今回は2021年1月の大会環境で好成績を残したテーマデッキを振り返っていきます。
大会に参加するつもりの人はデッキ構築やデッキの改造をする際の参考にしてみてください。
目次
2021年1月の大会環境について軽くおさらい!
1月の大会環境はこれまでに引き続き群雄割拠な状態でした。
使用率や優勝記録の数などから環境上位と呼べるテーマデッキはいくつかありますが、いずれかのテーマデッキが使用率などにおいて独走することもなく、特定のパワーカードが大会環境を一色に染めているということもありませんでした。
1月から適用されたリミットレギュレーションによってそれまで環境上位で活躍していた「ドラグマ」や「召喚獣」等の混合デッキがある程度弱体化したこともあり、より多くの種類のテーマデッキが覇を競う状況となりました。
コンセプトの異なるデッキと戦うことになる都合上、デッキの対応力の高さは昨今の大会環境で好成績を残すための重要な要素となっていると言えるでしょう。
今回紹介もしますが、最近になって大会で活躍し始めたテーマデッキだけでなく長い間大会で活躍し続けているテーマデッキ等もいくつかあります。
大会で見るテーマデッキの種類が多いということはそれだけ対策が取りづらいということでもあるので、サイドデッキの取捨選択にも気を配ると良いでしょう。
2021年1月に活躍したテーマデッキを一覧で紹介!
「エルドリッチ」デッキ
「黄金卿エルドリッチ」を主軸としたテーマデッキで、各種サポート魔法・罠カードを駆使しながら戦っていくことを得意としています。
モンスターの採用枚数が少ないことでも有名なテーマデッキであり、「エルドリクシル」「黄金郷」の墓地で発動する効果を駆使することでサイクルを作り「黄金卿エルドリッチ」を素早く特殊召喚していけます。
自分フィールドにモンスターを複数体並べている状況が多くないこともあり、最近では「PSYフレームギア・γ」を採用して妨害力を上げた構築が多いです。
「スキルドレイン」等のロック効果を使って相手の動きを制限したり、昨今のモンスター効果に頼っているデッキに対して比較的有利に出やすい点も環境で好成績を残しやすい理由の一つでしょう。
また、当サイトでは2021年1月リミットレギュレーション環境対応の「エルドリッチ」デッキレシピの紹介も行っております↓
「ドライトロン」デッキ
レベルではなく攻撃力を参照して儀式召喚するというのが最大の特徴のテーマデッキです。
サーチ効果や墓地肥やしを使って儀式魔法や儀式モンスターを素早く必要な場所に揃え、高ステータスの儀式モンスターでバトルや制圧を行っていけます。
先日発売した基本パック、ライトニング・オーバードライブでは「ドライトロン」テーマに新たにエクシーズモンスターが加わり、そのアドバンテージ獲得能力と儀式召喚のサポート効果によりデッキの安定力が更に上がりました。
最近では「イーバ」や「宣告者」モンスターを多数採用することで制圧力を大幅に向上させたデッキ構築が多く、安定して相手の妨害を行うことが出来ます。
また当サイトでは2021年版に対応した「ドライトロン」デッキレシピを紹介しております↓
「サンダー・ドラゴン」デッキ
手札から自身を捨てて発動出来る効果と除外された場合に発動出来る効果を駆使する「サンダー・ドラゴン」モンスターをメインにしたテーマデッキです。
長い間大会環境で活躍しているテーマデッキでもあり、1月のリミットレギュレーションでは規制の影響が無かったこともあり依然変わらず高い性能を発揮しています。
サーチ封じ効果を持つ「超雷龍-サンダー・ドラゴン」は初手で出すモンスターとして強力なのはもちろん、最近では「暗黒竜 コラプサーペント」「輝白竜 ワイバースター」「混沌領域」等を採用したデッキ構築が主流になっています。
以前よりモンスターを展開しやすくなったこともあり、「召命の神弓-アポロウーサ」等の汎用高リンクモンスターを使った有利な盤面構築も可能になりました。
当サイトでは「サンダードラゴン」デッキレシピの紹介も行っております↓
「幻影騎士団」デッキ
墓地で発動する効果を活かすことでモンスターを展開することに長けたテーマデッキです。
墓地肥やし効果と合わせることで高いアドバンテージ獲得能力を持っており、状況次第ではレベル3モンスターを大量展開することも狙っていけます。
同じくランク3エクシーズを扱い墓地肥やしに長けた「彼岸」や墓地肥やしをしつつも展開を狙える「未界域」等と合わせた構築も多く見られます。
当サイトでは「幻影騎士団」デッキレシピの紹介も行っております↓
「トライブリゲード」デッキ
エクストラデッキから獣族・獣戦士族・鳥獣族リンクモンスターを特殊召喚する効果が特徴的なテーマデッキです。
「トライブリゲード」テーマ以外の獣族・獣戦士族・鳥獣族リンクモンスターを採用して対応力や制圧力を上げたり、相手ターン中に「鉄獣の抗戦」を使うことで強力な除去効果を持つ「鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ」へ繋げるといった動きは強力です。
最近では獣戦士族テーマである「十二獣」との複合デッキも多く見られ、エクシーズ素材などとして活用し墓地へ送られた「十二獣」モンスターを「トライブリゲード」モンスターの除外コストに使っていくことで無駄なく利用していけます。
当サイトでは、新規カードが加わり強化された「トライブリゲード」デッキレシピを紹介しております↓
【遊戯王環境考察】2021年1月に大会で活躍したテーマを一覧で紹介!まとめ!
2021年1月に大会で活躍したテーマデッキを紹介してきましたが、2021年1月はコロナウイルスの感染者が一気に増え、緊急事態宣言が再度発足されたりで、1月5日以降公認大会が行えないことが多かったです。
この影響は恐らく、2月も残ることが予想されます。
しかし、環境は一強環境という訳ではなく、様々なテーマデッキが活躍するという結果となりました。
2月の環境もライトニング・オーバードライブの影響で活躍するテーマが増えることが予想されるだけあって、今後の動向に注目したいところです。
2021年2月の環境予想についてはコチラ↓