7月も終わったということで、今回は7月に大会環境でどんなテーマデッキが活躍していたか紹介します。
今後大会に参加する人、したい人にとっては環境デッキを知ることは見習ったり対策を立てるためにも参考になるかと思います。
目次
遊戯王の2019年7月大会環境はどんな感じだったか!?
7月1日から新リミットレギュレーションが適用され、規制の影響を受けたデッキは弱体化し影響を受けなかったデッキは相対的に強くなりました。
その一方では新カードの登場によって強化され、新たに環境での地位を確たるものにしたテーマデッキも存在します。
新リミットレギュレーション以前は一部の環境上位デッキが大いに活躍し、その使用率は非常に高くなっていました。大会に参加した人は経験があるかと思いますが、6月やそれ以前は「オルフェゴール」や「サラマングレイト」等の環境上位デッキを使っている参加者はかなり多く、ミラーマッチ(同じテーマデッキ同士のデュエル)になるということも珍しくありませんでした。
それに比べると7月の大会環境は環境上位いくつかのテーマデッキが使用率で独走するということもなく、比較的色んなテーマデッキを使っている人が多く感じました。
大会優勝経歴が多いという意味での環境上位デッキに関しても、3つくらいのテーマデッキが一、二を争う形になっており『このテーマデッキは強いから皆が使っている』というような1種類のテーマデッキが横行することがないのは大会環境として良い物だと思います。
2019年7月の環境テーマデッキを紹介!!
「オルターガイスト」デッキ
相手の妨害をしながらも自分はアドバンテージを稼いでいくことを得意としており、環境上位で活躍しているテーマデッキです。
7月の新リミットレギュレーションの影響が全くなかったこともあり、相対的に強くなったテーマデッキでもあります。
後述する環境上位デッキであるドラゴンリンクや「閃刀姫」は魔法カードを使った展開ルートを持っているため、「オルターガイスト」デッキからすると比較的マストカウンターを狙いやすいということも環境上位で活躍できる大きな理由になっています。
かといって一方的に強いかと聞かれればそうでもなく、最初の手札やお互いの盤面構築の早さなどの要素が勝敗に強く絡んでいます。
またエクストラデッキを多用しないこともあって「強欲で金満な壺」をドローソースとして使えるという利点も大きいです。
ドラゴンリンクデッキ
ドラゴン族を主軸としたリンクデッキであり、「守護竜」「ヴァレット」等の展開力に優れたドラゴン族モンスターを駆使するデッキです。
このデッキの最大の強みは少ない手札消費から大量展開を行い、強力な制圧盤面を構築することにあります。
ストラクチャーデッキ-リボルバー-に収録された新規カードである「ヴァレット・トレーサー」と「アブソルーター・ドラゴン」の登場が大きく、その優秀な効果は展開力向上に貢献しています。
コンボパーツになるモンスターが少ないということからも魔法カードの割合が多めなデッキも珍しくないというのも特徴の一つです。
このデッキでは自分のコンボを成功させることでその後のデュエルの流れを掴めるので、確実にコンボを成功させるために「灰流うらら」等の妨害カードを「抹殺の指名者」で防ぐというケースも多く見られます。
またこちらでは「ドラゴンリンク」テーマについて詳しく紹介しております!
「閃刀姫」デッキ
魔法カードを駆使することによってアドバンテージを獲得することを得意としているテーマデッキです。
2019年7月の新リミットレギュレーションでは規制されていないものの、それ以前のリミットレギュレーションで規制されて弱体化しているテーマデッキでもあります。
弱体化してなお今では環境上位になっていることを考えると、それだけこのテーマデッキの持つポテンシャルの高さがうかがえます。
その特性から、デッキ内容のほとんどが魔法・罠カードもしくは手札誘発効果を持つモンスターになるのも特徴です。
「HERO」デッキ
「HERO」と名の付くモンスターを組み合わせ、融合モンスターを使ってビートダウンを狙うテーマデッキです。
こちらは環境上位というわけではありませんが、環境の中堅として着実と実績を重ねてきています。
「D-HERO」「E-HERO」「V・HERO」と最近のパックで連続強化されたことが活躍している主な要因になっており、リンクモンスターである「X・HERO」の種類が増えたことも各種「HERO」テーマを複合させやすくなった理由になります。
「M・HERO」や「E・HERO」と組み合わせるのはもちろん、「HERO」関連のカードは種類も非常に多いため同じ「HERO」デッキでも自分好みの組み合わせを採用して構築できるというのも長所です。
まとめ
7月の環境上位トップ3には「オルターガイスト」「ドラゴンリンク」「閃刀姫」がなりましたが、他のテーマデッキも大会環境で活躍しています。
前述もしたように優勝した実績が多いテーマデッキこそあれど、それ以外にも多くのデッキが大会で結果を残していますのでデッキの相性や運用次第では十分勝機も見えてくるでしょう。
2019年7月1日適用のものがそうであったように、大会環境はリミットレギュレーションと密接に関わっているので大会に参加するつもりがないという人も気にかけてみると良いかと思います。