2020年8月8日に発売予定の基本パック、ファントム・レイジにて「暗黒界」テーマの新規カード「暗黒界の援軍」が収録されることが判明しました。
そこで今回は新規カードを採用した新しい「暗黒界」デッキレシピとその回し方等を紹介していきます。
今回紹介するのはファンデッキ寄りの「暗黒界」デッキとなりますので、その点はあらかじめご承知おきください。
目次
新規カードで強化された「暗黒界」デッキレシピ2021の紹介!
モンスターカード
「暗黒界の導師 セルリ」×1
「暗黒界の術師 スノウ」×3
「暗黒界の狩人 ブラウ」×3
「暗黒界の尖兵 べージ」×3
「暗黒界の龍神 グラファ」×3
「Sin スターダスト・ドラゴン」×2
魔法カード
「暗黒界の援軍」×1
「暗黒界の門」×3
「暗黒界の取引」×3
「墓穴の道連れ」×3
「手札抹殺」×1
「闇の誘惑」×1
「トレード・イン」×1
「成金ゴブリン」×3
「テラ・フォーミング」×1
「おろかな埋葬」×1
「死者蘇生」×1
罠カード
「暗黒の瘴気」×1
「暗黒界の洗脳」×1
「闇のデッキ破壊ウイルス」×1
「スキルドレイン」×3
エクストラデッキ
「スターダスト・ドラゴン」×2
汎用ランク8エクシーズモンスター適宜
汎用リンクモンスター適宜
「暗黒界」の特徴を踏まえてデッキの回し方を紹介!
このデッキのコンセプトは「暗黒界」の特徴を活かしながらロックカード等で相手の動きを封じて本来の性能を発揮させずに勝利を目指すというものです。
今回紹介したデッキレシピは「スキルドレイン」を活用したタイプの「暗黒界」デッキにさせていただきました。
まず「暗黒界」テーマの最大の特徴は一部を除いた「暗黒界」モンスターのほとんどは『カードの効果によって手札から捨てられた場合』に発動する効果を持っていることで、その中には『相手のカードの効果によって捨てられた場合』に追加効果を発動するものもいます。
「暗黒界」テーマを扱う上では『カードの効果によって手札から捨てられた場合』がどんな状況のことを指しているのかしっかり理解しておく必要があります。
分かりやすいように例を挙げて紹介していきます。
「暗黒界の取引」……手札を捨てるのは効果であるためOK
「サンダー・ブレイク」……手札を捨てるのはコストであり、効果では無いためNG
「手札断殺」……効果ではあるものの手札を『捨てる』ではなく『墓地へ送る』効果なのでNG
つまりは『手札を捨てる効果』を持つカードによってのみ「暗黒界」モンスターの共通効果の発動条件を満たすことが出来ます。
また「暗黒界」モンスターの共通効果は強制効果であるため「手札抹殺」等で一度に複数体の「暗黒界」モンスターを手札から捨てた場合にはその全ての効果が発動します。
またいずれもカード名ターン1指定が無いため同じ「暗黒界」モンスターをバウンス等をして再利用することも出来ますし、1ターン中に同名の「暗黒界」モンスターが複数体効果によって手札から捨てられた場合でも全て効果が発動します。
『相手のカードの効果によって捨てられた場合』に発動する追加効果ですが、別々に発動するのではなく1つの一連の効果として処理されます。
発動条件の『相手のカードの効果』という部分ですが、基本的には相手がコントロールしているカードの効果という意味です。
そのため元々の持ち主が自分であっても相手フィールドで発動しているなら『相手のカードの効果』になります。
「暗黒界の洗脳」を使用して相手カードの効果を変更した場合でも、テキスト変更したカードをコントロールしているのは相手になりますので『相手のカードの効果』となります。
「暗黒界」の特徴が分かったところでデッキの回し方について紹介していきます。
まずは手札を捨てる効果を持つカードを使っていくことでアドバンテージの獲得や展開を行っていきます。
「暗黒界」モンスターと組み合わせることでハンドアドバンテージを意識しつつデッキを回していけるカードとしては、ドロー効果もある「暗黒界の門」「暗黒界の取引」「墓穴の道連れ」「手札抹殺」等があります。
手札から捨てる「暗黒界」モンスターでは「暗黒界の術師 スノウ」は「暗黒界」カード1枚のサーチ、「暗黒界の狩人 ブラウ」はドローが出来るためハンドアドバンテージを稼いでいけます。
エースである「暗黒界の龍神 グラファ」は自分フィールドの「暗黒界」モンスター1体をバウンスして自己蘇生できるため、手札を捨てる効果等であらかじめ墓地に送っておけば複数体の展開も難しくありません。
モンスターを展開した後はエクストラデッキの汎用モンスターに繋げていくという運用も可能ですが、自分が使っている「スキルドレイン」等との兼ね合いには気を付けましょう。
暗黒界の援軍
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の墓地のレベル4以下の悪魔族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
その後、手札から悪魔族モンスター1体を選んで捨てる。
新規カードの「暗黒界の援軍」は下級悪魔族モンスター1体を蘇生して手札を1枚捨てられるため、効果を使用した「暗黒界の術師 スノウ」や「暗黒界の狩人 ブラウ」を蘇生して「暗黒界の龍神 グラファ」の自己蘇生効果でサルベージすれば再利用を図ることも出来ます。
墓地で発動する効果しか持たない「暗黒界」モンスターと「スキルドレイン」は相性が良く、相手にのみロックをかけることが出来ます。
また「暗黒の瘴気」では相手の墓地利用に、「暗黒界の洗脳」では相手のモンスター効果へ妨害を仕掛けていけます。
「スキルドレイン」+「暗黒界の瘴気」を並べることが出来れば、フィールドのモンスター効果を無効にしつつ、相手に墓地利用をさせず、コチラは強力な上級モンスターでビートダウンしていくというシンプルながら強力な盤面を築くことが可能です。
又今回のデッキではピン差しであるものの「闇デッキ破壊ウイルス」を採用しているので、上記の2枚に加えて相手の魔法カードと罠カードに対してもしっかりと対応していくことが出来ます。
「暗黒界」デッキを改造するのであれば?
今回の「暗黒界」デッキは純構築という形でしたが、手札から捨てられた時に効果を発動出来る「未界域」との混合デッキも非常に強力です。
「未界域」と「暗黒界」の混合デッキについてはコチラで紹介しております!
「暗黒界」デッキレシピ2021の特徴と回し方についてのまとめ!
新規カードが加わったことで強化された「暗黒界」デッキレシピの紹介でしたがいかがでしたでしょうか?
「暗黒界」デッキは大会レベルのデッキではありませんが、中堅としては強力なデッキで、現在もその実力は衰えてはいません。
「暗黒界」デッキを過去に組んでいた方や今から組もうか迷っている方は是非今回の新規カードを機にデッキを組んで遊んでみてはいかがでしょうか?
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