遊戯王OCGでは年に4回の規制改定があり、2022年4月からは新たなリミットレギュレーションが適用されることとなります。
例年通りであれば2022年3月の中ごろには発表されるはずですが、その前に今回は新リミットレギュレーションで規制強化されるカードを予想していきたいと思います。
あくまでも予想ですので、必ず当たるわけではないという点は予めご承知おきください。
前回のリミットレギュレーション規制の傾向を軽くおさらい!
前回(2022年1月)のリミットレギュレーションでも様々なカードが規制強化されました。
具体的に規制強化されたカードとして、「フュージョン・デステニー」の禁止カード化
「プランキッズ・ミュー」や「幻影騎士団ティアースケイル」の制限カード化など、当時大会環境で活躍していた「幻影勇者」デッキや「勇者プランキッズ」デッキの大幅な弱体化となる内容が特に印象的でした。
また出張セットとして活躍していた「勇者トークン」関連カードである「聖殿の水遣い」と「アラメシアの儀」も準制限カードに規制され、それらの登場時期を考えると比較的早めの規制となりました。
以上のことを踏まえると、
大会環境で特に活躍していたデッキを弱体化することでバランスを取ろうとした
というのが前回の規制強化の傾向になるかと思います。
2022年3月4日現在では様々なテーマデッキが活躍していることから大会環境のバランスを取ることには成功したとも言えますが、「勇者トークン」の出張セットの採用率が高いことや「勇者デスピア」デッキの使用率が他の環境デッキよりも高いこと等はよく目に付きます。
前回のリミットレギュレーションに関してはコチラで紹介しておりますので、是非、目を通していただけると嬉しいです↓
2022年4月のリミットレギュレーションで規制強化されるカードを予想!
「虚無空間」禁止カード化
遊戯王 SD40-JP037 虚無空間 (日本語版 ノーマル) STRUCTURE DECK - 凍獄の氷結界 -
高速化した環境において特殊召喚を封じることの影響力は極めて大きく、デッキ次第では手札に「ハーピィの羽根帚」等の魔法・罠カード除去カードが無い状態でこのカードを発動されただけで何も出来なくなることもあります。
このカードの強みはそれだけでなく、自壊デメリットを利用することで発動したプレイヤーは能動的に特殊召喚ロックを解除できるということです。
最近の大会環境でも使用率が上昇しており
相手の特殊召喚を封じることで動きを抑えて次の自分のターンにロックを解除してデュエルを決めたり、自分が構築した制圧盤面を切り返させないためにこのカードで特殊召喚を封じてそのまま勝利する
という活用法がされています。
大会環境での使用率上昇・デュエルを一方的なものにし得るほどのカードパワー・上記と似た運用をされていた「王宮の弾圧」が禁止カードであること、これらの理由から禁止カードになると予想させていただきます。
「聖殿の水遣い」制限カード化
遊戯王カード 聖殿の水遣い(スーパーレア) グランド・クリエイターズ(DBGC) | デッキビルドパック 効果モンスター 水属性 魔法使い族 スーパー レア
「勇者トークン」の出張セットを安定して使うためのキーカードであり、「アラメシアの儀」を引き込む上で非常に重要な役割を担っています。
「アラメシアの儀」と共に準制限カードになった後も大会環境では「勇者トークン」の出張セットが使われ続けており、大会環境においても「勇者トークン」の出張セットを採用した様々なデッキが好成績を残しています。
この活躍を受けて更なる規制強化をすることが考えられ、「勇者トークン」を生成できる現状唯一のカードである「アラメシアの儀」よりは「聖殿の水遣い」が規制される可能性の方が高いように思われます。
「勇者トークン」の出張セットの最大の強みは少ない手順と消費で1妨害(「流離のグリフォンライダー」)を出せることですので、「勇者トークン」の出張セットを規制したいのであれば「流離のグリフォンライダー」を禁止カード化するという手もありますが、登場時期を考えれば一発禁止というのはやや極端ではあるので実現するかは分かりません。
「デスピアの導化アルベル」制限カード化
遊戯王 DAMA-JP006 デスピアの導化アルベル (日本語版 プリズマティックシークレットレア) ドーン・オブ・マジェスティ
「デスピア」デッキのキーカードであり、様々な「烙印」魔法・罠カードを引き込める点が特に優秀です。
「勇者デスピア」デッキを弱体化するためにこのカードが規制される可能性は十分にあり、このカードをリクルートできる「烙印開幕」を制限カード化するという線もあり得るでしょう。
このことから「デスピアの導化アルベル」と「烙印開幕」の両方の準制限カード化、あるいはどちらかの制限カード化が無難なのかもしれません。
「勇者デスピア」デッキのキーカードには「烙印融合」もありますが、あちらは登場してからまだ日が浅いですし、上記の「勇者トークン」の出張セットの規制があるのであれば「勇者デスピア」デッキにとってはそちらでもかなりの弱体化となるため「烙印融合」自体の規制は今回は見逃すような気がします。
個人的には可能性は低いかと思いますが、仮に「烙印融合」が規制されるとしてもストラクチャーデッキ-アルバ・ストライク-の販売促進にも関わるため準制限カード化くらいでしょう。
「紅き血染めのエルドリクシル」準制限カード化
遊戯王 / 紅き血染めのエルドリクシル(スーパー)/ DBSS-JP031 / デッキビルドパック 「シークレット・スレイヤーズ」
「エルドリッチ」デッキのキーカードの内の1枚であり、罠カードである故に他の「エルドリクシル」カードよりも使い勝手が良い点が大きな魅力です。
昨今では「勇者デスピア」デッキ等の流行によって注目度が若干下がってはいますが、「エルドリッチ」デッキの力は依然失われていないためこれを機に多少の弱体化をするのではないかと予想します。
規制強化予想として挙げるのはこれが初めてではないのですが、「エルドリッチ」デッキは登場してからかなり長い間大会環境で活躍しているのでいつ規制されてもおかしくないです。
「金満で謙虚な壺」準制限カード化
遊戯王 BLVO-JP065 金満で謙虚な壺 (日本語版 プリズマティックシークレットレア) ブレイジング・ボルテックス
誓約やデメリットこそあるものの、最大で6枚もデッキトップからカードを確認してその中から好きなカードを手札に加えられるという手札交換は極めて優秀です。
除外するカードを自分で選べる点も大きく、エクストラデッキのカードの内実際のデュエルで使用するカードがあまり多くないというデッキにも無理なく採用できます。
昨今の大会環境で使用率が特に上昇しているカードでもあり、「勇者デスピア」「ドライトロン宣告者」「ふわんだりぃず」「エルドリッチ」など様々なデッキで活用されているため今回規制強化がされるのではないかと予想します。
まとめ!
2022年4月のリミットレギュレーションで規制強化されるカードを予想してきましたが、いかがでしたでしょうか?
今回紹介したカードはあくまでも予想なので、必ず当たるわけではありません。
今回紹介したカード以外に
「なるほど、このカードか!」
「このカードが規制されなかったのは意外」
という展開はリミットレギュレーションを楽しみにしているユーザーにとっては一度は経験したことがあることかと思います。
リミットレギュレーションの時期は規制の影響で、シングル価格が暴落したり、規制を免れて高騰したりと価格変動が激しいこともありますので、この時期にシングルカードの購入を検討している方は、よくよく考えてシングルカードを購入するといいでしょう。
例年通りに行けば、3月半ばでリミットレギュレーションが発表されるので、個人的には今からどうなるのか、期待半分、不安が半分と言ったところです!
前回、2022年1月のリミットレギュレーションを予想した記事はコチラになります!↓
2022年4月リミットレギュレーションに関しての別途関連記事はコチラ↓
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