2022年7月16日に発売予定の基本パック ダークウィング・ブラストにて「ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン」登場します。
そこで今回は「ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン」についての考察や、相性の良いカード等を紹介していきます。
「ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン」の効果考察!
シンクロ・効果モンスター
星10/闇属性/ドラゴン族/攻3200/守2800
Sモンスターのチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードはS召喚及び以下の方法でのみ特殊召喚できる。
●自分のフィールド・墓地から、Sモンスターのチューナー1体と
「ブラックフェザー・ドラゴン」1体を除外した場合にEXデッキから特殊召喚できる。
(1):相手がモンスターの効果を発動する度に、このカードに黒羽カウンターを1つ置き、相手に700ダメージを与える。
(2):相手ターンに、黒羽カウンターが4つ以上置かれているこのカードをリリースして発動できる。
フィールドのカードを全て破壊する。
「ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン」は闇属性・ドラゴン族のレベル10シンクロモンスターであり、攻撃力は3200で守備力は2800となっています。
素材指定はシンクロモンスターの
Sモンスターのチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
であり、レベル変更効果を持つシンクロチューナーやシンクロチューナーを特殊召喚できる「水晶機巧-ハリファイバー」、「BF」では「BF」モンスターを素材に使用した場合チューナー扱いになる「A BF」シンクロモンスターも素材に使っていけるでしょう。
また、このカードは自分のフィールド・墓地のシンクロモンスターのチューナー1体と「ブラックフェザー・ドラゴン」を除外することでも特殊召喚出来ます。
このシンクロ召喚以外にも特殊召喚する方法を持っている点は非常に大きな特徴であり、墓地のモンスターを使うことで損失を抑えて特殊召喚できますし、運用次第では1ターンの間にこのカードを複数体出すことも狙えます。
1つ目の効果は、相手がモンスター効果を発動する度にこのカードに黒羽カウンターを1つ置き、相手に700ダメージを与えるというものです。
トリガーは相手のモンスター効果の発動であり、受動的ではあるもののモンスター効果を多用する昨今では発動できる機会は多いかと思います。
この効果にはターン1制限も無いため、先攻1ターン目にこのカードを出せたなら相手のデッキ次第では複数回効果を使うことも十分期待できるでしょう。
効果自体は黒羽カウンターを置くことと相手への効果ダメージであり、黒羽カウンターは2の効果や「ブラック・ノーブル」で活用していけます。
効果ダメージの数値は700と低くないので、相手がモンスター効果を発動する度に700ダメージを与えることでライフを削っていったり、相手のライフが減っているデュエル中盤以降では展開抑制としても機能してくれるでしょう。
2つ目の効果は、相手ターンに黒羽カウンターが4つ以上置かれているこのカードをリリースすることで、フィールドのカードを全て破壊するというものです。
現状このカードに黒羽カウンターを置ける手段は1の効果のみですので、実質的にこの効果を使えるのはこのカードが存在する状態で相手がモンスター効果を4回以上使った後になります。
黒羽カウンターが4つ以上置かれてさえいれば、相手ターン中にフリーチェーンで使える一掃効果ですので、相手の構築した盤面をリセットしたり展開を妨害することも可能です。
耐性効果を持つ「A BF-神立のオニマル」や「BF-フルアーマード・ウィング」なら、この効果の一掃に巻き込まれないため一緒に並べておくと自分のフィールドがガラ空きにならずに済みます。
この効果の存在によって相手がモンスター効果の発動を3回以下に留めてこのカードを除去あるいは戦闘破壊しようとするか、効果破壊耐性を持つモンスターを出してくるかが予想されるため、それらへの対策をどう用意するかといった読み合いも生まれるでしょう。
「ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン」と相性の良いカードは?
「魔王龍 ベエルゼ」
遊戯王OCG 魔王龍ベエルゼ ノーマル PP16-JP007
チューナーに闇属性を指定するレベル8シンクロモンスターであり、戦闘及び効果で破壊されない耐性とダメージを受けた時に自己強化する強制効果を持ちます。
このカードを相手フィールドに送っておくことで、「ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン」の効果で相手にダメージ→
ダメージを受けたことで「魔王龍 ベエルゼ」で自己強化→
モンスターの効果が発動したことで「ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン」の効果でダメージ
というループが完成することで相手のライフを0にできます。
「BF」は闇属性統一テーマであるため「魔王龍 ベエルゼ」をシンクロ召喚することは問題なく可能であり、「強制転移」等を使えば相手にコントロールを移すことができます。
加えて「ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン」は元々の攻撃力で「魔王龍 ベエルゼ」を上回っているので、相手フィールドに押し付けた「魔王龍 ベエルゼ」に「ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン」で攻撃すれば、その時発生した戦闘ダメージをトリガーにループを始めることも狙えます。
「魔王龍 ベエルゼ」と「ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン」を並べるのは「BF-幻耀のスズリ」1枚さえあれば実現可能だったりとそこまで難しくないため、手札にパーツが揃ったら狙ってみるコンボとして採用しておくのも面白いでしょう。
「異次元からの埋葬」
遊戯王 SR07-JP032 異次元からの埋葬 (日本語版 ノーマル) STRUCTURE DECK R - アンデットワールド -
除外されているモンスターを3体まで墓地に戻す効果を持つ速攻魔法カードです。
「ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン」を2つ目の召喚方法で出すために除外したシンクロチューナーと「ブラックフェザー・ドラゴン」をこのカードで墓地に戻せば、2体目の「ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン」を出すことが可能です。
「ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン」を2体並べれば相手はモンスター効果を発動する度に計1400もの効果ダメージを受けるため、相手のモンスター効果の利用を牽制できます。
また、「BF-幻耀のスズリ」1枚から「ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン」を2体並べることも可能なので、そこで更にこのカードを使えば「ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン」を3体並べることも可能です。
そうなれば相手はモンスター効果を発動する度に計2100もの効果ダメージを受けることとなり、モンスター効果を4回発動すればそれだけでライフが消し飛ぶことになります。
上記のような運用だけでなく、シンクロチューナーと「ブラックフェザー・ドラゴン」が除外ゾーンにあれば、このカードは手札消費1枚から「ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン」を出せるカードとなるためデュエル中盤以降の相手の牽制や切り返しに活用することも狙えます。
「ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン」は「BF」デッキでの評価は?まとめ!
「ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン」は特異な召喚方法を持つことで召喚難易度を下げつつつも、モンスター効果の発動を牽制したりフィールドの一掃によって相手にプレッシャーをかけられるカードだと評価できます。
これまでの「BF」デッキであれば、レベルが同じ「BF-フルアーマード・ウィング」の存在もあって「ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン」は使いやすいとは言い辛かったかもしれません。
しかし今回の強化によって「ブラックフェザー・ドラゴン」の出しやすさと利用価値は格段に向上したため、「ブラックフェザー・ドラゴン」に関連する動きをメインとした新たな「BF」デッキであれば、「ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン」は非常に出しやすく尚且つ強力な切り札として活躍できるかと思います。
上記のように新規カードを活用したコンボによっては「ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン」を複数体並べることも難しくないので、その点に注目して尖らせた構築にしてみるのも面白いでしょう。
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