2022年10月も終わりということで、来月の大会環境についての予想をしていきたいと思います。
あくまで予想ではありますが、今月の大会環境の結果を踏まえた上で予想していくので今後大会への参加を考えているという人は参考にしてみてください。
2022年10月の環境を軽くおさらいし、11月の環境の流れを考察!
10月の大会環境についてですが、上旬は「イシズティアラメンツ」デッキが環境トップとして猛威を振るうこととなりました。
そして10月15日に基本パック フォトン・ハイパーノヴァが発売して以降は、強力テーマ「クシャトリラ」の本格始動や「ティアラメンツ」の強化によって環境に変化が現れました。
「イシズ」関連カードや「クシャトリラ」テーマカードを混ぜた「ティアラメンツ」デッキ、そして「クシャトリラ」デッキが環境を席巻することとなったのです。
テーマという単位では「ティアラメンツ」と「クシャトリラ」の2つが使用率・戦績共に大活躍しているのですが、「ティアラメンツ」と「クシャトリラ」の混合構築も珍しくないことも踏まえると普通の2強環境とも違う状態ではあります。
以上の10月の大会環境から11月の環境の流れを考えていきます。
大会環境に影響を与える要素としては新商品などが挙げられますが、11月に発売予定の主な商品としてはセレクション5が挙げられます。
セレクション5は既存テーマ5つにスポットを当てたパックとなっていますが、10月28日現在時点で判明している情報によればその収録内容のほとんどは再録カードとなっています。
登場する新規カードもイラストはともかく効果は汎用性のあるカードとなっているため、大会環境に大きな影響を与えるとは考えづらいです。
これらを踏まえると、11月の大会環境は10月下旬の大会環境からほとんど変化しないのではないかと予想できます。
環境トップデッキに強力に刺さるメタカードの発見・流行など、新商品に関係なく環境に変化が起きることも十分あり得るのですが、「ティアラメンツ」に関しては数ヶ月も前から活躍し続けているテーマなこともあって11月にそれが起きる可能性は低いでしょう。
2022年11月に大会環境で活躍が予想されるテーマデッキ5選!
「ティアラメンツ」デッキ
墓地肥やしと効果で墓地へ送られた場合に融合効果を駆使するのが特徴のテーマであり、昨今の大会環境の主流である「イシズ」関連カードや「クシャトリラ」のどちらかあるいは両方と混ぜた構築を総じて「ティアラメンツ」デッキと呼称させていただきます。
「ティアラメンツ」テーマには規制を受けているカードもありますが、フォトン・ハイパーノヴァにて「ティアラメンツ・クシャトリラ」が登場したこともあって依然変わらず環境トップとして活躍し続けています。
お互いのターンに連鎖的な墓地肥やしと融合を行う動きは強力ですし、「クシャトリラ」との混合構築では「クシャトリラ」カードを利用することでより強力な盤面構築を図ることも可能となっています。
これまでと比べるとデッキの内容や組み合わせるテーマの違いこそありますが、「ティアラメンツ」デッキとしては11月の大会環境でも引き続き大活躍することかと思います。
当サイトでは「ティアラメンツ」デッキレシピの紹介も行っております⬇︎
「クシャトリラ」デッキ
裏側表示での除外を活用するランク7エクシーズテーマであり、上記でも触れた通り「ティアラメンツ」等との混合構築もよく見かけます。
フォトン・ハイパーノヴァにて本格始動となり、その高いデッキパワーから「ティアラメンツ」と同じくらいと言ってもいいほど高い使用率と多くの好成績を残しています。
「クシャトリラ・フェンリル」や「クシャトリラ・ユニコーン」などといった一部のサーチや展開をする上で優秀な「クシャトリラ」カードさえあれば問題なくデッキとして機能するため、それ以外のカードを手札誘発などの汎用カードに割いている構築が多いです。
墓地利用をメインとする「ティアラメンツ」に対して「マクロコスモス」効果を内蔵した「クシャトリラ・アライズハート」は相性が良いこと等もあるため11月の大会環境でもトップクラスとして活躍するでしょう。
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「ラビュリンス」デッキ
通常罠カードに関連する効果を駆使するテーマデッキです。
通常罠カードによる除去やそれをトリガーとして更なるアドバンテージを稼ぐ動きは強力であり、10月の大会環境でも度々好成績を残していました。
また「ラビュリンス」カードのサポートの恩恵を受けられる「メタバース」で引っ張ってこれる「王家の眠る谷-ネクロバレー」は「ティアラメンツ」へのメタカードとして非常によく刺さりますし、「クシャトリラ」への対策用として「アーティファクト・ロンギヌス」や「王宮の鉄壁」をサイドデッキに採用しているという構築もよく見かけます。
上記の「ティアラメンツ」や「クシャトリラ」は11月の大会環境でも活躍する可能性が非常に高いため、それらへのメタも可能な「ラビュリンス」も活躍が見込めるでしょう。
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「エルドリッチ」デッキ
「黄金卿エルドリッチ」を主軸としたテーマであり、大会環境ではロック効果を持った罠カードで相手を妨害するメタビート軸が主流です。
「スキルドレイン」によるモンスター効果の無効が多くのデッキに刺さるのはもちろん、「群雄割拠」「センサー万別」「御前試合」でとにかく相手にモンスターを展開させないようにする動きも強力です。
また昨今では「アンデットワールド」による種族変更で素材やサポート先に種族を指定するカードを腐らせるといった戦術もよく取り入れられています。
上記で挙げた強力なロック効果を持つ永続罠カードは「ティアラメンツ」や「クシャトリラ」にも有効ですので、11月の大会環境でも戦っていけることかと思います。
当サイトでは「エルドリッチ」デッキレシピの紹介を行っております⬇︎
【エルドリッチデッキレシピ2022】回し方・対策・相性の良いカードを紹介!2022年1月リミットレギュレーション対応版!
「神碑」デッキ
速攻魔法カードを使うことで相手のデッキ破壊による勝利を目的したテーマデッキです。
「神碑」では自分からの戦闘やモンスターの展開をすることはほぼ無いため、上記でも挙げた「群雄割拠」「センサー万別」「御前試合」は相手の展開を制限しながらも自分の防御に役立てることが出来ます。
デッキの特異性もあって対処がし辛く、表立って環境トップとなることは少ないものの着実と好成績を残してきているテーマデッキでもあります。
また墓地利用を行う「ティアラメンツ」への対策として「次元の裂け目」を採用している構築も多いため、11月の大会環境でも中堅として活躍するのではないかと予想します。
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まとめ!
2022年10月は新リミットレギュレーションが適用されましたが、「イシズティアラメンツ」は環境トップの座にいることは代わりなく、本格テーマ化した「クシャトリラ」が環境で活躍し始めた月でもありました。
2022年11月の環境に関しては、おそらく10月とそこまで大差がないことが予想されますが、「ティアラメンツ」「クシャトリラ」テーマに対してどの様に対策を練っていくかが、2022年11月環境のカギになってくるかと思います。
「ティアラメンツ」「クシャトリラ」テーマ以外のテーマであれば、メタカードが無理なく投入することが出来るデッキが環境に食い込むのではないかと思い、「ラビュリンス」「エルドリッチ」「神碑」テーマを紹介させていただきましたが、この3テーマ以外のも大会で実績を残したことのあるテーマかつ、メタカードが無理なく投入できるデッキであれば、大会環境で入賞できる可能性は0ではないでしょう。
2022年10月に環境で活躍したテーマデッキ一覧の紹介はコチラ⬇︎