2019年6月8日に発売予定のデュエリストパック-レジェンドデュエリスト編5-では過去テーマが強化され、その中の1つが「E-HERO」です。
今回は「E-HERO」テーマの強化カードとして新たに登場する「イービル・マインド」について考えていきます。
目次
相手の墓地のモンスターが多いほど強力に!?「イービル・マインド」の考察と考案!
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— 【公式】遊戯王OCG (@YuGiOh_OCG_INFO) 2019年5月31日
カード名ターン1で発動できる通常魔法カードです。
自分フィールドに悪魔族モンスターが存在する場合、相手の墓地のモンスターの数によって3つの効果の中から1つを選択して発動できます。
相手の墓地のモンスターが1体以上であれば、自分はデッキから1枚ドローできます。
相手の墓地のモンスターが4体以上であれば、デッキから「HERO」モンスター1体または「ダーク・フュージョン」1枚を手札に加えられます。
相手の墓地のモンスターが10体以上であれば、デッキから「融合」魔法カードまたは「フュージョン」魔法カード1枚を手札に加えられます。
まず発動条件ですが、自分フィールドに悪魔族モンスターが存在し相手の墓地にモンスターが最低でも1体以上いる必要があります。
悪魔族を主軸としたデッキであれば条件を満たすことは容易であり、相手がシンクロ召喚やリンク召喚をするデッキであれば後攻1ターン目から条件が満たせますし、相手モンスターを戦闘破壊や除去をしてもいいので大抵の場合は開始数ターン目で発動自体は可能になるかと思います。
相手の墓地に依存している以上先攻1ターン目で発動するにはハンデスやデッキ破壊が必要になるので、先攻1ターン目で発動することは難しいでしょう。
次に効果ですが、3つの効果から1つを選んで発動できるというものになっています。あくまで1つを選んで適用するため、条件を満たしていても複数選ぶことは出来ません。
1つ目はデッキから1枚ドローする効果であり、発動条件も緩いため比較的容易に1:1の手札交換が出来ます。
2つ目は「HERO」モンスターまたは「ダーク・フュージョン」をサーチ出来る効果であり、自分フィールドに悪魔族モンスターが存在することを踏まえれば他の手札次第では手札とフィールドから融合素材を選べる「ダーク・フュージョン」のサーチが無難ですが、フィールドのモンスターを融合素材にしたくないのであれば「E-HERO アダスター・ゴールド」をサーチして「ダーク・コーリング」のサーチに繋げることも可能です。
またすでに「ダーク・フュージョン」か「ダーク・フュージョン」が手札にありそれぞれ対応する場所に「E-HERO」モンスターがいるならレベル5以上の「E-HERO」モンスターをサーチして「E-HERO マリシャス・ベイン」の融合召喚を狙うのも良いでしょう。
3つ目は「融合」魔法カードまたは「フュージョン」魔法カードをサーチする効果です。
サーチ範囲は広く優秀な効果ではありますが、相手の墓地のモンスターが10体以上必要ということで相手のデッキコンセプトや展開力次第ではデュエル中盤でも条件を満たすことが出来ない場合もあるので、あくまでおまけ程度の認識で良いかと思います。
「イービル・マインド」と相性の良いカードやデッキは?
「ファーニマル」デッキ
融合素材として併用する「エッジインプ」モンスターと融合モンスターである「デストーイ」モンスターは悪魔族で統一されているため「イービル・マインド」の発動条件が容易に満たせます。
手札交換として使うことも可能ですが、融合モンスターが悪魔族という特徴から「ダーク・フュージョン」での融合召喚が可能であり「ファーニマル」と「HERO」の複合デッキであれば「HERO」モンスターのサーチも出来るのは優秀です。
このデッキでは「融合」や専用融合魔法の「魔玩具融合」等のサーチが容易であり、融合する手段に関しては困ることが少ないため「イービル・マインド」の10体以上の効果は条件を満たせても基本的には使うことが無いでしょう。
「E-HERO アダスター・ゴールド」
効果モンスター 星4/光属性/悪魔族/攻2100/守 800 このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。 「E-HERO アダスター・ゴールド」以外の「ダーク・フュージョン」のカード名が記されたカード または「ダーク・フュージョン」1枚をデッキから手札に加える。
(2):自分フィールドに融合モンスターが存在しない場合、このカードは攻撃できない。
自身を手札から捨てることで「ダーク・フュージョン」のカード名が記されたカードをサーチする効果を持っています。
「イービル・マインド」でこのカードをサーチすることも出来ますが、逆にこのカードで「イービル・マインド」をサーチすることも可能なため状況に合わせた運用が可能です。
「ダーク・フュージョン」のサーチ自体はどちらも出来るため、相手の墓地や自分の盤面によって「HERO」モンスターのサーチを狙ったり「ダーク・コーリング」のサーチを狙うと良いでしょう。
「イービル・マインド」の評価と採用枚数は?
自分フィールドと相手の墓地のモンスターの数によって発動できるかが変わってきますが、相手の墓地次第では手札交換効果やサーチが出来るため腐りにくく使いやすいカード、という評価になります。
基本的には腐りにくいのですが、先攻1ターン目で手札に引いてしまった場合は腐ってしまいがちなため多くても2枚の採用が現実的かと思います。