2018年12月22日・23日に開催されるジャンプフェスタ2019にて先行販売するプレミアムパック2019に「決闘竜デュエル・リンク・ドラゴン」が収録されます。
カードイラストは遊戯王5D’sの赤き龍、漫画版では「アルティマヤ・ツィオルキン」という名前もあったモンスターと酷似しています。
今回はそんな新リンクモンスターについて考察していきます。
「決闘竜デュエル・リンク・ドラゴン」の効果考察!
リンク4で召喚条件はシンクロモンスターを含むモンスター2体以上、リンク先は左、右、左下、右下になります。
闇属性・ドラゴン族で攻撃力は0です。
カード名ターン1効果で自分・相手のメインフェイズ時にエクストラデッキから「パワー・ツール」シンクロモンスターかレベル7・8のドラゴン族シンクロモンスター1体をゲームから除外することで、除外したモンスターと同じ種族、属性、レベル、攻撃力、守備力を持つトークンを自身のリンク先に生成できます。
もう1つの効果は自身の生成したトークンが存在する場合、相手はこのカードは効果の対象にも攻撃対象にもできないというものです。
リンクが高くリンク召喚するためにはシンクロモンスターが必要になるので難易度が高く感じますが、逆に言えばシンクロモンスターが1体でもいれば残りはトークンでも良いということになります。
ですのでトークン生成効果を持つ「ドッペル・ウォリアー」や「スケープ・ゴースト」等を活用すれば少ない消費でリンク召喚することも可能です。
リンク先については「ヴァレルロード・ドラゴン」と同じであり、エクストラモンスターゾーンでもメインモンスターゾーンでも最大2ヶ所のリンク先を確保できます。
どちらに出しても問題なく効果を活用できるため「守護竜アガーペイン」との併用も候補に挙がります。
まず1つ目の効果ですが、トークンの生成をするために除外するモンスターとしては攻守3000の「魔王龍ベエルゼ」等が推奨されます。
相手ターンのメインフェイズにも効果を使用すれば計2体の最大攻守3000のトークンを生成出来ると考えれば強力です。
しかし除外したモンスターは正規の方法で出していないのでフィールドに呼び戻すことは出来ませんし、トークンも効果を持っていないため攻守が高くとも除去されやすいです。
属性や種族、レベルもコピーできることを活かすにしてもこのカードを出すための消費や高レベルトークンであることも考えると、そういった用途と相性が良いとも言えません。
次に2つ目の効果ですが、このカードの攻撃力が0であることを含めるとこのカードをフィールドに維持したいなら生成したトークンの存在が必須になります。
リンク先が空いていることが前提になりますが、自分のターンと相手のターンで高ステータスのトークンを2体生成していればこのカードを守ることが出来ます。
とはいえ前述したとおりトークンには何の耐性もないため除去されてしまえばこのカード自身だけでは壁にもならないため扱いには注意が必要です。
トークンを生成できるリンク4モンスターという点を考えると用途は色々考えられますが、リンク召喚を続ける展開を狙うにはこのカードの召喚条件がネックになるでしょう。
唯一召喚条件を踏み倒せるのが「守護竜アガーペイン」ですが、他にも候補がいますのでこのカードを優先するかは盤面次第になると思います。
「決闘竜デュエル・リンク・ドラゴン」と相性が良いデッキは?
「シンクロ」デッキ
正規の方法で「決闘竜デュエル・リンク・ドラゴン」をリンク召喚するにはシンクロモンスターが1体は必須ですので、残りのモンスター数はトークンを使ってカバーすると良いでしょう。
前述した「ドッペル・ウォリアー」等の他にも墓地へ送られた時に発動するドロー効果を持つシンクロモンスターの「サイバース・インテグレーター」等も使うとアドを稼ぎやすいです。
トークン生成後の展開も出来るようなら1体目のトークンをシンクロ素材にして高レベルシンクロモンスターへと繋げることも可能です。
「守護竜」主軸のリンクデッキ
「守護竜アガーペイン」の効果によって「決闘竜デュエル・リンク・ドラゴン」を出してその後の展開に繋げることが目的になります。
生成したトークンを純粋に打点として使い、効果使用後の「決闘竜デュエル・リンク・ドラゴン」は「守護竜」リンクモンスター等と一緒にリンク素材にすれば更なる展開が期待できます。
ドラゴン族を主に使うデッキになることも含め、トークンはドラゴン族にすれば「崩壊の守護竜」のリリース素材としても活用できます。
「決闘竜デュエル・リンク・ドラゴン」はカッコいいけど強いの?
召喚条件も相まって、かなり採用するデッキを選ぶカードになっています。
単体での強さで言えば隙が多いため一言に強力とは言えないモンスターかと思います。
「守護竜」主軸なら攻守3000のトークンを使って悪用が出来るような気もしますが、私には思いつきませんでした。