Vジャンプ(2019年5月号開始)一年間購読特典で登場するカード3種類の詳細が判明しました。
今回はその内の1枚である「DDイービル」について考察して性能を評価していきます。
「DDイービル」の考察と考案!
ペンデュラム・効果モンスター 星4/闇属性/悪魔族/攻2000/守 0 【Pスケール:青8/赤8】
(1):このカードがPゾーンに存在する限り1度だけ、 相手がモンスターのP召喚に成功した時に発動できる。 このターン、そのP召喚されたモンスターは攻撃できず、効果は無効化される。
【モンスター効果】 このカード名の(2)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに他の「DD」モンスターが存在しない場合、このカードは攻撃できない。
(2):相手メインフェイズに、相手フィールドのP召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
レベル4の闇属性・悪魔族ペンデュラムモンスターであり、ペンデュラムスケールは攻撃力は2000守備力は0です。
ペンデュラム効果は自身がペンデュラムゾーンに存在する限り一度だけ、相手がペンデュラム召喚した時にこのターンそのペンデュラム召喚したモンスターは攻撃できず効果を無効化するというものです。
モンスター効果は2つあり、1つ目は自分フィールドに他の「DD」モンスターが存在しない場合自身は攻撃できなくなる効果。
2つ目は相手メインフェイズに相手フィールドにペンデュラム召喚されたモンスター1体を対象として発動でき、そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする効果です。
属性・種族だけでなく守備力も低いため恩恵を受けられるサポートカードは多いです。
ペンデュラム効果は相手がペンデュラム召喚したモンスターの攻撃と効果を封じる効果です。
ペンデュラムゾーンにある限り一度しか使えませんが、数は指定されていないため相手が複数体をペンデュラム召喚してもその全ての攻撃と効果を封じられます。
妨害能力としては高いですが、このカードがペンデュラムゾーンに存在する時点で相手が無策でペンデュラム召喚するとは思えないので、効果を使うことを狙うというよりは牽制の役割が強くなるでしょう。
モンスター効果ですが、1の効果は自身の攻撃抑制効果になります。下級モンスターとしては高い攻撃力を持ってはいますが、「DD」デッキであれば「DDD」モンスター等がいるためこのカードの攻撃に期待する場面は多くないでしょう。
2の効果は相手メインフェイズに相手がペンデュラム召喚したモンスター1体の効果を無効化するという効果です。
この効果は条件さえ満たされていればフリーチェーンで発動できるので相手の行動に合わせた対応が出来ますが、強力な効果を持つペンデュラムモンスターをペンデュラム召喚してそのまま戦うというコンセプトのデッキも最近では珍しいです。
リンク等の各種召喚方法の繋ぎとしてペンデュラム召喚したという場合では、このカードの効果で得られるメリットは大して期待できないでしょう。
「DDイービル」と相性の良いカードは?
「闇魔界の契約書」
1ターンに1度自分の墓地の「DD」ペンデュラムモンスター1体をペンデュラムゾーンに置くか自分のエクストラデッキから表側表示の「DD」ペンデュラムモンスターをペンデュラムゾーンに置く効果、自分スタンバイフェイズ時に自分は1000ダメージを受ける効果を持つ永続魔法カードです。
シンクロやエクシーズの素材にした結果、墓地またはエクストラデッキに表側表示で存在する「DDイービル」をペンデュラムゾーンに置くことで、相手のペンデュラム召喚を牽制することが可能です。
それとは別に「DDイービル」は制約のないスケール8でもあるため、シンプルにペンデュラムスケールとして使うという手も有用です。
「DD」デッキではレベル7の最上級「DDD」モンスターもいますので、そういったモンスターのペンデュラム召喚を狙って攻勢に出ることも視野に入るでしょう。
「ペンデュラム・スイッチ」
1ターンに1度、自分のペンデュラムゾーンのペンデュラムモンスターを特殊召喚するか自分のペンデュラムモンスター1体をペンデュラムゾーンに置くかどちらかが出来る永続罠カードです。
フィールドにいた「DDイービル」に対してセットしておいたこのカードを使ってペンデュラムゾーンに置くことによって相手に奇襲的な牽制を仕掛けることが可能です。
また逆に牽制として使った「DDイービル」をこのカードの効果で自分フィールドに特殊召喚することで、各種召喚方法の素材として使うことも出来るかと思います。
「DDイービル」の評価は?デッキに採用?
「DDイービル」はペンデュラム効果もモンスター効果も対ペンデュラムを想定したものであり、使える相手を選びます。
昨今ではペンデュラムデッキが主流では無いため、このカードを活かすことが出来るデッキを相手が使ってくれるかは難しい所です。
メタの範囲が狭い上にペンデュラム召喚へのメタとしては他に優秀なカードがあるためこのカードを進んで採用する場面は極めて限られる、というのが全体的な評価になります。