば、「ファラオニック・アドベント」の効果発動は容易であり、毎ターンコストに困ることなく、永続罠カードをサーチし続けることも可能です。
トークン生成がエンドフェイズ時と遅い点は難点ではあるものの、このカード自体強力なフィールド魔法なので、「ファラオニック・アドベント」とのコンボを無理やり狙わなくても、十分に力を発揮するカードなので、狙えればで狙う認識で大丈夫です。
「名推理」「モンスターゲート」
遊戯王 SR12-JP029 名推理 (日本語版 ノーマル) STRUCTURE DECK R - ロスト・サンクチュアリ -
いずれも、永続罠カードを大量に墓地に送ることができ、「ファラオニック・アドベント」の2つ目の効果と相性が良いです。
山札から大量に永続罠カードを墓地に送ることができれば、「ファラオニック・アドベント」の攻撃力を大幅に上昇させることが可能なので、ロマンではありますが、狙ってみる価値は十分にあるでしょう。
「隣の芝刈り」
【 3枚セット 】遊戯王 日本語版 RC02-JP041 That Grass Looks Greener 隣の芝刈り (スーパーレア)
自分のデッキ枚数が相手より多い場合に発動でき、デッキの枚数が相手と同じになるように自分のデッキの上からカードを墓地に送る効果を持つ通常魔法カードです。
先ほども紹介した「名推理」「モンスターゲート」の原理と一緒であり、上手くいけば、「ファラオニック・アドベント」の攻撃力を大幅に上昇させることが出来ます。
基本的にデッキを60枚構築で組む必要はあるものの、コチラも上手くいけば、「ファラオニック・アドベント」の攻撃力を大幅にあげることが出来るので、おすすめです。
「ハイパー・ブレイズ」
遊戯王 SD38-JP034 ハイパーブレイズ (日本語版 スーパーレア) STRUCTURE DECK - 混沌の三幻魔 -
自分フィールドに「神炎皇ウリア」が存在している必要はありますが、手札デッキから永続罠カードを墓地に直接送ることが出来るので、このカードの効果を使うだけで、「ファラオニック・アドベント」の攻撃力を600アップすることが出来ます。
「神炎皇ウリア」自体が墓地に永続罠カードの枚数が多いほど、真価を発揮できるので、その点では「神炎皇ウリア」を主軸としたデッキと「ファラオニック・アドベント」は相性が良いと言えます。
「ファラオニック・アドベント」の永続罠サーチ効果の評価は?まとめ!
「ファラオニック・アドベント」の効果考察と相性の良いテーマデッキとカードを紹介してきましたが、参考になりましたでしょうか?
「ファラオニック・アドベント」は結論を言ってしまえば、優秀なモンスターカードであり、特殊召喚条件が緩い点や、3つ目の効果を発動するためのコストさえ、準備できてしまえば、強力な永続罠カードをサーチできるので、相性の良いデッキや永続罠を多用するテーマデッキであれば、採用を検討してみるのも悪くないかと思います。
また、個人的には2つ目の攻撃力が上昇する効果は「神炎皇ウリア」と類似している点もあるので、「神炎皇ウリア」デッキに採用してみるのもアリだと思いました。
永続罠カードをサーチできる点は、普通に優秀な効果なので、採用したいテーマデッキを持っているのであればVジャンプ2022年7月号の応募者全員サービスに応募してみても損はないでしょう(争奪戦になりそうです・・・・・・・)