2022年8月も終わったということで、先月の大会環境について振り返っていきたいと思います。
活躍したテーマデッキの特徴も踏まえて紹介していくので、今後大会への参加を考えているという方は参考にしてみてください。
2022年8月の大会環境を軽くおさらい!
8月の大会環境全体としては、7月の大会環境と比べて目立った変化がほとんどありませんでした。
引き続いて「スプライト」デッキと「イシズティアラメンツ」デッキが使用率と戦績共に頭一つ抜けていて、それ以外のいくつかのテーマデッキが後に続くような形となっています。
上記の2つ以外としては、「エクソシスター」や「ビーステッド」に「ふわんだぃず」等が好成績を残している数が比較的多いことから、環境トップである「イシズティアラメンツ」デッキ等と戦っていく上で墓地利用メタが出来るかどうかは重要な要素となっていることが分かります。
環境上位に関する変化は小さかったものの変化が全く無かったということではなく、上記以外にも「アダマシア」や「ピュアリィ」が好成績を残すこともありましたし、登場してからまだ日が浅い「ビーステッド」デッキに関しては混合させるテーマを変えたりといった構築内容の工夫もあり様々な試行錯誤がされていました。
また昨今の大会環境では「イシズティアラメンツ」デッキが幅を利かせているということもあって、数枚の「ビーステッド」モンスターをメインデッキあるいはサイドデッキに出張採用しているデッキがかなり増えており、逆にメインデッキとサイドデッキのどちらにも「ビーステッド」モンスターを入れていないデッキの方が珍しいという状況になっています。
2022年8月に活躍したテーマデッキ一覧!
「イシズティアラメンツ」デッキ
墓地肥やし効果と墓地で発動する融合効果を使うのが特徴の「ティアラメンツ」テーマと、墓地肥やしを得意とする「イシズ」関連カードを組み合わせたテーマデッキです。
お互いのターンに連鎖的な墓地肥やしによる融合召喚を行える点が非常に優秀で、相手の行動に応じて柔軟に動いたり制圧力の高い盤面構築も出来ます。
使用率においてこのデッキがトップシェアとなった大会も少なくなく、大会によっては上位入賞のほとんどを占めるということもあります。
後述する「ビーステッド」や「エクソシスター」など、このデッキと相性の良いテーマデッキの使用率がある程度あるのにも関わらず環境トップであることが揺るがないという事実はそれほどまでに性能が高いことを証明しているとも言えます。
昨今ではミラーマッチを想定して「ビーステッド」モンスターや「浮幽さくら」をサイドデッキに採用していたり、「スプライト」デッキとの対戦した際に備えて「浮幽さくら」の効果で見せる用にエクストラデッキに「スプライト」リンクモンスターを採用している構築も多くなりました。
当サイトでは「イシズティアラメンツ」テーマデッキの紹介を行っております↓
「スプライト」デッキ
レベル・ランク・リンクが2のモンスターを展開することを得意とするテーマデッキです。
「スプライト」テーマの元々の展開力の高さに加え、「鬼ガエル」と「粋カエル」のセットや「素早いビーバー」等を組み込むことでレベル2モンスターを素早く展開することで制圧力の高い盤面を構築出来る点が特に優秀です。
上記の「イシズティアラメンツ」デッキと同じく使用率がトップレベルに高いテーマデッキであり、登場以降に残した好成績の多さもユーザーから注目を集めているポイントでもあります。
こちらも高い使用率故にミラーマッチを想定してサイドデッキに「浮幽さくら」を採用していたり、「イシズティアラメンツ」デッキへの対策として使える「ディメンション・アトラクター」や「ビーステッド」モンスター、更には「浮幽さくら」の効果で見せる用に「ティアラメンツ」融合モンスターを採用している構築も珍しくありません。
当サイトでは「スプライト」デッキレシピの紹介も行っております↓
「エクソシスター」デッキ
墓地利用メタを得意としているのが特徴的なエクシーズテーマデッキです。
効果の特性上相手ターン中にエクシーズ召喚をしたり、相手ターン中にフリーチェーンで使える除去効果で展開妨害を行える点も優秀です。
墓地利用をメインとする「イシズティアラメンツ」デッキの使用率が高いこともあって、テーマコンセプトの点から既に相性が良いこのデッキも着実と活躍の場を広げました。
自分は墓地利用をしないことから「ディメンション・アトラクター」を比較的無理なく採用することが可能であり、テーマの特性により相手の墓地のカードを除外する「ビーステッド」モンスターも元々組み込みやすい点も昨今の大会環境で活躍している理由と言えるでしょう。
当サイトでは「エクソシスター」テーマデッキレシピの紹介を行っております↓
「ふわんだりぃず」デッキ
効果による追加召喚で展開したりアドバンス召喚をする動きが特徴の鳥獣族テーマデッキです。
フィールドから離れた場合に除外される「ふわんだりぃず」下級モンスターは緩い条件で手札に戻ってこれるため、消耗を抑えつつ継続的に展開できるのが魅力的です。
また相手ターン中に連鎖的な召喚で最上級モンスターをアドバンス召喚することで、アドバンス召喚したモンスターの効果で除去やロックをする動きも強力です。
使用率や戦績という点では上記の環境トップデッキほどではないものの、「烈風の結界像」や「ディメンション・アトラクター」などの強力なカードの影響が相手にのみ刺さることや、テーマの特性から相手の「ビーステッド」モンスターが腐りやすいこと等は明確な利点となっています。
「ビーステッド」デッキ
墓地の光・闇属性モンスターを除外することで展開を行う動きが特徴的なドラゴン族テーマデッキです。
テーマカードの種類の都合もあって純構築は見られず、大会環境で主に使われているのは「烙印」「エクソシスター」「ドラゴンメイド」等といった相性が良いテーマとの混合構築です。
レベル6の「ビーステッド」モンスターの自己特殊召喚効果は「ティアラメンツ」の融合効果対策として非常に有効なこともあり、環境トップのデッキと相性が良いというのは大会で活躍する上で大きな利点と言えます。
まだ登場してから日が浅いテーマでありサポート手段が豊富な属性と種族をしていることもあって、どのテーマとの混合構築が一番好成績を残しやすいのか試行錯誤がされています。
まとめ!!
2022年8月に大会環境で活躍したテーマデッキの振り返りをしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
2022年8月の大会環境で特に見かける機会が多かったのは「イシズティアラメンツ」「スプライト」の2テーマでした。
「イシズティアラメンツ」「スプライト」の2テーマの活躍が目立っただけあり、「浮幽さくら」の採用率が高い傾向にあり、今後も見かける機会が多くなることが予想されます。
2022年9月は10月の新リミットレギュレーションが発表されるので、現環境トップである「イシズティアラメンツ」「スプライト」などがどのくらい弱体化されるのか気になるところです。