遊戯王OCGでは1年の内の1月・4月・7月・10月の計4回制限改訂が行われます。
そして恒例として新しいリミットレギュレーションが適用される半月前ほどにその内容が公式から発表されています。
そこで今回は次の制限改訂である2020年4月に禁止カードや制限カードに規制されるカードを大会環境なども踏まえて予想していきたいと思います。
目次
2020年4月の禁止制限の傾向についてまずはどうなりそう?
今回の傾向についてですが、今まで通り大会環境へのテコ入れがメインになるかと思われます。
2月までの環境を簡単に振り返りますと、「ドラグーン」デッキがビートダウンやメタビート寄りのデッキだけでなく「リリーサードラグーン」や「召喚獣」との複合デッキ等活躍の場を広げています。
それと同じくらい活躍していたのは「オルフェゴール」デッキであり、優秀な効果を持つ新規カード「宵星の騎士ギルス」によって強化されたことで大活躍をしています。
他の環境上位デッキとしては、比較的使用率が高めの「オルターガイスト」に続く形で「閃刀姫」や「サンダー・ドラゴン」等が挙がります。
これらを踏まえると、現環境の2トップとも言える「ドラグーン」デッキと「オルフェゴール」デッキには何かしらの規制強化がされる可能性が高いでしょう。
以上のことも含めて具体的に規制がされるカードを予想していきます。
2020年4月の禁止制限の規制が入りそうなカード一覧!!
「儀式魔人リリーサー」禁止カード化
結果的には「リリーサードラグーン」デッキの抑止という形で働く規制かと思います。
「儀式魔人リリーサー」を素材にした「クラウソラスの影霊衣」を出すことで、相手の特殊召喚を封じながらも「超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ」の非常に高い性能で相手を一方的に倒すという戦術を取るのが「リリーサードラグーン」の基本コンセプトです。
実は以前から「儀式魔人リリーサー」の特殊召喚封じは強力過ぎたために何度か問題視されていたのですが、今まで規制がされてこなかったのは強い儀式テーマがそこまで多くなかったためかと思われます。
「影霊衣」が大会環境で活躍していた時期は「影霊衣」自体が「儀式魔人リリーサー」にそこまで依存していなかったため、「影霊衣」カードを規制することで弱体化させて「儀式魔人リリーサー」には結局ノータッチでした。
そこに来て「リリーサードラグーン」の流行により元来儀式召喚は手札消費が激しいものだったはずが、手札消費1枚で「儀式魔人リリーサー」を素材にした儀式モンスターを出せるというコンボが確立されました。
つまるところ、「儀式魔人リリーサー」は今の内に禁止カードにしておかなければ今後「超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ」のような手札消費を少なくて出せる強力なモンスターと一緒に並べて相手の特殊召喚を封じるというコンボの利用が繰り返される可能性があるということです。
加えて言えば、これから先回しやすく強力な儀式テーマが出たとしてもとりあえず「儀式魔人リリーサー」に頼ればいい感が出てしまうのはいかがなものかと個人的にも思います。
「真紅眼融合」禁止カード化
「ドラグーン」デッキ全般に対しての規制強化ということで「真紅眼融合」が禁止カードになるのではと予想します。
「真紅眼融合」が禁止カードになればデッキ融合が出来なくなりますので、「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」で「真紅眼融合」の効果を適用するといった動きも出来なくなります。
「真紅眼融合」が禁止になっても「円融魔術」で「超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ」を出すことは出来ますが、「円融魔術」を使うには素材となるモンスターをフィールド・墓地に揃えなければいけないのでデッキから素材を使える「真紅眼融合」よりも消耗が激しくなることは間違いないでしょう。
他にも「ティマイオスの眼」で出すという手段もありますが、「ティマイオスの眼」自体をサーチする手段が乏しいため安定性はガクッと落ちるでしょう。
「ドラグーン」デッキの弱体化を図るという意味では直接「超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ」を禁止にするということも考えられますが、登場してから日が浅いことなどもあって直接的な規制はしないのではないかと予想しています。
一方では「ドラグーン」デッキ関連への規制は無さそうという話もありますし、もう一方では「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」の方が規制されるという話も聞きます。
私個人の予想としては、「ドラグーン」デッキでは制限カードに規制するだけでは特に影響がないカードが多いためにキーカードである「真紅眼融合」を禁止にして「超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ」を殺しきらない程度にデッキの弱体化を図るのではと思っています。
「オルフェゴール・ディヴェル」制限カード化
「オルフェゴール」デッキの弱体化を目的として規制されることを予想しました。
リクルート効果によって「オルフェゴール」デッキにおける展開用パーツとして重宝し、積極的に複数枚積みしたいカードの1枚でもあります。
前回のリミットレギュレーションで「オルフェゴール」デッキは「オルフェゴール・ディヴェル」と「オルフェゴール・ガラテア」が準制限カードになったものの、「宵星の騎士ギルス」によって規制されてなお環境トップで活躍しています。
そこで段階的な規制強化として「オルフェゴール・ディヴェル」もしくは「オルフェゴール・ガラテア」、もしくはその両方の制限カード化は十分あり得ると思います。
「オルターガイスト・メリュシーク」制限カード化
「オルターガイスト」デッキへの弱体化として予想させていただきました。
「オルターガイスト・メリュシーク」はサーチ効果を持つので、デッキの潤滑剤としての役割を果たしたりと重要な役割を担っています。
こちらも前回のリミットレギュレーションで準制限カードに規制されているので、段階的な規制強化として次は制限カードになるのではないかと思われます。
「雷獣龍-サンダー・ドラゴン」制限カード化
今回の規制で「サンダー・ドラゴン」デッキの弱体化もあるのではないかと思います。
既に規制されている「サンダー・ドラゴン」デッキですが、それでもなお環境上位といて活躍していることもありもう一段階の弱体化が行われるかもしれません。
こちらも同じく段階的な規制強化となるのでは思ったので予想させていただきました。
「TGハイパーライブラリアン」
4月からのマスタールールでシンクロ召喚の制限がなくなります。
それに伴い、「TGハイパーライブラリアン」を複数並べて、連続でシンクロを行い、大量展開というコンボが予想されます。
KONAMI側が早めに対策を練るようには個人的には思えませんが、早めに手を打っておいた方が良い1枚であることは間違えないカードかと思います。
2020年4月の禁止制限予想についてのまとめ!
今回「閃刀姫」関連は規制強化予想として挙げませんでしたが、「閃刀起動-エンゲージ」が制限カードになる可能性は十分あります。
しかし「閃刀姫」デッキは環境上位ではあるものの、他の環境上位と比べると使用率の高さに対して優勝記録などが少なめだったのでもしかしたら今回はスルーするのかもしれません。
「水晶機巧-ハリファイバー」の禁止カード化という話もよく聞きます。確かに4月からの新マスタールール改訂によってシンクロ召喚等が実質的な強化となり、シンクロデッキにおいて「水晶機巧-ハリファイバー」の存在は有難いもののKONAMI側が事前予測的な意味合いでカードを禁止カードにするのかと聞かれると微妙な気もします。
むしろ規制したとしても7月にして、3か月間は新マスタールール改訂が大会環境にどのような影響を及ぼすのかを様子を見るのではないかと思います。
コチラでは公開された4月のリミットレギュレーションを公開しております!!