コレクションパック-革命の決闘者編-で「B・F」テーマが登場しました。
今回はそんな「B・F」テーマの出張性や相性の良いテーマデッキについて考えていきます。
今回の選抜基準は?
まず「B・F」テーマの特徴を簡単におさらいしていきます。
風属性・昆虫族で統一されたテーマであり、シンクロ召喚を主軸としているため一定以上の展開力があります。
シンクロモンスターを利用したビートダウンとバーンが基本戦術です。
一部の「B・F」モンスターには効果の使用後エクストラデッキから昆虫族モンスターしか特殊召喚できなくなるという制約があります。
出張させる「B・F」カードにもよりますが、出張させやすいテーマデッキとなると属性・種族・デッキコンセプトのいずれかでシナジーがある物が良いかと思います。
テーマデッキと「B・F」を出張させたらどのような動きになるのかも交えて紹介していきます。
「B・F」が出張できる相性の良いテーマデッキは?
「スピードロイド」デッキ
風属性・機械族で統一されたシンクロ召喚を主軸とする展開力の高いテーマデッキです。
「B・F」とはシンクロ召喚を主軸とした風属性デッキである点が共通しており、出張させやすいです。
「B・F-毒針のニードル」と「B・F-必中のピン」のセットが最も使いやすく、「B・F-毒針のニードル」を召喚してその効果により「B・F-必中のピン」をサーチし「B・F-必中のピン」を自己特殊召喚させるというのが主な流れです。召喚権を使っておりレベルも計3と低いですが、この2体を使って「水晶機巧-ハリファイバー」をリンク召喚してチューナーをリクルートしたり、「HSR-GOMガン」をリンク召喚して「スピードロイド」モンスターのサーチ&墓地肥やしをしつつ風属性モンスター限定で召喚権を増やすことが出来ます。
「B・F」のシンクロ召喚も狙っていくならレベルが4ある上に蘇生効果を持つ「B・F-早撃ちのアルバレスト」も採用すると良いでしょう。
「B・F-毒針のニードル」は特殊召喚成功時にも発動できますので、「戦線復帰」等の汎用蘇生カードから前述したような展開ルートをすれば召喚権の温存も可能です。
「スピードロイド」もシンクロデッキであるため「B・F」とエクストラデッキの枠を争ってしまう点、「B・F-連撃のツインボウ」の自己特殊召喚効果などそのターン中にエクストラデッキから昆虫族モンスター以外を特殊召喚できなくなってしまうカードの採用が難しい点を注意したほうが良いので、採用する「B・F」カードや枚数には気を付けましょう。
最上級昆虫族モンスター多用型デッキ
レベルの高い昆虫族モンスターで戦うことを主軸としたデッキです。
主に狙いたいのは「究極変異態・インセクト女王」であり、他にも「デビルドーザー」や昆虫族の「壊獣」モンスター等ステータスの高い昆虫族モンスターの特殊召喚をしていきます。
このデッキはメインデッキからの展開を重視しているため、エクストラデッキを扱う「B・F」は枠を争わずに済みます。
またエクストラデッキから昆虫族モンスターしか特殊召喚できないという制約を持つ「B・F」カードを自由に使うことが出来るため相性が良いです。
更に言えばメインデッキの「B・F」モンスターでは不足しているレベルも最上級昆虫族モンスターが補ってくれるためレベル12のシンクロモンスター「B・F-決戦のビッグ・バリスタ」のシンクロ召喚も積極的に狙えます。
昆虫族で共通しているというシナジーは大きく、「寄生虫パラノイド」や「共振虫」といった種族サポートカードの恩恵を受けられます。
相性は良いですが、「B・F」カードの採用枚数を多くしてしまうと最上級昆虫族モンスターを引いた時に腐りやすくなってしまうという難点もあります。
そういったことを含めると「代打バッター」等の最上級昆虫族モンスターサポートカードの採用枚数は出来るだけ減らさずに必要最低限の「B・F」カードを出張採用させるといった構築の方が良いでしょう。
「甲虫装機」デッキ
昆虫族・闇属性テーマであり「甲虫装機 ダンセル」を主軸にアドバンテージを稼いでいくテーマデッキです。
「甲虫装機 ダンセル」から「甲虫装機 センチビート」の動きから、エクシーズ召喚、リンク召喚と選択肢が多く対応力・展開力が高いテーマですが、「B・F」モンスターを複数デッキに採用することで、シンクロ召喚を狙うことが出来ます。
特に「B・F 早打ちのアルバレスト」とは相性が良く、1つ目の効果で「甲虫装機 ダンセル」を蘇生させそのまま「甲虫装機 ダンセル」の効果を発動し「甲虫装機 」モンスターを特殊召喚すればフィールドに3体のモンスターを並べることが出来ます。
「B・F」の出張性の評価は?まとめ
昆虫族という種族テーマ自体があまり多くなく、シンクロ召喚を狙う昆虫族テーマという括りであれば「B・F」が初でもあります。
そういった理由もあって出張性が高いわけではありませんが、今後昆虫族テーマが新たに増える度に展開力の助けとなれる「B・F」テーマカードの出張は検討できる物となるでしょう。
今回はあくまで出張性に注目しましたが、純「B・F」デッキもしっかり機能するものになっているので純構築をするのも良いと思います。