2020年9月19日に発売予定のVジャンプ11月号の付属カードとして登場する「カオス・グレファー」の詳細が明らかになりました。
そこで今回は「カオス・グレファー」の効果や性能などについて考察していきたいと思います。
目次
「カオス・グレファー」の効果考察!
【お知らせ】
「Vジャンプレイ」公式ニュースにてVジャンプ11月特大号付録「カオス・グレファー」のカード効果を公開中!https://t.co/THqelhp5w0— 【公式】YU-GI-OH.jp (@yu_gi_oh_jp) September 4, 2020
レベル4の光属性・戦士族モンスターで、攻撃力は1700守備力は1600あります。
攻守がそれなりに高いため攻守参照でサーチ等をできるカードは限られますが、レベル4以下の戦士族モンスターという点に注目すれば「増援」等を筆頭にサーチやリクルートを狙うことはそう難しくないでしょう。
1つ目の効果はフィールドでは自身の属性を闇属性としても扱うというものです。
あくまでフィールドに存在するとき限定ではありますが、元々の光属性と効果による闇属性の2つの属性に関するサポートカードの恩恵を受けることが出来ます。
光属性と闇属性のどちらもカードプールが非常に多くサポートカードも豊富にあるため、採用するデッキ次第では使い勝手の良さを発揮できるでしょう。
2つ目の効果は手札の光属性または闇属性モンスター1体をコストにして発動でき、コストにしたモンスターとは属性が異なる光属性か闇属性のモンスター1体をデッキから墓地へ送るというものです。
この効果で墓地へ送ったモンスター及びその同名モンスターはこのターン特殊召喚できないという制約があります。
墓地肥やし効果であり、「終末の騎士」等の墓地肥やしモンスターと比べると光属性と闇属性の両方の墓地肥やしができるのが利点になります。
2つの属性のモンスターを墓地肥やしすることにより、墓地の光属性と闇属性のモンスターを除外することで特殊召喚できる「カオス」モンスターの特殊召喚条件を容易に揃えることができます。
しかし、光属性と闇属性のモンスターを墓地に溜めたいだけなのであれば「ドラコネット」や「魔界発現世行デスガイド」で光属性モンスターをリクルートして2体をリンク素材に使えば汎用リンク2モンスターを出しつつ光属性と闇属性のモンスターを墓地へ溜められます。
以上のことからこのカードの墓地肥やし効果を活かす上で意識すべき点としては、墓地へ送るモンスターにレベルや攻守の指定が無いこと・墓地へ送ったモンスターは特殊召喚できないが効果は使えることの2つになります。
これらを踏まえた上で相性の良いデッキやカードを紹介していきます。
「カオス・グレファー」と相性の良いデッキとカードを紹介!
「カオス」デッキ
墓地の光属性と闇属性のモンスターを除外することで特殊召喚できる「カオス」モンスターを主軸にしたデッキです。
光属性と闇属性の両方の墓地肥やしができる「カオス・グレファー」は墓地肥やし要員として有効活用できますし、フィールドに存在する場合に光属性と闇属性の両方とした扱える点もメリットになりやすいです。
「カオス」モンスターはその特性上墓地が枯渇しやすいため、デュエル中盤以降でも使いやすいこのカードを採用する価値は十分にあるでしょう。
「ネオ・カイザー・グライダー」
墓地へ送られた場合にそのターン相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力を500ダウンさせる効果を持ちます。
「カオス・グレファー」の2の効果で手札コストにしてもデッキから墓地へ送っても効果を発動できる光属性モンスターであり、相手モンスターを弱体化させることで後に特殊召喚した「カオス」モンスターで突破しやすくなります。
「カオス」モンスターの中でも切り札である「カオス・ソルジャー-開闢の使者-」は連続攻撃効果を持っているので弱体化させたモンスターに攻撃することでダメージを増やせます。
「アブソルーター・ドラゴン」
墓地へ送られた場合に「ヴァレット」モンスター1体をサーチできる効果を持ちます。
こちらも「カオス・グレファー」の2の効果で墓地へ送ることで効果発動を狙えるだけでなく、サーチ効果によりハンドアドバンテージを稼げます。「ヴァレット」モンスターは闇属性・ドラゴン族で統一されているため、「カオス」デッキに併用したい場合は採用する光属性モンスターの選択も重要になってくるでしょう。
「カオス・グレファー」の全体的な評価は?まとめ
「カオス」デッキとのシナジーを意識している思われる効果をしていますが、一口に「カオス」デッキといっても様々ですので採用優先度に関してはデッキ構築次第となっています。
海外先行分も含めて現状存在する「カオス」カードの情報と照らし合わせてみましたが、「カオス」デッキと相性が良いものの必須級の性能ではない、というのが全体的な評価となります。
(「カオス」デッキに採用するのであれば「ダーク・グレファー」の方が安定している上に、墓地肥やしの面でも効率的という印象を個人的には受けてしまいますね・・・・)
とはいえ墓地肥やし効果自体は様々な運用法が検討される物です。
今回私が気づけなかっただけで極めて相性が良いデッキや強力なコンボを生み出せる組み合わせがあるのかもしれませんので、いくつか検証してみても面白いかと思います。