遊戯王OCGでは2020年も多種多様なカードが登場しました。
そこで今回は2020年に登場したカードの中から強力なものを厳選して紹介していきたいと思います。一緒に振り返って懐かしんだり、今後のデッキ構築の参考になれましたら幸いです。
目次
2020年全体の新規カードについて軽くおさらい!
第10期の最後の基本パックであるエターニティ・コードが発売し、第11期からはルールが変わったことによりリンクモンスターを推していく方針が変わり融合・シンクロ・エクシーズ等様々なモンスターが基本パックでも登場するようになりました。
第11期の基本パックはアニメに登場したカードのOCG化する必要が無くなり、その枠にはこれまでのアニメシリーズに登場したキャラの使用カードに注目した既存テーマの強化等が行われるようになりました。
その第一弾でもあり第11期初の基本パックであるライズ・オブ・ザ・デュエリストで「竜騎士ガイア」関連に新規カードが多数登場し強化されたのは驚いた人も多かったかと思います。
もちろん既存テーマの強化だけでなく、イラストストーリー関連の新規テーマやそれとは別の完全新規テーマも多数登場しています。
それら基本パックとは別にデッキビルドパックシリーズでは完全新規テーマが登場し、イラストアドや特徴的な性能等から注目を集めました。
CL杯
電脳堺◯
エルドリッチ×◯◯
エンディミオン◯◯
エルドリッチ◯
エルドリッチ◯◯プランキッズ使って同率優勝でした pic.twitter.com/912YVekOVP
— さる (@saru_ice4) December 30, 2020
昨今の大会環境でも優秀な成績を残している「エルドリッチ」や「ドライトロン」等はデッキビルドパック産のテーマです。
他のスペシャルパックでも様々な新規カードが登場しており、ファンにとっては嬉しい新商品であった「ラーの翼神竜」関連の強化、アニメや漫画に登場したカードのOCG化、海外先行カードの日本上陸などがありました。
ストラクチャーデッキでは「マシンナーズ」「三幻魔」「霊使い」「ドラグニティ」「氷結界」等既存テーマの強化に力を入れた物が多く発売しました。
上記のように一年を振り返りますと、2020年は既存テーマの強化と新規テーマの登場の両方が充実していたと感じます。
第10期であった2019年は新たな召喚方法であったリンク召喚を推す必要があったことから、登場する新規テーマも既存テーマの強化もリンク召喚に関わるものであったため必然的に偏りが生まれていました。
それに対して2020年の第11期ではルールが変わったことにより、新規テーマや既存テーマの強化についても召喚方法に縛られることなく自由なコンセプトの新規カードが登場していました。
2020年の10月以降からは大会環境が群雄割拠となったのは知る人も多いかと思いますが、その原因の一端は昨今の新規カード達の大きく異なる特徴や戦術の幅広さにあるのかもしれません。
2020年に登場した強力カード6選!
「リンクロス」
「水晶機巧-ハリファイバー」等との組み合わせによって多数のソリティアコンボが考案されることになり、強力な制圧盤面の構築も可能なことが注目されたリンクモンスターです。
このカードを使った凶悪なコンボを使われてうんざりした人も多かったのではないでしょうか。
コンボカードとして性能が高すぎたために、2020年7月のリミットレギュレーションにて禁止カードになりました。
エクストラデッキのモンスターとしては登場から禁止カードになるまでの早さにおいて最速記録を更新しました。
「リンクロス」に関しての記事はコチラ↓
「アクセスコード・トーカー」
自身の効果発動に対して相手は効果を発動できないというかなり稀な特性を持つ汎用リンク4モンスターです。
相手に妨害されにくいながらも除去効果や自己強化効果を使える点が非常に強力で、切り返し要員の汎用リンク4として昨今の大会環境でも姿を見ることは少なくありません。
「エフェクト・ヴェーラー」等のフリーチェーンで発動出来る効果であればこのカードの隙を突くことが出来るということはよく覚えておきましょう。
「宵星の騎士ギルス」
「オルフェゴール」デッキにとっては非常に嬉しい効果を持ったモンスターであり、「終末の騎士」等の闇属性墓地肥やしカードが規制されたことで弱体化し始めていた「オルフェゴール」が再び環境トップになれた要因の一つでもあります。
このカード1枚からリンク3まで繋げることが可能だったりと、「オルフェゴール」モンスターであることを含めて求めていた効果を持っていると言っても過言ではないほど優秀です。
後に制限カードにまで規制されてしまい、「オルフェゴール」デッキは力を大きく落とすこととなりました。
「天底の使徒」
正確には「天底の使徒」を含めた「ドラグマ」出張セットが強力です。
「天底の使徒」で「教導の聖女エクレシア」をサーチ→「教導の聖女エクレシア」を召喚あるいは自身の効果で特殊召喚して「教導の騎士フルルドリス」をサーチという動きがシンプルに使いやすいことが注目されました。
「天底の使徒」で「旧神ヌトス」を墓地へ送ることでフィールドのカード1枚を除去できますし、相手フィールドにエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターがいるなら召喚権を使うことなく「教導の聖女エクレシア」と「教導の騎士フルルドリス」を出せます。
「天底の使徒」の制約は重めですが、「天底の使徒」を発動する前に展開してしまえば制約を躱すことが出来ます。
こちらも現在では制限カードに規制されているため出張させづらくなりました。
「天霆號アーゼウス」
エクシーズモンスターを主軸にしたデッキであれば汎用的に採用が可能であり、その高い攻守とフリーチェーンの一掃効果が優秀です。
「No.82 ハートランドラコ」等の効果で直接攻撃出来るエクシーズモンスターと合わせたり、除去効果にターン1指定が無い点に注目してエクシーズ素材を4つにして2度の一掃を図ったり、「十二獣」デッキに採用したりと様々な運用が注目されました。
高い汎用性と性能は誰が見ても強力であり、エクシーズデッキ界隈に大きな影響を与えたカードと言っても過言ではありません。
「ヌメロン・ネットワーク」
このカード単体と言うよりは、このカードを含めた「ヌメロン」カード群が強力です。
「ヌメロン・ネットワーク」によりデッキから墓地へ送った「ヌメロン・ダイレクト」の効果を使うことで、エクストラデッキから「ゲート・オブ・ヌメロン」エクシーズモンスターを4体まで特殊召喚できるという凄まじい効果を発揮できます。
手札消費1枚からエクシーズモンスターが4体並ぶという動きは多くのデュエリストを驚愕させるほどのものでした。
「ゲート・オブ・ヌメロン」エクシーズモンスター4体の総攻撃によりワンターンキルを狙う動きも強いのですが、圧倒的なまでの制圧効果を持つ「SNo.0 ホープ・ゼアル」を正規の方法でエクシーズ召喚できるという点が非常に強力でした。
簡単なのに強すぎるほどの制圧盤面を構築できることが問題視され、後に「SNo.0 ホープ・ゼアル」は禁止カードに規制されることとなりました。
【遊戯王OCG】2020年に登場した強力カード6選を紹介!中にはヤバいやつも・・まとめ!
2020年も今日で最後となり、皆さんも今年1年色々と振り返ることは多いかと思います。
そんな中、今回は2020年に強力だったカードを6枚紹介させていただきましたが、大きな規制が掛かっていないカードについては今後も使われることが予想されます。
ですので、もし気になったカードがあるのであれば早めに確保しておくことをおすすめします。
2020年はコロナの影響で遊戯王界隈にも少なからず、影響を及ぼした年ではありますが、2021年も思わず「ナンジャコリャーーー」と叫びたくなる様なぶっ壊れカードが来るのかと少しハラハラしています(苦笑)
今回紹介したカード以外にも強力なカードはまだまだありますが、来年もどんな強力なカードが登場するのかが楽しみですね!!
2020年の抱負についての別途記事はコチラ↓