先日2022年1月1日から適用されるリミットレギュレーションの内容が発表されました。
そこで今回は規制改定の影響で弱体化したテーマを紹介していきたいと思います。
大会環境での影響についても考察するので、大会に参加したいと考えている人は参考にしてみてください。
2022年1月のリミットレギュレーションの内容を軽くおさらい!
規制改定の影響で弱体化するテーマというのは、広く言えば規制強化されたカードを使っていたデッキのことです。
元々カードが規制強化される大きな理由の1つは大会環境のテコ入れになります。
これまでの規制改定の傾向から察するに、
活躍し過ぎているテーマデッキに使われているカードを規制することでデッキを弱体化し他の環境デッキとのバランスを調整する
というのが主な目的であると思います。
そこでまずは今回のリミットレギュレーションで規制強化されたカードを挙げていきます。
「フュージョン・デステニー」禁止カード化
「幻影騎士団ティアースケイル」制限カード化
「プランキッズ・ミュー」制限カード化
「抹殺の指名者」制限カード化
「聖殿の水遣い」準制限カード化
「アラメシアの儀」準制限カード化
「龍相剣現」準制限カード化
以上の7種が規制強化されました。
今回の規制強化は、大会環境で採用率の高かった出張セットを機能不能にするあるいはその出張性能を下げるためのものであったと考えられます。
つまりは該当するテーマデッキだけでなく、規制された出張セットを採用していた別のテーマデッキも弱体化されるということになります。
中には出張セットだけでなく出張セットを採用していたテーマの方にも規制強化がされたものもあり、それらは特に大きな弱体化に繋がったと言えるでしょう。
詳しくは後述しますが、「幻影勇者」や「勇者プランキッズ」は中でも大きな弱体化を受けることとなったため、このままでは今後の大会環境で活躍できるかどうかも怪しいでしょう。
2022年1月のリミットレギュレーションで弱体化したテーマを紹介!
「幻影騎士団」テーマ
「幻影騎士団」に「勇者トークン」と「D-HERO デストロイフェニックスガイ」の出張セットを採用した構築(通称「幻影勇者」デッキ)は大会環境で大活躍していましたが、今回の規制強化がモロに直撃したことで大幅な弱体化となりました。
また今回の規制改定では「幻影騎士団ティアースケイル」が無制限から制限カードになり、「勇者トークン」と「D-HERO デストロイフェニックスガイ」の出張セットを採用していない純構築の「幻影騎士団」デッキにも弱体化に繋がりました。
「幻影騎士団」テーマにとっては「幻影騎士団ティアースケイル」と同等かそれ以上にキーカードであった「幻影騎士団サイレントブーツ」の方は規制されなかったため、「幻影騎士団」の純構築への弱体化は致命的とまではいかずに済みました。
「プランキッズ」テーマ
「プランキッズ・ミュー」の制限カード化が弱体化に繋がりました。
「プランキッズ」にとってリンク1の「プランキッズ・ミュー」の担う役割は大きく、少ない手札消費から「プランキッズ・ハウスバトラー」へ繋げるためにも重要な存在です。
「プランキッズ・ミュー」が制限カードになったことにより、「プランキッズ・ミュー」をエクストラデッキに戻すなどしない限りは同じ展開パターンを繰り返し使うことができなくなりました。
大会環境で好成績を残していた「勇者トークン」の出張セットを採用していた構築(通称「勇者プランキッズ」デッキ)は更に大きな弱体化となったため、構築の見直しを余儀なくされました。
「D-HERO」テーマ
「フュージョン・デステニー」が一発で禁止カードとなったため、「D-HERO」テーマは強力な融合手段を失いました。
これにより融合素材の消費が多い「D-HERO ドミネイトガイ」や素材が指定されている故に事故率が懸念される「Dragoon D-END」は融合召喚しづらくなりました。
「フュージョン・デステニー」によって得られるメリットが非常に大きかったことも有り、今回の禁止カード化は大きな弱体化となりました。
「D-HERO」デッキ自体は大会環境で大活躍していたという訳ではないのですが、出張セットを使用不能にした結果とばっちりを受けたと言えるでしょう。
「勇者トークン」テーマ
「聖殿の水遣い」と「アラメシアの儀」の両方が準制限カードに規制されたことで、デッキのメインとなる「勇者トークン」へ繋ぐ手段を採用できる枚数が減ることになります。
初動札が減ればそれだけデッキの安定力が下がることになるため、空いた枠には属性や種族のサポートカードの恩恵を受けられる「聖殿の水遣い」へのアクセス手段を増やすなどしてカバーしたい所です。
純構築の「勇者トークン」デッキが大会環境で活躍していたわけではないのですが、規制される原因となった「勇者トークン」の出張セットは「勇者トークン」デッキにとっての基本的な動き方でもあったため弱体化は免れないでしょう。
「相剣」テーマ
「龍相剣現」が準制限カードとなったことで、若干ではあるものの弱体化となりました。
「龍相剣現」はサーチ効果を持つことからデッキの安定力向上に一役買ってくれるキーカードではありますが、規制された「相剣」カードは「龍相剣現」のみであり規制内容も比較的緩かったため影響は小さいでしょう。
「相剣」「竜星」「天威」の3種の幻竜族テーマを合わせて更に「勇者トークン」の出張セットを加えた構築(通称「天威勇者」デッキ)は大会環境でも活躍していましたが、今回の規制改定では「龍相剣現」の規制よりも「勇者トークン」の出張セットが規制されたことの方が影響は大きいです。
そうは言っても幻竜族モンスターを活用する元々のデッキの動き自体は問題なく機能させられるため、こちらの弱体化もそこまで大きくはないでしょう。
まとめ!
2022年1月のリミットレギュレーションの影響で弱体化を余儀なくされたテーマデッキの紹介を行ってきましたが、結果をみるとやはり「勇者トークン」と「D-HERO デストロイフェニックスガイ」の規制の影響は非常に大きいと思えますし、環境で飽きるほど見てきたカードだけに関連カードの規制は免れなかったのは致し方ないことかと思います。
2022年1月以降の大会では弱体化したテーマが結果的に環境から完全に遠のく形になるのか、ギリギリのところで踏ん張ってくれるのかは見どころです。
今回の規制で、デッキ構築を大幅に見直す必要のある人も中には多いと思います。
2022年1月以降の大会ではどのテーマが結果を残していくのかが見どころですね!!
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