2022年2月19日に発売予定のヒストリーアーカイブコレクションにて「アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン」が収録されることが発表されました。
そこで今回は「アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン」の効果を考察し、相性の良いカード等について紹介していきます。
「アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン」の効果考察!
2/19(土)発売
【HISTORY ARCHIVE COLLECTION】✨━━━━━━━━━━━
収録カード公開❗️
『アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン』
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— 【公式】遊戯王OCG (@YuGiOh_OCG_INFO) February 14, 2022
シンクロ・効果モンスター
星8/風属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。
自分の墓地からレベル2以下のチューナー1体を選んで特殊召喚する。
(2):お互いのメインフェイズに、このカードをリリースして発動できる。
EXデッキから「スターダスト・ドラゴン」1体をS召喚扱いで特殊召喚する。
その後、自分フィールドのモンスターを素材としてS召喚する。
このターン、この効果でS召喚したモンスターは相手が発動した効果を受けない。
「アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン」は風属性・ドラゴン族のレベル8シンクロモンスターであり、攻撃力は2500守備力は2000あります。
素材指定はチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上と汎用になっています。
1つ目の効果についてですが、自身のシンクロ召喚成功時に墓地からレベル2以下のチューナー1体を特殊召喚できるというものです。
このカードをシンクロ召喚する過程でレベル2以下のチューナーを使用しておけば、自然にこの効果での蘇生先を確保できます。
このカード自体がレベル8なため、蘇生したチューナーと合わせればレベル9・10のシンクロモンスターのシンクロ召喚へ素早く繋げられます。
蘇生したモンスターには制約やデメリットが一切無いため、そちらの効果を使って更なるアドバンテージを稼ぐというのも有効です。
この効果でレベル2のシンクロチューナーを蘇生したなら、「スターダスト・ウォリアー」等のアクセルシンクロモンスターのシンクロ召喚にもスムーズに繋げられるでしょう。
2つ目の効果についてですが、お互いのメインフェイズに自身をリリースすることで、エクストラデッキから「スターダスト・ドラゴン」をシンクロ召喚扱いで特殊召喚し、その後自分フィールドのモンスターを素材に使ってシンクロ召喚を行い、更にそのモンスターに1ターン限りの耐性を付与するというものです。
この効果でシンクロ召喚をするためにはこのカードとは別に最低でもチューナー1体を用意する必要がありますが、1の効果で蘇生したチューナーを使えばいいだけなので何の問題もありません。
エクストラデッキに「スターダスト・ドラゴン」がいなければ使用できませんが、相手メインフェイズ中でも一連の効果でシンクロ召喚を行える上に出したモンスターに耐性を付与するためサクリファイスエスケープなどとしても利用できます。
またこの効果でエクストラデッキから特殊召喚した「スターダスト・ドラゴン」を必ずしもシンクロ素材にしなくてはいけないわけではないので、素材さえ揃っていれば「スターダスト・ドラゴン」とは別のモンスター達を使ってシンクロ召喚することも可能です。
ちなみに付与される耐性効果は発動した効果を受けないというものなので、ほとんどの除去効果や弱体化効果からは守られるものの永続効果などの一部の効果は受けてしまう点には注意が必要です。
カード名・イラスト・効果から察せられるように
アニメ遊戯王5D’sにて不動遊星がアクセルシンクロを行うシーンをイメージしたカードになっています。
このカードの1の効果で墓地の「フォーミュラ・シンクロン」を蘇生し、2の効果でエクストラデッキから出した「スターダスト・ドラゴン」とフィールドの「フォーミュラ・シンクロン」を素材に「シューティング・スター・ドラゴン」をシンクロ召喚(相手ターン中に効果を使えばより再現度が上がる)すれば、自然な流れで原作再現が出来るでしょう。
「アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン」と相性の良いカードを紹介!
「フルール・ド・バロネス」
遊戯王 DP25-JP023 フルール・ド・バロネス (日本語版 ウルトラレア) デュエリストパック – 疾風のデュエリスト編 –
汎用レベル10シンクロモンスターとして有名であり、起動効果である除去効果とフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ使える妨害効果を持つのが大きな特徴です。
「アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン」なら1の効果でレベル2チューナーを蘇生しておき、2の効果で相手ターン中に「スターダスト・ドラゴン」とレベル2チューナーでこのカードをシンクロ召喚しつつ耐性を付与できます。
また次の自分のスタンバフェイズにこのカードの3の効果を使えば、「アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン」を蘇生しつつ自身をエクストラデッキに戻せるため、別途レベル2チューナーを用意すれば再びこのカードをシンクロ召喚して妨害効果の制約をリセットできます。
上記の運用と合わせて1デュエル中に2度「アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン」の2の効果でこのカードを出したい場合、エクストラデッキに「スターダスト・ドラゴン」を2体採用(もしくは墓地の「スターダスト・ドラゴン」をエクストラデッキに戻す手間が必要)しなければならず枠を圧迫するため2回目にこのカードを出す際には普通にシンクロ召喚する方が無難ではあります。
「サテライト・ウォリアー」
遊戯王カード サテライト・ウォリアー ウルトラレア デュエリストパック レジェンドデュエリスト編6 DP23 | シンクロ・効果モンスター 闇属性 戦士族
非チューナーにシンクロモンスターを指定しているレベル10シンクロモンスターであり、シンクロ召喚成功時の除去効果と自己強化効果を持ちます。
「アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン」の1の効果でレベル2チューナーを蘇生するだけでこのカードをシンクロ召喚するための素材が揃いますし、「アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン」の2の効果でこのカードを出せば実質的に相手メインフェイズにフリーチェーンで2枚以上の除去を狙えます。
また自己強化効果によって攻撃力が4000を超えたのであれば、「アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン」の2の効果によって付与された耐性もあってかなり場持ちが良いのも嬉しいポイントです。
更にこのカードには破壊された場合の後続展開効果もあるためその点でも安心できます。
「冥界濁龍 ドラゴキュートス」
遊戯王 日本語版 PP17-JP014 Dragocytos Corrupted Nethersoul Dragon 冥界濁龍 ドラゴキュートス (ノーマル)
チューナーには闇属性を、非チューナーにはドラゴン族モンスターを指定しているレベル10シンクロモンスターであり、戦闘耐性とモンスターへの追撃効果に加えて自分スタンバイフェイズには相手モンスターの弱体化とバーン効果を持ちます。
「アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン」の1の効果で闇属性のレベル2チューナーを蘇生すればシンクロ召喚することが狙え、相手ターン中に「アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン」の2の効果でこのカードを出せば付与した耐性と元々の戦闘耐性により非常に強固なモンスターとなります。
強固な耐性により相手ターンを生き延びた後は、このカードの3の効果で弱体化とバーンを行い追撃効果などを活かして攻めていけるでしょう。
闇属性のレベル2チューナーには「サテライト・シンクロン」がいるため、「ジャンク・スピーダー」等を採用したシンクロデッキでは狙うのはそう難しくないでしょう。
「シューティング・セイヴァー・スター・ドラゴン」
遊戯王カード シューティング・セイヴァー・スター・ドラゴン(プリズマティックシークレットレア) DAWN OF MAJESTY(DAMA) | ドーン・オブ・マジェスティ
素材指定に厳しい縛りのあるレベル11シンクロモンスターであり、相手モンスターの効果無効化・複数回攻撃・自身を一時的に除外して効果の発動の無効と除外が出来ます。
「アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン」自体も「スターダスト・ドラゴン」のカード名が記されたシンクロモンスターであるため、このカードの攻撃回数を増やすのに貢献出来るため相性が良いです。
「アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン」とは別に「救世竜 セイヴァー・ドラゴン」(あるいは「想い集いし竜」)とレベル2の非チューナーを用意するという手間はありますが、「アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン」の2の効果でこのカードを出せれば耐性を得た状態で3回攻撃をすることで安全性を高めた上で一気に大ダメージを与えていけます。
また耐性付与を諦めるのであれば、「アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン」の1の効果で「フォーミュラ・シンクロン」を蘇生→
「アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン」の2の効果で「スターダスト・ドラゴン」と「フォーミュラ・シンクロン」で「シューティング・スター・ドラゴン」をシンクロ召喚→
「シューティング・スター・ドラゴン」と「救世竜 セイヴァー・ドラゴン」でこのカードをシンクロ召喚すれば、攻撃力4000での4回攻撃によって相手のライフを消し飛ばすことも狙えるでしょう。
どちらの運用も消費枚数が嵩むことから現実的ではないように見えますが、「シューティング・セイヴァー・スター・ドラゴン」をメインとした構築ではサポートカードを駆使すれば手間こそかかるものの消費を抑えて実現することも可能ですので、狙う価値は十分にあると言えます。
「アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン」のシンクロモンスターとしての評価は?まとめ!
「アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン」は、アニメのシーンを再現したファンカードでありながらも様々な用途が考えられる非常に優秀なシンクロモンスターであると評価できます。
そもそも汎用素材でありながらもチューナーを蘇生できる効果を持つため、レベル9やレベル10といった高レベルのシンクロモンスターをシンクロ召喚しやすく出来るというだけでも利用価値は大きいですし、2の効果により相手ターン中にシンクロ召喚が出来る効果を持つ非チューナーである点にも特有の利点を見出すことが出来ます。
2の効果を使うには「スターダスト・ドラゴン」を採用しなければならないという点は、同じレベル同じ素材指定でありながらも「スターダスト・ドラゴン」の存在意義を奪ってしまわないよう配慮されていることが感じられるため、その点もファンとしては嬉しいです。
チューナーを用意する必要はあるものの、レベル8シンクロからレベル9・レベル10シンクロモンスターに繋がるという特性は様々なシンクロ展開の可能性を広げてくれるでしょう。