2022年3月19日に発売予定のVジャンプ5月号の付属カードとして登場する「悪魔嬢ロリス」の詳細が判明しました。
そこで今回は「悪魔嬢ロリス」の効果を考察し、相性の良いカードなどについて紹介していきます。
「悪魔嬢ロリス」の効果考察!
【お知らせ】
墓地・除外から通常罠をデッキに戻して最大2枚ドロー!
通常罠に関する2つの効果を持ったレベル3悪魔族「悪魔嬢ロリス」がVジャンプ付録で登場! #遊戯王
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効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻1500/守 500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地のカード及び除外されている自分のカードの中から、
通常罠カード3枚または6枚を対象として発動できる。
そのカードを好きな順番でデッキの下に戻す。
その後、戻したカード3枚につき1枚、自分はデッキからドローする。
(2):このカード以外のモンスターがリリースされた場合、
または相手の効果で自分の墓地へ通常罠カードが送られた場合、
自分の墓地の通常罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
「悪魔嬢ロリス」は闇属性・悪魔族のレベル3モンスターであり、攻撃力は1500守備力は500あります。
1つ目の効果についてですが、
自分の墓地及び除外されている通常罠カードを3枚または6枚をデッキの一番下に戻し、その後戻したカード3枚につき1枚ドローできる
というものです。
6枚の通常罠カードをデッキボトムに戻せば2枚のドローができるため、通常罠カードの再利用を図りつつもハンドアドバンテージを稼ぐことが可能です。
墓地の罠カードをサルベージしたり再セットする効果はこれまでにもいくつかありましたが、除外されている通常罠カードをデッキに戻すという効果は稀です。
墓地で発動できる効果を使うために除外した通常罠カード等と併せれば、通常ならアクセスが難しい除外されている通常罠カードの再利用が狙えるというだけでも特有の利点があると言えます。
最低でも3枚は墓地または除外ゾーンに通常罠カードが無くてはいけないため、この効果を目的として利用するのであれば通常罠カードの採用枚数が多いデッキで使うことになるでしょう。
2つ目の効果についてですが、
このカード以外のモンスターがリリースされた場合または相手の効果で自分の墓地に通常罠カードが送られた場合に自分の墓地の通常罠カード1枚を自分フィールドにセットする
というものです。
コストや効果によるリリース、アドバンス召喚や儀式召喚のためのリリースをトリガーに出来るため、それらを活用するデッキであれば条件を満たしていけます。
また、このカード以外のモンスターであればリリースされるのは相手モンスターでも良いため、相手がアドバンス召喚をするデッキであったり自分が「壊獣」モンスターで相手モンスターをリリースした場合にも効果を使用していけます。
このカードのトリガーはもう1つありますが、相手の効果で通常罠カードが墓地へ送られる必要があるため、使えるかどうかは相手依存になります。
フリーチェーンで発動できる罠カードであれば相手が除去しようとしてきた際にチェーン発動することで、そちらの効果を使いつつもこの効果のトリガーを満たし、墓地から同じカードを再セットして次のターン以降にもう一度使用することも狙えます。
また相手の効果であればどこから墓地へ送られても良いので、相手の手札破壊やデッキ破壊によって通常罠カードが墓地へ送られた場合にもトリガーとなれます。
「悪魔嬢ロリス」と相性の良いテーマ・カードを紹介!
「蟲惑魔」テーマ
「ホール」通常罠カードまたは「落とし穴」通常罠カードを駆使しながらもモンスターを展開したりアドバンテージを稼ぐテーマです。
デッキから「落とし穴」通常罠カード等をセットしたり墓地へ送る効果もあることから、墓地に通常罠カードが溜まることが多いため「悪魔嬢ロリス」の1の効果を使いやすいです。
ただし、「蟲惑魔」モンスターには召喚成功時に発動できる優秀な効果のものもいるため、「悪魔嬢ロリス」に召喚権を割くべきかどうかは慎重に検討した方が良いでしょう。
「蟲惑魔」テーマデッキレシピの紹介はコチラ↓
「アメイズメント」テーマ
装備モンスターのコントローラーによって効果が変わる「アトラクション」罠カードを駆使することが特徴のテーマです。
「アトラクション」罠カードはいずれも通常罠カードであり、デッキからセットしたりコストにしたりすることで墓地に通常罠カードが溜まるため「悪魔嬢ロリス」の1の効果を使っていけます。
エースモンスターである「驚楽園の支配人<∀rlechino>」は墓地の「アトラクション」罠カードを任意の数だけ除外してその数だけ相手フィールドのカードを除去できる効果があり、相手フィールドを一掃するほど大量に「アトラクション」罠カードを除外しても、「悪魔嬢ロリス」ならデッキに戻して再利用を図れる点でも相性が良いです。
「アメイズメント」テーマデッキレシピの紹介はコチラ↓
「ラビュリンス」テーマ
【更新情報】「Vジャンプニュース」更新!
Vジャンプ5月特大号掲載カードを公開!
Vジャンプ5月特大号掲載記事:第2回 『デッキビルドパック タクティカル・マスターズ』の収録カードを公開!#遊戯王 #OCGhttps://t.co/mqIiCXCphU pic.twitter.com/Jn2yiEgwxq— 【公式】YU-GI-OH.jp (@yu_gi_oh_jp) March 9, 2022
2022年3月19日発売予定の デッキビルドパック タクティカル・マスターズに収録されるテーマの1つ、「ラビュリンス」テーマとは
悪魔族・罠カードサポート
という面で非常に相性が良いです。
「白金の迷宮城」の2つ目の効果での特殊召喚にも対応しており、通常罠を多用する「ラビュリンス」テーマでは、墓地に通常罠が溜まりやすいので、回収兼、ドローソースとして役に立ちます。
「ラビュリンス」テーマの紹介についてはコチラ↓
「トラップトリック」
遊戯王 SR10-JP037 トラップトリック (日本語版 ノーマル) STRUCTURE DECK R - マシンナーズ・コマンド -
デッキから通常罠カード1枚を除外し、その同名カード1枚をデッキからセットできる通常罠カードです。
発動後墓地に送られたこのカード・このカードの効果で除外した通常罠カード・このカードの効果でセットした通常罠カードの計3枚の通常罠カードを1枚で用意できるため、「悪魔嬢ロリス」の1の効果を使う上で抜群に相性が良いです。
後述する通常罠カードをデッキからセットしたのであれば、更に墓地及び除外ゾーンの通常罠カードを増やすことも可能です。
「針虫の巣窟」
遊戯王カード DS14-JPL31 針虫の巣窟 ウルトラ / 遊戯王ゼアル [デュエリストセット Ver.ライトロード・ジャッジメント]
自分のデッキの上からカードを5枚墓地へ送る通常罠カードです。
デッキの通常罠カード割合がある程度以上高ければ、発動したこのカード自身も含めて「悪魔嬢ロリス」の1の効果を使うための条件を満たすことが狙えます。
可能性は高くありませんが、デッキトップのカード5枚が通常罠カードであればこのカードだけで「悪魔嬢ロリス」の1の効果による2枚ドローへ繋ぐことも出来なくはないです。
当然「悪魔嬢ロリス」の1の効果でデッキに戻るのは通常罠カードだけですので、このカードで墓地肥やしをした墓地で発動する効果などを持つモンスターはそのまま墓地に置いておける点も重要です。
「バージェストマ・マーレラ」
遊戯王OCG バージェストマ・マーレラ レア EP16-JP039-R 遊☆戯☆王ARC-V [EXTRA PACK 2016]
デッキから罠カード1枚を墓地に送る効果と墓地からモンスターとして特殊召喚できる「バージェストマ」罠カード共通の効果を持ちます。
デッキから通常罠カードを墓地に送ることで、「悪魔嬢ロリス」の1の効果を使うための手助けができます。
墓地で発動する効果を持つ通常罠カードを墓地へ送るのが望ましく、「迷い風」や「ブレイクスルー・スキル」等が有力な候補となります。
モンスターとして特殊召喚したこのカードや墓地で発動する効果を使った通常罠カードは除外されてしまいますが、「悪魔嬢ロリス」の1の効果は除外されている通常罠カードもデッキに戻せるため回収しつつもドローソースとして有効活用していけます。
「悪魔嬢ロリス」の評価は?まとめ!
「悪魔嬢ロリス」は、通常罠カードを多数採用しているデッキであればリソースの回収とドローソースとして活用できるモンスターである上に2の効果も含めると、通常罠カードを再利用することに長けた性能のカードであると評価できます。
「ラビュリンス」テーマとは相性は良いものの、1つ目の効果は墓地に罠カードが溜まっている必要がありますので、序盤では使いやすいモンスターとは言いにくいでしょう。
しかし、他の「悪魔嬢」モンスターと組み合わせることで、シナジーを発揮するので、「ラビュリンス」と「悪魔嬢」を組み合わせたデッキが型になることが予想されます。
上記で紹介したように「悪魔嬢ロリス」を活かせるテーマデッキはありますが、採用する枚数は人によって変わってくるカードではありますし、採用するデッキにどのくらいの割合で罠カードが入るかで、効果を活かしやすいかの有無が決まる1枚でしょう。